二次創作小説(新・総合)
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- 喋れない僕の狭い世界で、ねじれたリズムで踊ろうか【ツイステ】
- 日時: 2021/05/25 16:57
- 名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ ◆GHap51.yps (ID: 0bK5qw/.)
――とある事故で呪いをかけられ、喋れなくなった僕。
医療の力でも、魔法を使っても、どうしても喋れない。声が出ない。大好きな歌も、歌えない。
世界の全てが色あせて行って、喋れなくて、返事すらもできないからかいじめられるようになって。何を生きがいにして生きればいいのか、分からなくなって。
ある日気づいたんだ。
「今の魔法でこの呪いが解けないのならば、自らその呪いを解く魔法を作ればいい」
それからはあっという間だった。喋れなくなってから二年後の9歳の時から、全ての時間を魔法につぎ込んだ。
そして僕は15歳になり、名門校のナイトレイブンカレッジに入学することになった。
両親は泣いて喜んでくれたし、誰よりも僕自身が喜んだ。全寮制ならば、魔法につぎ込める時間も増えるだろう。久しぶりのわくわくした気持ちを感じながら、黒い馬車に乗り込んだ。
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こんちゃっす!
いやーまた新作出したよ私。ほんとばーかばーかって感じですね!
☆注意事項☆
・ツイステの二次創作。
・監督生じゃない男主人公愛され。
・愛されゆーてもBL的なあれじゃなくて弟が可愛がられる的なあれですのでご注意。
(要約・友情の範囲を出ない、兄弟愛みたいなのだからBLと勘違いしないでください)
・それでも男愛されは嫌だ! て方はブラウザバック推奨。
・ストーリーにガンガン触れる。イベントストーリーも気分で触れていくのでネタバレ注意。
・ユニーク魔法複数持ち。軽くチート。
・上の注意書きをよく読んで、それでもいいよという方”のみ”ご覧ください。
☽主人公プロフィール。
【名前】ラント・ゼンドーシャス
【性別】男
【年齢】15
【性格】優しく親切だが呪いをかけられているため喋れない。
だからといって気弱な訳ではなく、自分の思ったことは(魔法で)ガンガン言う。
【容姿】白っぽい水色の髪で髪型はショートヘア。緑色の瞳。159㎝。小柄。
常に目の下に物凄いクマがある。
【ユニーク魔法】エクスポーズ・ユアハート(心のままに喋りなさい)
詠唱(これも魔法で言う):声を持たぬのなら筆を持て。
エクスポーズ・ユアハート。
少ない魔力消費で自分の思っていることや喋りたいことを空に書いたり、
相手の本音を空に書く。
クリエイター・アートウェル(創造を意のままに)
詠唱:我が想を造れ、クリエイター・アートウェル。
自分が欲しい物を想像し、エクユアの方のそれを書く羽ペンが空にそれを描き出し
すべて書き終えると立体化し物となる。
その他、今後追加する可能性あり。
【詳細】7歳のときに呪いをかけられ喋れなくなった。しかし声を取り戻すことを諦めてはいない。
自動筆談みたいなユニーク魔法を作り上げ、今も呪いについて勉強し解こうとしている。
イデアさんと仲が良く、一緒にゲームをよくする。
【所属寮】イグニハイド寮。
表記方法。””=エクユアで喋ってる。
「”ラント・ゼンドーシャスです。よろしく”」
イデア「ラント、ゲームやろ」
「”いいですよ、何やります?”」
イデア「マ○カ」
「”おk”」
主「これからよろしくお願いします!(*- -)(*_ _)ペコリ」
- Re: 喋れない僕の狭い世界で、ねじれたリズムで踊ろうか【ツイステ】 ( No.1 )
- 日時: 2021/05/27 18:21
- 名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ ◆GHap51.yps (ID: 0bK5qw/.)
