二次創作小説(新・総合)

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アンダーテール1
日時: 2020/06/22 19:51
名前: 犬小説家 さくもち (ID: 2H8l6W4S)

「ここがイビト山か...」
青々とした大きな山を見上げ私は呟いた。太陽は輝き、風は凪ぐ。こんな素晴らしい日に、誰が自殺など図ろうものか。
「どのくらい痛いんだろう」
頂上に登り、ぽっかりと空いた穴を見下ろす。

「考えるだけ無駄か。」




気付いた時には、私は真っ暗な世界で黄金に輝く花の山の上にいた。
「ここは...どこ...?」
冷たい壁をつたって真っ暗な道を進む。やがてそこにはドア?のようなものがあった。それをくぐるとそこは生暖かかった。まるでさっきまで誰かがいたような......

黄金の花がいた。

「ハロー!僕は『フラウィ』!お花のフラウィさ!」
単調な口取りでこちらに話しかけたのは、黄金の花だった。先程の黄金の花の山とは違い、1輪&喋る花だった。その花は続けた。
「君、この世界は初めてのようだね。僕が、この世界のルールを教えてあげよう!」
フラウィは白い丸いものを取り出した。 
「これは友情のカケラさ!こうやってカケラを出来るだけたくさんとってね!」
「カケラはこんなふうに『なかよしカプセル』に入れて渡すんだ」
フラウィはカケラを投げてきた。
「さぁ!とってとって!!」
恐る恐る私はカケラに近づいた。

バチッ!!

「!?」
カケラに触れたとたんに私は大ケガを負った。
フラウィは不適な笑みを浮かべ、先程とは全く違う口調で喋り出した。
「バカだね」
フラウィの言葉が心に刺さる。
「この世界は ころすか ころされるか だ。」
カケラと称された弾幕が私を囲んだ。
「こんなチャンスをのがすワケ無いだろう!!」

「『しね』」

フラウィは高らかに笑い狂った!
もうだめだ。『今度こそ』死んでしまう。
私はぎゅっと目をつぶった......!!