二次創作小説(新・総合)

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MM逃走中 イグニスの出られない1日(完結)
日時: 2021/06/13 12:50
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

『底知れない愛は結界より強固ということを、今日オレは知った。 』

メタルメイドウィンです

これは逃走中同時3作企画『ナントカ三術将編』という頭おかしいネタの1つです
【ジーンの気付かれない1日】【メアトの眠れない1日】と一緒にどうぞ


『同時企画の特徴』
・一部逃走者が違う
・シナリオが違う
・捕まる人が違う
・ミッションは同じ


【逃走者】

1 たくっちスノー(マガイモノ)

2 宅地雪(オリジナル)

3 松山那雄宏(寄生ジョーカー)

4 デーリッチ(ざくざくアクターズ)

5 激震のドボルコトル(ディスペクター?)

6 ルイージ(スーパーマリオ)

7 レオン・エストマン(トラウマ*トラウム)

8 白坂洋子(新約・帽子世界)

9 神山トウノ(???)

10 スターアベネス(ネガイモノ)

11 神山飛羽真(仮面ライダーセイバー)

12 新堂倫太郎(仮面ライダーセイバー)

13 桜井彩月(スマブラ戦記)

14 虎伏天夢(スマブラ戦記Another)

15 ジーン(ナントカ三術将)

16 マルコ(嘘喰い)

17 ユージン(攻略本を駆使する最強の魔法使い)

18 たくっちスノーのオーダイル(ポケットモンスター)

19 雪大王フブキ(時空ヒーロー)

20 六悶寺紅夜(オリジナル)

21 餅兎ユーニアス(作者枠、DMから)

22 月詠(作者枠) >>3

【舞台】
魔王城

【賞金】
500万円

【見どころ】
・新キャラ!狂犬?あるいは忠犬?戦士マルコ登場!
・謎の生物!ディスペクター登場!
・三術将に訪れる危機とは!?

Re: MM逃走中 イグニスの出られない1日 ( No.40 )
日時: 2021/06/12 13:59
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: ET0e/DSO)

たくっちスノー
「お前………ああ、その言い草、逃走中内で情報が流れてる愛状術士ってあんたか?」

「そうよ、愛によって世界を変える、私こそ愛状術士のオトメ!!」

松山
「ああ、一方的にウザいウザい愛を押し付けてくるって言う例の」


「何よその言い草!女は結婚してこそ幸せになれるものなのよ!」

たくっちスノー松山
「「それは絶対ない」」

松山
「だいたいその結婚厨女がノコノコ何しに来た?」

オトメ
「せっかく愛されるようにしたのに意外とつまらない男だったから………」

たくっちスノー
「まぁあの言い分はイグニスの方が正しいしな」

たくっちスノー
「俺は微笑ましいよ?花嫁修業、立派なレディになるのなんて」

オトメ
「いいのよ女は男に頼ってれば」

たくっちスノー
「あっこいつ1番の女の敵だ」

松山
「SNSにいるよなこういう権利めちゃくちゃ主張するくせに自分は何も行動しない奴」

たくっちスノー
「結婚しても1年や2年で離婚言い渡されるタイプの女だ…………」

松山
「直ぐに冷めて簡単に浮気しそうだよな」

オトメ
「聞こえてんですけど?」

たくっちスノー
「聞こえるように言ってんだもん」

松山
「ま、要はこいつのせいなら殺せば解決するな」

たくっちスノー
「おい、いいのか?」

松山
「無関係の俺に危害を加えたからこいつはもう立派な時空犯罪者だ」チャキ

たくっちスノー
「普段無関係なやつ痛めつけてる男の言うセリフじゃない」

オトメ
「あ……貴方なんなの!?モテたくないの!??」

松山
「女とか総じて弱いしワガママだし金かかるし死ぬほどいらねぇ」

松山
「別に俺エージェントだから結婚しなくても遺伝子操作云々でガキ作る手段あるしな」

たくっちスノー
「ある意味お前も可哀想だな、こんなサイテーなケダモノに目をつけられた時点で………」

たくっちスノー
「まぁイグニスに連絡入れるけど」


ーーーーーーーーーーーーーーー


たくっちスノー
【イグニス】

イグニス
「どうした」


たくっちスノー
【いたよ、愛状術士】


イグニス
「!」









50:00

イグニス
「すぐ行く」

Re: MM逃走中 イグニスの出られない1日 ( No.41 )
日時: 2021/06/12 17:28
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

