二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 戦闘中 トマトVS人類【完結!】
- 日時: 2020/07/03 12:39
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
前に建てたスレを再利用して、新作の戦闘中を投稿したいと思います。堕天使ヨハネの話は大人カキコの方に投稿してあります。
今回の戦闘中は一味違う!
ハンターはトマトの大軍!
奴らは転がる、襲ってくる。そして逃走者達を潰していく。
空から降ってきて潰してしまう!
自我を持った真っ赤な果実を相手に逃走者達は生き延びることができるのか!?
参加者一覧
西木野真姫
松浦果南
近江彼方
琴爪ゆかり
キラ星シエル
薬師寺さあや
来海えりか
ユニ
マリア
日暮熟睡男
亀仙人
カナディアンマン
スペシャルマン
アシュラマン
不動仁王
- Re: 戦闘中 トマトVS人類 ( No.3 )
- 日時: 2020/07/03 08:56
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
トマト「」ゴロゴロゴロゴロ…・・・
真姫「大きすぎよ!? 玉転がしの玉くらいはあるわ」
スペシャルマン「僕に任せて」
スペシャルマンは腰を鎮めて構えると、猛烈な勢いでトマトに衝突。
スペシャルマン「フットボールタックル!」
トマトは汁を飛び散らせ潰れ、動かなくなった。
トマト100個→99個
だが、スペシャルマンは倒れ、ピクリとも動かない。
彼も体当たりで全ての力を使い果たしたのだ。
スペシャルマン 脱落
だが、トマトは坂から何個も転がってくる。まるで転がるごとに大きさを増していく雪玉のようだ。
カナディアンマン「スペシャルマン。お前の犠牲は無駄にはしないぜ」
カナダの男は拳を握って震わせる。身長も体格も出身地も異なるスペシャルマンとカナディアンマンだが、彼らの間には確かな友情の絆がある。友が1個を潰したのなら、自分はそれ以上の数を仕留めなければ、友に合わせる顔がない。
カナディアンマン「うおおおおおーっ!」
人間を守るのは正義超人の本分と言わんばかりに参加者の前に立ち、彼らに背を向けると、たったひとりでトマトの巨体に立ち向かっていく。怪力で転がるトマトの勢いを止め、それを肩に担ぎあげてカナディアンバックブリーカー。
宙に舞い上がると、迫ってくるトマト目掛けて担ぎ上げたトマトを叩きつけた。
カナディアンマン「永久凍土落とし!」
トマト99→97個
カナディアン「捲土重来果たしたり!」
だがトマトも負けてはいない。砲丸のように飛び出した1個が宙に放出。
カナダの超人の腹に命中し、彼は白目を剥いて吐血した。
カナディアンマン「油断大敵だった、か……」ガクッ
カナディアンマン 脱落
トマト「」ゴロゴロゴロゴロゴロ
不動「一旦、引くぞ!」タッ
一同「了解」
本能的な危機感を覚えた皆は不動の指示に従い、退却を試みる。
だが1名だけ、反応が遅れたものがいた。
日暮「ZZZ……」
トマト「」ギューンッ
日暮「」プチッ
日暮熟睡男 脱落
オリンピックは2021年に延期となったので、彼は本領を発揮することができなかったのだ。
トマト 残り97個
参加者 残り12人
激闘は続く。
- Re: 戦闘中 トマトVS人類 ( No.4 )
- 日時: 2020/07/03 09:00
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
琴爪ゆかりは髪を触り、キラ星シエルは爪を噛み、トマトによって破壊されていく街を見つめる。ここは彼女達の住む街なのだ。それをいきなり悪の科学者の標的にされ破壊されている。悔しく、怒りが湧き出ている。最初は遊びと思ったが、実は違う。この戦闘中は人類とトマトによる戦争なのだ。
隕石のように降り注いでは建物を押し潰すトマトの行為に我慢の限界を迎えた両者は、不動の静止を振り切り、外へ飛び出す。そして、プリキュアに変身。
