二次創作小説(新・総合)

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マジカルストーリーII ~PF7~11
日時: 2021/05/27 19:48
名前: 3104&休日トリオ (ID: mUcdxMp7)

3104:やった!ついにやったぞ!

アマノカナタ:何がやねん

3104:『聖剣伝説 TRIALSofMANA』トロフィーコンプリートです!

ユウザキマコト:おお!

ユウザキルリ:ダークリッチ倒してトロコン、なんて清々しい気持ち!ラスボス恐るべし!

3104:まあ、ダークリッチ倒す頃には、ケヴィンもホークアイもアンジェラも、全員レベル99だったけどね

ユウザキルリ:まさかの四週目です。二回もホークアイ編をやってやがります。

3104:今思うと、大人しくホークアイ編、アンジェラ編、ケヴィン編の順番でやっとけば、もっと早くトロコンできたのに……

アマノカナタ:ホークアイへの執念がすごい

Re: マジカルストーリーII ~PF7~11 ( No.1 )
日時: 2021/06/05 20:55
名前: 3104&休日トリオ (ID: lbXRjwI0)

⑪独りじゃない part1

 ニブルヘイム、クラウドの家。
 過去を思い出したせいか、クラウドは気分が悪くなったらしい。夜、みんなが別の部屋で休んでいる頃、部屋にはケット・シーとティファが残った。
「……うぅぅ……」
「……?クラウド、どうしたの?」
 突然に苦しそうな声を漏らすクラウドに、二人は声をかけた。
「……何や?悪い夢でも見てんのか?」
 ケット・シーがクラウドの肩を揺らすと、彼は目を開けた。何かを恐れるような目だった。
「どしたんや?」
「……セフィロスが……オレを呼んで……」
(……クラウド、だめだ……行くな!)

ーリユニオンの、始まりだ……。ー

 ロックの声に重なる、セフィロスの声。同時に、何かが聞こえるようで、クラウドが頭を抱え込んでしまう。
「……クラウド……?」
「……!」
(耐えろ!行ってはいけない!)
 ロックの声に励まされるが、クラウドは耐えられない。
 糸か何かが切れるようにして、何も聞こえなくなった。
「……」
「……クラウド?」
(……大丈夫?)
 クラウドは立ち上がった。そのまま剣を手に取り、ドアへ向かう。
「あっ……どこ行くの!」
「……」
 彼が振り向いた。
 いつもの冷静な瞳ではない。
 セフィロスによく似た、冷酷非情な瞳だった。
   ☆
 何度呼んでも応えないクラウドを心配したロックは、鏡の番人を呼んだ。
「……呼んだ?どうしたの?」
「……クラウドが変になっちゃったよ……!?……遠くに行っちゃう……!」
「まあまあ、まずは落ち着きなよ。」
 慌てふためいて、今にも熱を出すんじゃないかと思うほど顔を赤くしているロックに、鏡の番人は冷静な声で言った。
「……みんなのところ、行きたいの?」
「行く行く今すぐ行く!早くして!」
「はいはい」
 ロックの手をつなぎ、鏡の番人は消えた。
   ☆
 ティファはクラウドを追いかけて、ニブルヘイムの給水塔までやってきた。
 あの日見た、美しい夜空……ここに、彼はいる。そんな気がした。
 でも……いない。そこには、他の誰かがいた。
 青いバンダナを額に巻いた、銀髪の少年。こちらに背を向けている。
「……誰……?」
「……!」
 少年はティファの声を聞いて、ビクッと肩を震わせた。そのまま隣にいた黒マントの少年の後ろに隠れる。少し震えている。人見知りだろうか。
「……うぅ……?」
「……大丈夫だよ。あの人はクラウドの仲間だよ」
「……」
 黒マントの少年に言われ、銀髪の少年は黒マントの少年の後ろから前へ出た。
「……私、ティファよ。ねぇ、ぼく。クラウドを見なかった?金髪の、ツンツンしてる人」
「……ううん……」
「そう……じゃあ、ぼく、名前は?」
「……ロック……コール……」
「……そう。あなたが……」
 ティファは聞いていた。サトシとクラウドの会話。ロックの名前は、何度か聞いたことがある。
「……仕方ないわね……もう遅いわ。一緒に行きましょう。ところで……あなたは?」
 ティファは鏡の番人に問うた。
「……僕は鏡の番人。ホワイトと呼んで」
「わかったわ。あなたも一緒に行こう。クラウドを探すのは、明日からでも遅くないよ」
 ティファは二人と手をつないだ。そして、クラウドの家へ向かって歩き始める。
 クラウドはそんなに弱くない。そう簡単にへこたれはしない。例えば……極寒の地くらいだろうか、彼がピンチになるのは……。
      続く
 


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