48:57


たくっちスノー
「さて、こいつをどうする?」

松山
「決まってんだろ?殺す!!!」

たくっちスノー
「らしいぞ?」

オトメ
「ひいい」

たくっちスノー
「マジで終わったな、お前」


「たくっちスノー!!」

たくっちスノー
「おう、来たか雪」


「ねぇ、この騒動は…………」

たくっちスノー
「例の探し回ってるやつが見つかってな」

松山
「クソ生意気だから今殺してやるところだ」

たくっちスノー
「というわけだ」


「いや、待って!いきなり殺すのはダメだって!」

松山
「でもこいつ時空犯罪者だ、今そうなった」


「時空犯罪者でもいきなりやるのはダメだから!!」

オトメ
「なに………なんなのこの人………ねぇ、貴方女でしょ?なんで好きにならないの?」


「ごめん、私は海斗君一筋だから………」

オトメ
「えっ、そんなのあり?」


「時期にイグニスさんも来るよ」

オトメ
「…………あの男ね」


「というか、なんでおちおち普通にやってきたの、捕まるのに」

たくっちスノー
「想像してたのと違うんだってさ」

オトメ
「男って女に好かれたらそれで幸せなものでしょう?」


オトメ
「分からないの、あの男は何が気に入らないの?こんなに女性に囲まれて、幸せじゃないの?」

たくっちスノー
「……………」

松山
「だってよ」



「心からそう思ってる?思っているなら…………」



「…………貴方は、とても可哀想な人だ」


「貴方って、そうやって男たちを好きにさせてきたの?」


「だとしたら、女の人は可哀想だ」

松山
「俺も同意見だ」

松山
「だってよ、何も疑問も持たず恋を受け入れてぬか喜びするような………」


松山
「後先考えてないアホでクソみたいな男に好かれるわけだからな」

オトメ
「っ!?」

たくっちスノー
「ジーンから電話で聞いたよ 」

たくっちスノー
「あいつは結婚した先のことまで考えていた、相手が自分に何ができるかまで考えてたし、メアトもイグニスに並ぶために努力してる」


たくっちスノー
「なぁ、愛状術士」


たくっちスノー
「人を好きにするのもされるのも勝手だけど」



たくっちスノー
「あんた、ノータリンにばっか好かれて嬉しい?」


オトメ
「………………」


「違うよ」


「この人、見た目はいいし男は簡単に釣れるよ、もどきさんみたいなの」

たくっちスノー
「わかる」


「でも、わざわざ愛状術士、意図的に何もせずとも好きになれる技術を得られるようにしたということは‥‥‥」


松山
「おい雪、ハンター来た」

メタルメイドウィン
「逃がしませんわ!!」

たくっちスノー
「おっとやべぇ、んじゃこのへんで失礼するか」


「いいの?」

たくっちスノー
「ああ、どの道あいつは好きなように動けない」


Re: MM逃走中 イグニスの出られない1日 ( No.42 )
日時: 2021/06/12 21:54
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

45:27

イグニス
「‥‥‥‥‥見つけた」


オトメ
「‥‥‥‥…………」

イグニス
「ようやく姿を現したか………オレに掛けられた呪いを解いてもらう」


オトメ
「…………一つだけ聞かせて」

イグニス
「なんだ」

オトメ
「私は………唯一生き残り、祖父の代まで影に生きてきた愛状術士の一族」

オトメ
「愛することって………男は女に好かれたら、それで満足すると思っていた」

オトメ
「少なくとも貴方はそうじゃないの?」

イグニス
「…………」


イグニス
「その通りだ」


オトメ
「…………………………なら、どうにもならない」

イグニス
「何?」

オトメ
「愛状術士の呪いを解く方法…………そんなもの、【ない】のよ。」

イグニス
「ない?」

オトメ
「その通り、愛状術士が封じられた理由………それは【呪いが解けない】からなの」

オトメ
「大して問題はなかった、当人にとってはむしろ解けなくてもいいものだから」

オトメ
「むしろ、貴方みたいに拒む人の方が珍しい方なのよ」

イグニス
「オレのように受け入れられない奴はどうしていた?」

オトメ
「……………」


イグニス
「そのままか………これほど無責任では魔王様の一族が禁ずるのも頷ける」

オトメ
「だって、だって本当に分かんないのよ!!」

オトメ
「美人の女の子に好意を持たれるのよ!最高じゃない!それがどんなに幸せなことか、振り向いてもらえるのか………」

イグニス
「……………そんな考えでいられるのは結婚する前までだ」

オトメ
「結婚してない癖にオトナみたいな発言しないでよ」

イグニス
「そもそも結婚まで行く恋愛は大人の行為だということを忘れるな」

イグニス
「子供のような遊び感覚の愛とは違う」

オトメ
「…………………」

イグニス
「それより………呪いの解除方法は本当に存在しないのか」

オトメ
「ないわ、というより…………誰もやったこともないわ 」


オトメ
「…………………」

イグニス
「…………それは仕方ない」

イグニス
「無いなら今ここで作るしか無さそうだ」


オトメ
「…………えっ?」


Re: MM逃走中 イグニスの出られない1日 ( No.43 )
日時: 2021/06/12 22:22
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ジーン
「イグニス人形発射!!」ポーーーン


