二次創作小説(新・総合)
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- 六兆年と一夜物語(鬼滅の刃)
- 日時: 2020/03/14 17:00
- 名前: みの虫 (ID: 6EsUKF2V)
前置き;どうも!本当に久しぶりのみの虫です。今回は、いろいろな曲を入れて、書いていこうと思います!(今回は六兆年と一夜物語)ひらがなが多いですが前置き短めでやりたいな~と思っています。一章一ページ使います!では、気に入らないかもしれませんが、どうぞ!!
第一章;六兆年と一夜物語
、、、これは名もない時代の集落の名もない幼い少年の誰も知らないおとぎ話。生まれついた時から「忌み子」、「鬼の子」としてその身に余る罰を受けた、、、
「ここ、か。」
そう言って集落に入って来たのは、隊服を着て、狐の面をつけた男とも、女ともとれる容姿の隊員だ。実は、鬼滅隊の中である噂が流れていた。それを確かめるようにと命令を受けてたのがこいつ(花川 伊吹丸)だ。噂では、古びた寺の本堂だという。
「村の者に聞いてみるか」
この集落の家は、集落の入り口から約4Kmほど離れているらしい。伊吹丸が歩いていると、運良く右側に本堂が見えてきた。本堂に向かうと、中から小さな子供の泣き声が聞こえて来た。
(何だ?)
伊吹丸が階段を上がって、襖をゆっくりと開けると小さな、傷だらけの男の子が泣いていた。そこで、伊吹丸は、優しく、ゆったりと、
「こんにちは。君の名前を教えてくれるかな?」
そう、質問すると、男の子は、口パクで、
「ごめんね。名前も舌もないんだ。」
と言った。
(そうか、この子が噂の子供か。)
伊吹丸は、納得した。男の子が寒そうに震えていたので、伊吹丸が近づいて、片手に繋がった鎖を外してやった。そして、ぎゅっと、抱いた。男の子は、「どうして?」という顔をして伊吹丸を見ていたので、伊吹丸は、
「君は鬼の子じゃない。れっきとした人間だ。だから、助ける。」
そう言うと伊吹丸が言うと、男の子は、与えられてもいないはずの「涙」を流した。
「でも、村の者に見つかったら厄介だな、、、そうだ。少し目を閉じて。」
伊吹丸がそういうと、男の子は、素直に目を閉じた。男の子が目を閉じたのを確認すると、伊吹丸は、男の子の頭に手を置いて、目を閉じた。すると、男の子は光に包まれた。光が消えると、男の子は、小さな、この時代、この日本にいるはずのない、レッサーパンダになっていた。
「私について来るか?」
伊吹丸が聞くと、男の子、レッサーパダはこくりと頷いた。 (続く)