二次創作小説(新・総合)
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- マジカルストーリーII-Pokemon&FFVII-④
- 日時: 2020/09/13 15:51
- 名前: 3104 (ID: pkqC5ORU)
3104:お久しぶりです3104の狂った小説タイムへようこそ
アマノカナタ:タブレットの使用禁止令が出たのでしばらく書けませんでした…すんません
ユウザキマコト:ほんとほんと、3104のお馬鹿
ユウザキルリ:今はお婆ちゃんのスマホで書いてますけど…ピアノのレッスンするのは一週間に一回ですので
3104:不定期投稿となります!キラッ
休日トリオ:キラルな!
3104:まあまあ。いつものテンションでいきましょうよ
- Re: マジカルストーリーII-Pokemon&FFVII-④ ( No.1 )
- 日時: 2020/12/01 21:01
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: WbsCzxu6)
曇天の下で
仲間をおいて忘らるる都を一人彷徨っていたクラウドは、空を仰ぐ。
…何も無い。いつもの曇天である。
クラウドは晴天というものをほとんど見たことが無い気がする。‥別に名前は関係無いが。
…今頃、みんなはどうしているだろうか。自分を探しているのだろうか。…それとも、気づいていないのかもしれない。(単純に、クラウドは影が薄い)
「…よかったんだろうな、これで…」
もう、自分のせいで死んでしまう人間が出てはいけない。失った時は、取り戻せないのだから。
「……エアリス…」
名を呼ぶ声に、返答する者はもういない。いくら嘆いても意味なんてない。
…すべて、オレのせい…。
「……オレの、弱さの…。…なぁ、どうしたらいいんだ?」
問いにも答えは出ない。
クラウドは目を細めた。あの時のことを思い出すと、不思議と泣けてくる。それでも涙を流さないのは、冷めた性格故だろう。
「……」
☆
クラウドを探し始めて、早一時間。池の畔から、エアリスの祈りの場所、そしてその周辺の広い範囲をくまなく歩き回ったが、クラウドはどこにもいなかった。
「……クラウド!」
「いないネ」
ユリーカとユフィが池の畔で話す。二人とも、もう諦めかけている。
「……もう……あいつったらどこいったの?」
「オレ達、向こうを探してくるぜ」
「私も行く!」
「なら、僕は……ユリーカについて行きます。」
「よっしゃ!なら、もっかい探してみるか!」
ケット・シーの一言で、サトシたちは二手に別れてクラウドを探し始めた。
☆
一方、こちらはクラウド本人である。
先ほどまで休んでいた場所をかなり歩いた。今は、石造りの教会のような所を歩いている。
「……」
「……クラウド」
「……!!」
聞き覚えのある声に、クラウドはバスターソードを抜いた。
もちろん、その声はセフィロスである。
「セフィロス!」
「よせ、今は戦うつもりはない。剣を下ろせ」
「……なら、なぜ来た?」
「今お前と戦っても、勝負はつかない。」
……理解できない。クラウドはとりあえず、指示に従うことにした。
「……それで」
「……お前は仲間を追い込んでいる」
「……」
「……今のお前の仲間は、私に襲われても勝てない。」
「……でも、オレがいれば……」
クラウドは下を向いた。敵にそんなことをいわれるなんて、思いもしなかった。
セフィロスはこういう奴なのだと、今改めて思う。
「仲間の元に戻れ」
「……」
聞く耳を持っていないようだ。
セフィロスは仕方なく、鞘ごとの太刀で、クラウドの頭を殴った。
「……少し、頭を冷やせ」
続く
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