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二次創作小説(新・総合)
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- パステルカラー
- 日時: 2021/01/11 23:30
- 名前: rain (ID: YrQV5zvB)
椎名「おはよ、真衣」
真衣「あ、椎名。おはよー」
何か劇的に変わると思っていた中学校生活は、思えば少し窮屈のような気がした。
小学校時代、同級生5人。本当に仲が良すぎて、不満も陰口さえもなかった。
途端に44人に増えた同級生との日々が重い、重い。初めはきっと誰もが楽しくて。手探りで仲間を
増やしていくうちに相手を爪で抉ってしまう。そうやって、その傷から仲間割れが生じる。
名月 真衣。 中学1年。もうすぐで半年が経つこの学年が楽しくも、面倒くさい。
県立雨戸川中等教育学校。全校生徒378人の中高一貫校に入学した頃には思っても
いなかっただろう。
それでも私は運のいい方だ。クラスのみんなからは慕われ信頼される。悩みだって聞くし、人使いは
荒くない方だ。寧ろ相手の声を尊重してる。先生からも支持を集める程。だからこそクラス級長にもなって
いる。有難い。
椎名「ホント、最近は大変だねぇ〜」
ちなみにこの人はかれこれ10年ほどの付き合いになる同級生の高木 椎名。結局幼馴染が一番だと思う。
真衣「マジでそれなぁぁ!! なんかあったら助けてーーー」
椎名「ごめんそれはわからん」
2人で教室に入って行ってその後はほぼほぼ話さないと思う。『新しいオトモダチ』がそれぞれに
いるから。
……てか、こんな暗いお話じゃないからね。これはきっと、今しか体験できない、私達の物語だ。
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