第一話 入学式
闇の鏡「汝の魂の形は……ハーツラビュル!」
「……」
次は自分の番か……どの寮になるだろうか。
予想では、イグニハイド、ポムフィオーレ、サバナクロー辺りだろうか。
不屈、奮励、勤勉。自分は凄い者と言いたいわけではないが、自身に似合っている言葉な気がする。
――ただ、ポムフィオーレだけは嫌だ。何でって……? とある少年とあそこの寮長のケンカを見てしまったからだよ……。
闇の鏡「汝の名は?」
「”ラント・ゼンドーシャスです”」
闇の鏡は少しの間黙りこくった。自分の書いた文字が見えない位置にいる人が、「なんでいつまでも答えないんだ?」とざわついているのが聞こえた。逆に、文字が見える位置の人は、「あの文字何?」とざわついている。
闇の鏡「少し苦労したが……汝の魂の形は、イグニハイド!」
そりゃそうだ。声に出したわけではないのだから。
先ほどのざわつきが更に大きなものとなる。あぁ、うるさい、うるさいったらありゃしない。誰か止めてくれ。
そう思っていると、寮長、副寮長らしき方々が皆に声をかけてくれた。
リドル「静かに!」
レオナ「うるせぇから黙れ。食われてぇのか」
アズール「彼にも事情があるのでしょうから、それで騒ぎ立てるのは感心しませんね」
カリム「なんだあれすg」
ジャミル「カリム! 落ち着け。新入生の君らも、騒ぐのはやめたほうがいい」
ヴィル「騒ぐのは美しくないわね。黙りなさい!」
イデア「……しっ、静かにー……(小声)」
ちょ一人脅迫いたんですが……。
とりあえず新入生が集まっている場所に行く。
そう言えば、学園長とディアソムニアの寮長と副寮長の姿が見えないな。寮長たちもその話を小声でしているのが聞こえ、「学園長信用ないな……」と思っていると扉が開いた。
学園長「違いますよ!」
どうやら、姿が見えなかった新入生を探しに行ってたらしい。その子が鏡の前へ行き、名を聞かれる。
……あれ、気のせいだろうか。魔力が全然見えない。
それは気のせいではなかったらしく、学園長が驚いているのが見えた。すると学園長が抱えていた生き物が飛び出して、「オレ様を入学させろ!」と騒ぎ始めた。炎が辺りを包み込む。
「……」
熱いのは嫌なんだよ……ふざけんな……(かと言って寒いのも嫌い)。
無意識に魔法を発動させ、生き物を捕まえる。
グリム「ふな”っ⁉ 離せ!」
「”嫌だよ。離したら君暴れるじゃん”」
捕まえにかかった寮長二人が、ぽかんとした様子で僕を見ている。
「……”あの、早く消火しないと燃え広がりますよ”」
そう言うとハッとした顔で物凄いスピードで消火していった。視界の隅に学園長とあの子が話してるのが見えた。
ユウ「いや、俺のじゃないんすけど……」
学園長「え? 貴方のじゃない?」
……ここの学園長、話聞かないタイプだな。
「”あの、これ……”」
学園長「あぁ、ありがとうございます。誰かお願いします」
こうして、あの生き物は連れていかれた。
「”強く生きろよ”」
グリム「だったら助けろー!!!」
学園長「さて……少々予定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です。各寮長は新入生を連れて寮へ戻ってください」
イデア「えっと……イグニハイド寮生、ついてきて……」
☽
その後、イグニハイド寮まで浮いてる浮いてるタブレットに案内された。自分も相部屋だろうなあと思っているとタブレットに呼び止められた。
イデア「あっ君、君はこっち」
「”え?”」
そう言われて案内されたのは一人部屋だった。
イデア「学園長がここにしてって」
……そう言えばうち、結構裕福だったな。と思いつつ一礼して部屋に入る。
なにここ図書館? と言いたくなるほどの大量な本と本棚に、疲れてるときに入れば最高だろうなと思うベッド、軽食なら作れそうだなって感じの小さめのおしゃれなキッチン、それから勉強机とイグニハイドらしいハイテクそうなやつが置いてあった。
「……」
これ両親なんかしたろ。イグニハイド要素ハイテクそうなやつしかないよ。そう思い携帯の電源を入れ、母にメールを送る。
母さんたち、部屋について
既読 学園長に何か言ったりした?
あぁ、ラントが勉強やりやすい
ようにってお願いしといたよ!
マジか……。てかさっき寮決めてからの数分でどうやってこの部屋にした? あ○森か?
まぁ、ありがたくないと言えばうそになる。本がたくさんあるのも嬉しいし、空の本棚があるのもありがたい。ここには図書室があると聞いているし、借りてきた本を日にち別に並べれば返し忘れなんてこともなさそうだ。
まぁ入学初日なんて、やることも無いからこのまま寝たり友達作りに言ったりするんだろう。けど自分は違う。
――さぁ、明日の朝まで勉強祭りだ!
次回、第二話 初授業。
- Re: 喋れない僕の狭い世界で、ねじれたリズムで踊ろうか【ツイステ】 ( No.2 )
- 日時: 2021/05/29 10:41
- 名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ ◆GHap51.yps (ID: 0bK5qw/.)
