七匹の◯◯ | 二次創作小説（新・総合）

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七匹の◯◯: 日時： 2019/12/27 22:46; 名前：生ブスカジ（ID: yLoR1.nb）; 息抜きの短編集です。

生暖かい目で御覧下さい。

Re: 七匹の◯◯ ( No.1 ): 日時： 2019/12/27 23:25; 名前：生ブスカジ（ID: yLoR1.nb）; 狼は復讐に燃えていた。

あの日、屈辱を味わされたあの忌々しい山羊の一家の子供達を今度こそ喰ってやろうとしていた。

仲間達の静止を振り切り、例の村の例の家に辿り着いた。

窓から様子を窺うと、7つの影が見える。この家で間違い無い。

狼は側の木箱の中に隠れて聴き耳を立てた。そして待った。　両親が出かけて、子供達だけになる時を。

その時がついに来た。

狼は石を投げて窓を破り、家の中に躍り出る。そして一匹に狙いを定めてー

視界がぶれる。

大きな岩を何度も打ち付けられる様な衝撃が体を何度も走り

気を失った。

狼は仲間の狼に助けられて、そして事情を知った。

自分は何をやったのか。

ヤギの一家は少し前に引っ越していたのだ。

じゃあ今あの家に住んでいるのは何の一家だ。狼は仲間に尋ねた。仲間の一人は苦虫を噛み潰したように言った。

［キリンの一家だよ］