二次創作小説(新・総合)
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- マジカルストーリーII ~Pokemon&FFVII~ 6
- 日時: 2021/01/02 19:44
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: WbsCzxu6)
3104:どうも、クリスマスプレゼントの聖剣伝説3がもう後半まで進んだ3104です
ユウザキマコト:聖剣伝説2はかなり前にクリアしてます
ユウザキルリ:スライムごときにかなり苦戦してましたユウザキルリです
アマノカナタ:3104の妹はセーブデータを間違えて削除してわんわん泣いてました、正月の忙しさに翻弄されるアマノカナタだぜ
3104:さて、今回はクラウドさんをジェノバ・LIFEと戦わせていきます
休日トリオ:一週間位間開けて投稿するくせに
3104:ガンガン、ブンブン、ジェノバをボコボコにしていきます
休日トリオ:はいはいガンバ
- Re: マジカルストーリーII ~Pokemon&FFVII~ 6 ( No.1 )
- 日時: 2021/01/28 20:40
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: WbsCzxu6)
⑥強さと弱み
次の日、一行は忘らるる都を出た。シトロンとティファが「まだ休んでおいた方が」とクラウドに注意したが、本人は「興味ないね」と流した。
エアリスのことは、ここに置いて行きたいと、クラウドは思っている。もっとも、忘れたいとは思っていないが。
「……行き先はどこだ?」
ミッドガルだと、ティファが言う。
「……そこにセフィロスはいるんじゃない?」
「……ミッドガル……思い出したくないな……」
クラウドの呟きに、ユリーカは問う。
「どうして?」
「……嫌なものは嫌だからだ」
ティファにも訊こうと思ったが、その表情を見て、やめておいた。
何か嫌な思いででもあるのかな……。
☆
神羅カンパニーのビルの上に、キラッと光る何かがあった。
それを見上げる一同。
「……何だ……あれ……」
サトシの一言に、クラウドは上を向いたまま言った。
「…………がれ……」
「……えっ…」
「……下がれ!」
決死の叫びに一同が急いで下がると、クラウドはバスターソードを抜き、ビルの上をキッと睨みつけた。
一同が見守る中、光は動く。光は、セフィロスの太刀だった。
そのどろりとした金属光沢が、クラウドへと向かう。クラウドはそれを、バスターソードで振り落とした。
「……お見事だ」
「……セフィロス……!」
上から目の前へと降り立ったセフィロスは、最後に一言だけ言い、姿を消した。
「……私を追うなら、そいつを倒すんだな」
「……そいつ……?」
ケット・シーの問いにも応えぬうちに、そいつは現れた。
ジェノバ・LIFEが。
ジェノバは、サトシとセレナに向けて、攻撃を始めた。
「……危ない……!」
それに気づいたクラウドが、慌てて二人の前に飛び出す。ジェノバの攻撃が、クラウドに当たった。
「うっ!」
「クラウド!」
「大変っ」
吹っ飛んだクラウドが起き上がらない。心配したサトシとセレナ、ユフィは、他の仲間に攻撃を頼み、クラウドに駆け寄った。
「大丈夫か?」
「……お前は……?……無事……か……?」
反応が、ちゃんとあった。しかし様子がおかしい。顔色が悪く、空色の瞳も虚ろだ。ただの斬撃のはず……クラウドは、セフィロスの太刀にやられても起き上がる強い人間のはずなのに。
そんなサトシの思いにも、ジェノバは目もくれず攻撃を続ける。ユフィが、サトシを庇った。
「……!」
「……平気よ!それより、こいつの攻撃……毒か……。クラウドが起きないはずだわな」
「毒……ユフィは?大丈夫なの?」
心配そうなセレナに、ユフィは得意げに言った。
「心配しないで。仮にもあたしは忍者……毒に慣れる訓練くらいやってるよ。しかし……しつっこい!」
ユフィは背中の大きな手裏剣を投げた。ジェノバに当たる。セレナも一緒に攻撃を始め、サトシはクラウドの様子を見た。隣でピカチュウが電撃を放つ。
「……クラウド、ごめん……オレのせいで……」
「……」
もはや反応がない。怪我の上から毒では、仕方ないかもしれないが。
「……冷たい……」
クラウドの体は、水のように冷たかった。息も浅く、目も開けない。それに、震えている。
「……寒いのか……?」
「……」
応じない。サトシはその体を優しく寝かせ、ピカチュウに指示を出した。
「……ピカチュウ、あいつに『エレキボール』!」
「ピカ!チュュウ~ピッカ!」
ピカチュウの『エレキボール』がジェノバに着弾、爆発した。
「……ピカチュウ!」
「サトシ、クラウドは?」
「無事だ!でも、急がないと!」
ユリーカとティファに、サトシは言った。シトロンの攻撃に続いて、ケット・シーの鋭い爪がジェノバに当たる。さらに続いてティファの蹴りとパンチがジェノバを襲う。
ジェノバは、力尽きたように消えていった。
☆
クラウド……!クラウド……!!
誰かが呼んでいる。少年の声だ。
「……うっ……」
「……クラウドッ!よかった……!ごめん……オレのせいで……」
目を開けたとたん、抱きつかれた。もちろんそれはサトシである。
抱きつかれた衝撃でクラリとよろけ、クラウドは起こしていた体を再び倒した。
「……大丈夫か?」
「……あ……ああ……お前は…?」
「……オレは平気。セレナも大丈夫だ。お前、本当に強いんだな。スゴいや!」
「……オレは強くない……」
下を向くクラウド。サトシは戸惑い、ティファを見た。
ティファは何も言わない。
「……オレは強くない……。力は強いけれど……心は弱いんだ……」
「……クラウド……もう寝よう?……サトシも」
ティファに言われ、クラウドは黙ってベッドに潜り込んだ。
もうみんな眠っている。ティファに心配させたくないのだろう。
ミッドガル伍番街、宿屋。重苦しい空気を押しのけて、また明日はやってくる。
続く
- Re: マジカルストーリーII ~Pokemon&FFVII~ 6 ( No.2 )
- 日時: 2021/01/09 23:08
- 名前: 謎の女剣士 ◆7W9NT64xD6 (ID: C2h0WdVv)
初めまして。
私も後程、似たようなお話を描こうと思います。
古代種の都、悲しいですよねぇ。
私は、ティファまで傷つけられたら寂しいですよ。
思い出しただけでも、涙が止まりません。
今年も宜しくお願いしますね。
それでは。
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