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二次創作小説(新・総合)
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- あやれいむ
- 日時: 2020/09/13 11:42
- 名前: 塩パン (ID: 7ZQQ1CTj)
「どうも~!毎度お馴染み文々。新聞でーす!!いつもご愛読、有難う御座います!」
「…」
眩しい程の営業スマイルを見せる新聞記者に向けて博麗の巫女、博麗霊夢は無言でお札を放った。
「おっと」
しかしその新聞記者は、霊夢がそうする事を見透かしていたかの様に素早く避ける。
「流石は天狗ね。」
「正確には鴉天狗ですよ。さ、さ、早く新聞受け取ってください!」
「…これを受け取ってくれたら良いけど」
霊夢は新聞記者にハート型の包みを差し出した。
「霊夢さん、これは?」
「早苗から聞いたんだけど、今日は ばれんたいんでー?って日らしいの」
「…ほう」
「その日は好きな人にチョコを渡すんだって。だから、これ…!!私は新聞よりも、文の愛が欲しい…から…」
文は暫く無表情で話を聞いていたが、霊夢が話し終えた途端に笑顔を見せた。
「私は、その日を知らないわ。だからチョコなんて持ってない。でも…」
ギュッ…
「貴女を愛する力はいつでも持っているのよね」
急に新聞記者としての仮面を外した文に、霊夢は顔を赤くした。
「いつもキツい事言ってるけど、霊夢が私を大好きなのは判っているからね」
「なっ…?!だ、だいす…」
「では、少し家にあがりましょうかねぇ」
「え?ちょ、文ーーー!!!部屋汚いのにー!」
幻想郷は今日も愛に溢れています。
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