マカロン「キュアマカロン、出来上がり!」
パルフェ「キュアパルフェ、出来上がり!」
変身したふたりを管理人室から観察する者があった。
トマトの発明者であるハゲピカ・チビボテ博士だ。
その名の通り両側頭部に白髪を残した以外は頭に髪の毛は無く、仏頂面で青白い肌をしている老人だ。彼は半分が機械の身体をしており、両腕や両足はメカニカルで自在に伸縮できる。冷たい指でコツコツで画面を叩き、呟く。
ハゲピカ「プリキュアだと? 伝説の戦士だかなんだか知らんが、わしの悪魔のトマトの相手じゃないわい」
マカロン「マカロン・ジュリエンヌ!」
刃を生やしたヨーヨーで攻撃するマカロンだが、トマトは表皮が破れ、汁を飛ばすだけで僅かなダメージに過ぎない。
マカロン「なんて硬い皮なのかしら。きゃあっ!」
大砲のように撃たれたトマトに左右から潰され、マカロンは撃墜されてしまう。
キュアマカロン 脱落
パルフェ「マカロン、あなたの犠牲は無駄にはしないわ」
パルフェは背中に生えた翼で空を縦横無尽に飛行しながら、下から攻撃してくるトマト同士を衝突させて墜落させていく。
トマト残り97個→90個
けれどトマトも馬鹿ではない。4個が同時に飛び上がり、四方から攻めてくる。
前方後方、上下からの同時攻撃には俊敏さを持ち味としているパルフェも対抗できず、倒されてしまった。
キュアパルフェ 脱落
ユニ「状況は厳しいわね」
マリア「私が行きますわ」
マリアが待機場所から一歩前に出た。
トマト「」ゴロゴロゴロゴロゴロ……
トマトが転がってくるがマリアは打撃と蹴りで応戦。
彼女(彼?)の拳や脚は鋼鉄の扉さえも破壊する威力がある。
トマトは回し蹴りを受け、両断される。続けて拳を見舞い、トマトを粉砕。
けれど、その代償は大きく両手は血塗れ、右足は真っ赤に腫れ上がっていた。
唇を噛みしめ、激痛を堪えるマリアにトマトの魔手が迫る。
覚悟を決めた彼女は涙目で振り返り、残った皆に言葉を紡いだ。
マリア「これで少しは役に立てましたわ……」ガクッ
マリア 脱落
残り9人
トマト90→87個
- Re: 戦闘中 トマトVS人類 ( No.5 )
- 日時: 2020/07/03 12:38
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
不動「このままでは脱落者が増えるだけだ。俺に策がある」
アシュラマン「知恵のないお前がどんな策を生み出すというのだ」
不動「果実を止める方法は2つ。元々奴らは単なるトマトで、それを科学者が巨大化させたのだから、反対に縮小させる方法もあるはずだ。だから、それを見つけるか、張本人である科学者を倒すかだ」
えりか「やるっしゅ!」
不動はまず、亀仙人、アシュラマン、薬師寺さあやを指さし。
不動「3人はトマトを食い止めてくれ」
そして、えりか、果南、真姫を指さし。
不動「お前たちはトマトの縮小方法を探してくれ」
果南「りょーかい!」
不動「俺と残りのガキふたりで、博士を往生させてやるッ!!」
ユニ「ガキじゃなくてユニ、ニャン」
不動「ガキはガキだ。一つではなく、三つの策で攻める」
真姫「成功したら?」
不動「俺たちの勝ちだ」
真姫「失敗したら?」
不動「全滅だ」
不動の作戦に皆は同意した。普段は力任せであまり頭脳を活かした作戦などは不得意とする彼だったが、残ったのが9人だったこととうまく役割分担をしたことが皆の理解に繋がったのだ。全員は一斉に待機場所から飛び出し、三方向へと別れた。トマト殲滅作戦がはじまったのだ。
亀仙人は上着を外し、筋肉隆々の本気モードになると両腕を構える。
さあやもキュアアンジュに変身。
アシュラマンも竜巻地獄の構えをとった。
亀仙人「かめはめ波―ッ!」
アンジュ「ハートフェザー!」
アシュラマン「竜巻地獄!」
青い光線と竜巻の波状攻撃が次々とトマトを消滅させていく。
そして水色のバリアがトマトの進行を押しとどめていた。
トマト 残り 87↓57