第二話 初授業
勉強の途中で久しぶりに寝落ちし、朝六時あたりに目が覚めた。
目をこすり、体を起こす。パジャマから制服に着換え、ぼさぼさになった髪の毛を整えて携帯のタイマー機能で授業に間に合う時間を設定し、勉強を開始する。
あっという間にタイマーが部屋に鳴り響く。
部屋を出て鏡まで向かう。鏡の周りはがらんとしていた。多分、リモート参加の人が多いのだろうか(寮長が入学式リモート参加だったことからの偏見)
他の寮なら混む時間なのだろうなと思いつつ、鏡を通る。
えっと、僕のクラスは……1-A? ってどっちだ? ……うーん、こういうときにエクユアで話しかけても気づかれないこと多いんだよなぁ……直接話しかけるわけじゃないし。
そう、こういうときは恥を忍んで”あれ”をやるしかない。
「”誰か1-Aの場所知ってる人いますか”」
そう書いて僕は――廊下の端っこに座り込んだ。
しばらく待ってると、誰かが僕の前で止まった。
「……うおっ⁉ 何してんだ⁉」
顔を上げると、寮長メンバーの中でなんか一人だけ騒いで副寮長さんに怒られてた人がいた。
「”あ、おはようございます”」
カリム「あぁ、おはよう! じゃなくて!」
ニコッと笑って、すぐにさっきの困惑した顔に戻った。
カリム「って、1-Aか? とりあえず立てよ!」
しばらくしてエクユアの文字に気付いたのか手を差し出してニコリと笑った。その手を取り、立ち上がる。
カリム「1-Aなら、あっちだぞ」
そう言って指差されたのはめっちゃ近くの教室だった。
うわ恥ずかしい。目と鼻の先じゃん。すぐその場を離れたかったので会釈をして足早に教室に入り、爆速で一番後ろの端っこに着席した。
授業が始まってしばらくして、静かに後ろの扉があいた。こそこそと入って来て小声で話しかけてきた。
エース「なぁ、隣いいか?」
「”ご自由に”」
ていうか、初授業から遅刻って……大丈夫なのか?
多分、ノート写させてとか要求してきそうだなぁ……と思い、少しだけ隣にずれてノートを見せるような形にする。
エース「お、さんきゅ」
と小声で言い、手際よく自分のノートに写していく。常習犯だなこれ、と心の中で思った。
クル先「じゃあこの問題を……ゼンドーシャス!」
自分が指されたので、エクユアで答えを書く。
クル先「goodboy! 正解だ」
少し微笑んで、ノートにメモを取る。どんな小さいことでも、メモしておいて損はない。
エース「ちょっ、お前どーやったの?」
と不思議そうに聞かれる。
ノートの空いたスペースに解き方を素早く書いてとんとんと指でたたく。
エース「あぁそういうことね!」
小声で納得した声をあげ、自分のノートに解き方を記していた。
そして授業が終わり……――。
エース「お前頭いいんだな!」
授業の間はずっと耐えてたみたいな感じで、大きな声でそう言った。
「”いや別に……”」
エース「オレはエース・トラッポラ!」
「”ラント・ゼンドーシャス”」
そう書いて頭を下げ、ノートと本を取り出して勉強を開始した。
エース「お前休み時間も勉強すんの⁉」
頷きつつ丁寧にノートをまとめていく。次の授業までまだ時間あるし、まだまだ出来るだろうな。
次回、第三話 なんかクラスメイトがうるさい件について。
- Re: 喋れない僕の狭い世界で、ねじれたリズムで踊ろうか【ツイステ】 ( No.3 )
- 日時: 2021/08/08 19:21
- 名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ ◆GHap51.yps (ID: 0bK5qw/.)
第三話 なんかクラスメイトがうるさい件について
初授業が終わり、放課後。
なんかクラスメイトがうるさい件について。
エース「頼む!」
「”いやさ、自分が犯した罪は自分で償おうよ”」
エース「だって窓百枚だぞ⁉」
「”三人いるなら約33枚でしょ”」
いやまぁ、魔法でちゃちゃっと終わらすことはできるけどさ。バレたら厄介そうなんだが……。
そうこうしていると式典のモンスターと魔力なしの子が来た。
グリム「見つけたんだゾ!」
エース「うわっやべ……」
ユウ「サボろうなんざ考えてねぇよなぁ? あ?」
おうふ、激おこだぁ。
エース「頼むラント! 助けてくれ!」
「”嫌だつったら?”」
エース「クソッ……勝てる気がしねぇ。こうなったら……逃げる!」
「”あ”」
ユウ「逃げたっ!」
グリム「おい、お前も手伝うんだゾ!」
「”わ、分かった”」
走っていくと、あいつは鏡舎にいた。
エース「うお足はえ!」
ユウ「逃がすかぁ!!」
グリム「待つんだゾ!」
エース「待てって言われて待つかぁ!」
デュース「?」
「”そいつ捕まえてー”」
デュース「え、お、おう⁉」
~割愛 グリちゃんが逃げる~
「”グリちゃん! シャンデリアはあかん! それ魔法道具!”」
グリム「へへーん! 来れるもんなら来てみろなんだゾ!」
~デュっくんのとんでも発想~
「”あかんあかんあかんあかん”」
エース「うわわわ……」
デュース「ちゃんと捕まえろよ!」
グリム「ふなぁぁぁ⁉⁉⁉⁉」
ガッシャ―ン!
