二次創作小説(新・総合)

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Pokémon/OverDose
日時: 2019/12/04 16:12
名前: 祝福の仮面屋 (ID: mnPp.Xe.)

【ポケットモンスター】

縮めて《ポケモン》。
それは、不思議な生き物。
時に家族として、時に良き理解者として、そして時には【兵器】としても使われる。
舞台の名は、【ガラル地方】。



これは、三人の少年少女が広大なガラルを駆ける、成長の物語。

Re: Pokémon/OverDose ( No.1 )
日時: 2019/12/04 17:51
名前: 祝福の仮面屋 (ID: mnPp.Xe.)

ここはガラル地方、ハロンタウン。
ガラル地方最南に位置し、1番道路を通った先にあるプラッシータウンと繋がる事で、一つの町として機能している場所。そこには、まどろみの森と呼ばれる禁足地が存在する、そこにはポケモンを持たない者は入ってはいけない掟がある。
この地方では満12歳を迎え、パートナーポケモンを手に入れる事で、晴れてポケモントレーナーとして活動する事が出来る。

「私も…いつかあそこに行けるのかな…」

家の窓からまどろみの森を眺める少女、彼女の名は《ユウリ》。今年で15歳を迎える、期待の新人トレーナー候補だ。
とは言え、この地方でのトレーナーデビューの年齢は12歳だ、何故彼女が今までトレーナーにならなかったのかは、また後で。
何やら下から声が聞こえるが、彼女には聞こえていなかったのか、ユウリはぼうっとまどろみの森を眺めているだけだった。
そして足音は次第に近付き、ユウリの後ろで止まり………

「ご飯出来たわよ?」
「…うひゃあっ!?お!お母さん!?」

ユウリの母が食事の支度が完了した事をユウリに伝えて来る、そして母の存在に驚き、飛び上がるユウリ。
側から見れば、2人のやりとりはかなり微笑ましい構図だろう。

「ソーマ君もう来てるわよ?」
「え!?ソーマ来てるの!?」
「それ早く言ってよぉ!」

ユウリは慌てて着替えながら、駆け足で階段を降りて行く。一階のリビングに着くと、1人の少年がテーブルに座り自身が持って来た食事を食らって居た。

「よぉ、ユウリ」
「何でいつもの様に居るの?」

スプーンをユウリの方へ向け、ニッと片方の口角を上げる黒髪の少年ソーマ、そして何故いつもの様に家に居座っているのか、不満を口に出すユウリ。
この2人のやりとりも、側から見ればかなり微笑ましい構図である。

「そんで?お前、もうパートナーは決まったのかよ?」
「うっ…」

ソーマの一言にユウリが顔を歪める、その表情にソーマは「あっ…(察し)」と察してくれたのだが、容赦無く次の話題に移って行く。

「じゃあよ、先のプラッシータウンまで行かないか?あそこでチャンピオンと会えるらしいって聞いたんだ」
「…野生のポケモンいるじゃん、私達じゃ無理だよ……」

チャンピオンに会い、ポケモンを譲って貰う事を提案したソーマに対し、ユウリは顔を下に向け俯いてしまう。
「ユウリ…?」
と、ソーマは質問し彼女は顔を上げるが、目には涙が溜まっていた。涙をポロポロと零しながら、ユウリは口を開く。

「だって…ソーマはあの時だって…私を庇ってくれて、右目を見えなくしちゃったんでしょ?だから…行くなら私を置いてってよ…」

昔入ってしまったまどろみの森、そこで野生のポケモンに襲われソーマがユウリを庇った事で、右目の視力を失う重傷を負ったのだ。
事のつまり、ユウリがソーマに言いたい事は「私の為に無理しないで」と言う意味なのだが、ソーマは再び笑うと口を開く。

「あのなぁ、俺はそんな昔の事なんざ一々気にしてねぇよ。何よりあれは俺が弱かったからだ、それより早く行こうぜ。チャンピオンにポケモン貰いに行くんだろ?」
「いや、それってソーマが勝手に…」
「ええいうるせぇ!善は急げだ!おばさん、ちっと娘さん借りてきます!」
「あんまり遅くならない様にね!」

ソーマに手を握られ、家を飛び出すユウリ。物語は、ここから始まる。







episode1
「夢=ワンダーナイト」


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