しかしアンジュのバリアは脆く、アシュラマンの竜巻地獄も亀仙人のかめはめ波も疲労困憊し、もう発動することはできなかった。バリアは破壊され、3人はトマトに潰されてしまう。
亀仙人 脱落
キュアアンジュ 脱落
アシュラマン 脱落
えりか「トマトを止めるったってさあ、どうすればいいわけ~!」
果南「だから、それを探しているんだってば」
真姫「そんなに簡単に見つかったら苦労しないわよ」
えりか「植物って音楽を聞かせると成長するって聞いたことあるけど、あの怪物トマトも音楽を聞かせられたのかなあ」
果南&真姫「それだ!」
えりか「へ?」
果南「音楽で大きくなったのなら、音楽で小さくすることもできるはず!」
えりか「そっかー」
トマト「」ゴロゴロゴロゴロ……
えりか「来たー!」
果南「ここは私たちが食い止めるから、真姫はピアノを探して演奏して!」
えりか「なんであたしまでー?」
果南「伝説の戦士なんでしょ!?」
えりか「そうだけどー!」
不満を露わにするえりかを気にせず、トマトに立ち向かっていく果南。
ふたりの協力に溢れそうになる涙を堪えつつ、真姫は走る。
真姫が目指していたのは放送局だった。急いで入ると機材を動かし、マイクを持つ。そして、持ち歌でもある「愛してるばんざーい!」を熱唱。
すると、どうだ。エリア内で猛威を振るっていたトマトが一斉に縮小化。元の安全なトマトへ戻ってしまった。
トマト残り57↓0個
トマトは全滅した。だが、えりかと果南も力を使い果たし、倒れてしまう。
管理人室ではハゲピカ博士がモニターで外の様子を伺い、目を血走らせ激高していた。
ハゲピカ「わしのトマトが! おのれぃ!」
怒りで吠えていると、背後から人影を感じた。振り返ると、そこにはユニ、彼方、不動の3人がいた。
不動「お前の下らん作戦も終わりだ。俺が往生させてやるッ」
ハゲピカ「そううまくいくかな」
博士はロボットアームを伸ばし、彼方とユニにパンチを見舞って昏倒させる。
ユニ 脱落
近江彼方 脱落
ハゲピカ「わしの力を思い知ったか」
不動「存分にな。だが、今度はガキ、貴様が俺の怒りを思い知る番だ!」
不動は怒っていた。スター流を強襲されたこと、仲間を集め戦闘中を開催する手間、そして仲間を次々と脱落させられる全ての元凶である老科学者に。
不動「言ったはずだ。往生させてやる、とな」
ハゲピカ「やれるもんならやってみるがいい!」
それがハゲピカの最期の言葉となった。一撃で胴体を貫かれ、爆発。
スター流を追い詰め、参加者を窮地に追い込んだ男は実にあっけなく倒された。
不動仁王 西木野真姫 優勝
不動「今回の戦いはお前の参加なくして勝利はあり得なかった。約束通り、願いを叶えてやる。なんでも言え」
真姫「恩人に対して随分尊大な言い方ね。でも、まあいいわ。私の願いは1つだけ。力石君にもう1度だけ、会いたい」
不動「その願い、朝飯前だ」
真姫は1日限定で蘇った力石と幸せなひと時を過ごした。
こうしてトマトの恐怖は完全に断ち切られたのだった。
おしまい。
- Re: 戦闘中 トマトVS人類【完結!】 ( No.6 )
- 日時: 2020/07/03 18:54
- 名前: ウィオ (ID: T0oUPdRb)
ウィオです!
完結おめでとうございます!
ハンターがトマトとは驚きですね……面白い設定だと思います!←
トマトたち、強いですね……;
多くの人たちがトマトでやられていく中、
不動と真姫ちゃんは生き残って優勝しましたね!
お二人ともおめでとうございます!
では!
- Re: 戦闘中 トマトVS人類【完結!】 ( No.7 )
- 日時: 2020/07/03 19:45
- 名前: モンブラン博士 (ID: daUscfqD)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ウィオさんへ
ありがとうございます!
今回はハンターをトマトにしてみました!喜んでいただけて嬉しいです!!
不動と真姫は生き残りました!
感想感謝です!
Page:1 2