「”終わった……”」
エース「どーすんだこれぇ⁉⁉⁉⁉」
「”これ、弁償どころの騒ぎじゃないよ”」
ユウ「何してんのアンタ」
デュース「投げた後のことを考えてなかった……」
「”ばーかばーか”」
デュース「くっ……」
学園長「何をしてるんですか?(⌒∇⌒)」
「”はい終了ー”」
~かくかくしかじか~
「”……あ、直せるかも”」
エース「それを早く言えぇ⁉⁉」
「”でも魔法石は同じものは無理だよ。似たような性質のを作れるか……”」
エース「とってくりゃあいんだろ!?」
学園長「じゃあラント君は許すとして……二人は取ってこれなければ退学!」
デュース「ひぇ……」
学園長「ユウ君達も同行すること!」
ユウ「分かりました」
グリム「ふなぁ……」
「”頑張って”」
次回、第四話 うるさいのが増えました
- Re: 喋れない僕の狭い世界で、ねじれたリズムで踊ろうか【ツイステ】 ( No.4 )
- 日時: 2021/09/28 18:52
- 名前: シャード・ナイト☪︎*。꙳ ◆GHap51.yps (ID: 0bK5qw/.)
第四話 うるさいのが増えました
さてさてそんなことがあった数時間後……
流石に部屋に戻ってお勉強はちょっとあれな気がしたので鏡の前で待っといてやることにした。
「……」
本でも読んで待ってるか……
そう思って本を読んでると、だれか来た。
イデアside
まさかオルトがあのマフィア達()といるとは思わなんだ……思わず逃げてきてしまった……。
さて……そろそろ鏡の間……いやー広すぎですわ……。
イデア「……よし、誰もいなさそうですな。はー怖かった。でもここまでくれば鏡舎につくまでに陽キャ・ハントとか陽キャ・ダイヤモンドとか陽キャ・アルアジームに遭遇することhってだれぇ!?!?」
って、あ……うちの寮生だ……にしてもここで何故本を読んでおりゃる?
「”何してるんですか”」
イデア「えっと……オルトが……あ、弟が散歩から戻ってこなくて……心配で」
あ、ヤバイ。めっさ話やすっ……文章だとこんなに話しやすいんだ。てかCVが気になるところでもある。
イデア「てか……君こそ何してんの?」
「”食堂のシャンデリア壊したアホ共をまってるんです”」
イデア「え?」
「”魔法石持ち帰れなければ退学になるんですあいつら”」
イデア「そ、そうなんだ……」
え、何してんの? マジで。てかどうして壊したの? え?
というか……君は何を読んでるんd……え、怖い。いやこれ絶対高校生の読み物じゃない。
イデア「そ、それ……」
「”なんですか?”」
イデア「ヒェッ、何でもありませぬバイバイ」
こういう時は爆速退散に限りまする……!
ラントside
なんだったんだろ……
あ……ヤバ……眠く……
「……! ……ト!」
エース「ラント!!」
「……”おかえり”」
デュース「ただいま。というか……ここで何を……?」
「”待っててあげようと思って本読んでたら寝落ちしたみたい。で? 結果は?”」
ユウ「取った」
……うん、ちゃんと魔法石。
「”じゃ、学園長のとこいこー”」
グリム「俺様、すごい頑張ったんだゾ!」
「”そっか、偉い偉い”」
ユウ「グリム甘やかしたらすぐ調子乗っちゃうからやめて」
「”了解”」
そして、その翌日―――
うるさいのが増えましたよ……。
ユウ「ラント、お願い、今までの授業内容教えて」
「”いいよ”」
ユウ「ありg……えっこのノート真面目過ぎてこわぁい」
エース「だよな」
デュース「……参考にしよ((ボソッ」
「”分かりにくい?”」
ユウ「いいえ! ありがとう!」
グリム「お前の脳内どうなってんだゾ……」
「”九つのときから勉強してるから……”」
マブ組「今度遊園地いこ/うなんだゾ」
「”やだ”」
マブ組「なんでっ/だゾっ!?」
「”勉強したい”」
エース「たまには脳にアメ与えましょうよぉ……」
トレイン先生「授業を始める」
次回、遊園地に連れてかれました。
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