そして、イグニスの人形が城からあちこちへと発射され、女性たちはそれを追って離れていく


イグニス
「ジーン、愛状術士を捕まえた」

ジーン
「上出来です、魔王様を呼んできますのでそこで待っててください」


オトメ
「…………」

イグニス
「あの女性の群れはお前がやったのか?」

オトメ
「愛状術士の………所謂必殺技ってやつ、ある男が近くの女性だけじゃ満足出来なくて世界中の女とハーレムしたいって言い出した」

オトメ
「そして生まれたのが全ての女が好きになるハーレムドーンっていう魔法」

イグニス
「城の中の女性に効いてないのは?」

オトメ
「…………さあ?そこまでは分からない」

イグニス
「都合のいい愛状術だな…………」


魔王
「イグニス、愛状術士を見つけたそうだな」

イグニス
「はい、この通り」

魔王
「さて………私の言いたいことは分かるな?」

イグニス
「いえ、それについてですが…………」

…………

ジーン
「戻す方法がないとは………」

オトメ
「だって、戻すことなんて想定してなかったから…………」

ジーン
「貴方ねぇ………研究者としてそれはどうかと思いますよ」

オトメ
「…………」

魔王
「それで治す方法を1から作るというわけか、やってみる価値はある」

ジーン
「私としても気になっていた事がひとつ」

ジーン
「あなた自身、愛状術士がその人を好きになることってあるのですか?」

オトメ
「………ある、あるけど………ないよ、私は」

ジーン
「ない、というと?」


オトメ
「…………………その、実は、私……………」









オトメ
「…………男、なの」

イグニス
「……………」

ジーン
「は?」



ジーン
「ええええええええええええ!!?」

イグニス
「何故そんなものを?」

オトメ
「…………愛状術士のしきたり、のようなもので」

オトメ
「愛状術士は本来女性しかなれないけど、一族と術士が潰えない為に………男でも女装をして術を広めていたのよ」

オトメ
「私のおじいちゃんもお父さんも、今でも女装してるし街を出歩いている」

ジーン
「恐ろしい一族だな!?」

Re: MM逃走中 イグニスの出られない1日 ( No.44 )
日時: 2021/06/12 23:41
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

魔王
「…………私からも意見を」


魔王
「何故、私に近づこうとした?」

オトメ
「…………家族全員が」



【愛状術士の力で魔王にハーレムさせてやれば、見直して許してくれるはずだから】


オトメ
「と言っていたので」

魔王
「…………私の先祖もとんだ馬鹿物を野放しにしていたようだな」

ジーン
「ええ………この人には悪いですが、だから滅んだとしか言いようがないくらいです」

イグニス
「まずその家族が何処にいるのかを話すんだ」

オトメ
「…………やっぱり、全員裁かれるの?」

ジーン
「当然ですよ、禁忌たる術ですから」

オトメ
「うーーん、でも、確かあの家って…………おじいちゃんお父さんが女を何回入れて………」

ジーン
「はい有罪!!もう考える余地もない!!潰しに行ってきます留守番よろしく!!」

イグニス
「ああ」

バタン

魔王
「こういう時判断が早いのが奴のいいところだ」

イグニス
「愛状術士に勝てるかどうか、だが」

オトメ
「あ、そこは大丈夫よ女性にも勝てたことないから」

イグニス
「……………なんというか、よくここまで隠し通せたな愛状術士…………」

オトメ
「それで………私はどうすれば?」

イグニス
「そうだな………ジーンは既に向かっている」

イグニス
「しばらく待機だ、ただし見張りをつける」

オトメ
「見張り………?」



………………


メアト
「………………」

オトメ
「……………」

メアト
「なんであたしの方ばっかり見てるの」

オトメ
「いや、別に………」

メアト
「あのさ、あんたって………好きな人いるわけ?」

オトメ
「え?」

メアト
「イグニスから大体の事情は聞いたけど………そういうのない?」

メアト
「好きな人の為に尽くしたいとか、そういうのないわけ?」

オトメ
「それは………おじいちゃんもお父さんも、好きになった人が甘やかしてなんでもやってくれるって言うから、自分もそうだったって」

メアト
「いや、そいつら男でしょ…………」


メアト
「はい」

オトメ
「えっ」

メアト
「やることないなら掃除くらい手伝いなさい」

オトメ
「あっ、はい」

メアト
「ついでだから、ここの奴らにも」スッスッ


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