二次創作小説(新・総合)
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- サウスパークSS集
- 日時: 2021/06/06 15:04
- 名前: ウィオ (ID: E29nKoz/)
逃走中作家のウィオと申します。
こちらではサウスパークのSSを載せています。
NLものもあれば、百合系やBL系のSSもあります←
読んでくださると嬉しいです(・∀・)
【僕の特別な感情。】(ジェニー×ローラ・百合)>>1
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- Re: サウスパークSS集 ( No.1 )
- 日時: 2021/06/06 15:04
- 名前: ウィオ (ID: E29nKoz/)
【僕の特別な感情】
{サウスパーク:ジェニロラSS}
サウスパークの女性キャラ「ジェニー・サイモン」とカチューシャをつけた少女「ローラ」の百合カップリング小説です。
ジェニー視点で話が進んでいきます。下ネタあるので注意←
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雪だ。毎日毎日降ってくるな、本当に。お陰で少し凍えるよ。
そんな寒い毎日、僕は友達のローラ、ミリー、アニーたちと一緒に下品でくだらない話をしたり、
一緒に友達の家で遊んだりしたりする。
そんな変わり映えのしない日々に、とんでもない出来事が舞い降りたんだ。
僕はいつものように自分のロッカーから次の授業の道具を取り出し、準備を始める。その途中でムカつくデブが来た。
カートマン「ようようジェニー、ちょっといいか?」
ジェニー「何だい」
エリック・カートマンだ。息をするように人を侮辱したり、差別発言をしたりする極悪な性格を持った少年。そのせいで学校中の生徒から嫌われている。
僕はこいつに騙されて下剤の仕込まれた昼ご飯を食べてしまった。……その後は言いたくない。
僕はこいつのことが嫌いだが、その一件からより嫌いになった。こいつと関わるとロクなことが無い。
カートマン「あのさ、オイラ昼ご飯作ってきたんだ。ほら、サンドイッチ! 次の授業終わったら給食だろ。その時一緒に食べようぜ!」
ジェニー「嫌だね。どうせ中に下剤仕込んでるんだろ。何回も騙されるほど僕は愚かじゃない」
カートマン「何言ってんだよ、何度も同じネタはやらねえって」
ジェニー「ってことはまた中に何か仕込んでるってことだな? とにかく僕は食べないから」
カートマン「何だよぅ」
ジェニー「そろそろ授業始まるからこれで」
なるべくこいつと離れたかった僕は早歩きで教室へ向かった。
カートマン「くそっ、行っちまったか。犬の糞とラットの糞仕込んでたのに。……よし!」
教室に入ると、まだ他の人たちが楽しそうに雑談をしていた。僕はさっさと席につく。
その直後チャイムが鳴って、他の人は一斉に席についた。全員が席についた時、先生が教室に入ってきた。
ギャリソン先生「皆さん、席についてますね。では始めましょうか」
また退屈な授業が始まるかと思うと、面倒くさくなる。ギャリソン先生の授業はあまり面白みが無い。
ギャリソン先生「えー、このかけ算の解き方は……」ペラペラ
ジェニー「……」
ウトウトしていた僕の肩を誰かが指で軽くつついてきた。僕の隣の席にいる友達のローラだ。先生に聞こえない程度のボリュームの声で僕に話しかけてきた。
ローラ「ね、放課後一緒に遊びましょうよ。ミリーとアニーも来るわよ」
ジェニー「ああ、別にいいけど」
ローラ「ありがとう」
彼女は軽く微笑んだ。……何故だろう。彼女の笑みを見てると、特別な感情が沸いてくる。言葉では表しがたい、感情が。
放課後、僕は約束通りローラの家に向かった。勿論、ミリーとアニーも到着していた。
アニー「ローラ、新作のレースゲーム買ったんだって?」
ローラ「ええ。みんなと対戦したくて」
ミリー「いいねえ。あたしゃレースゲームは好きだよ。家でよくやってる」
ローラ「良かった。じゃあ準備するわね」
アニー「おう」
ローラはゲーム機のケーブルをテレビに繋いで準備を終えた。
彼女は僕、ミリー、アニーにコントローラーを渡してくれた。
少し緊張するな。実は僕、レースゲームなんかやったことない。
そもそもゲームに関して素人だ。そんな素人が楽しめるかな。
ローラ「よし、私はこのキャラで行くわ!」
ジェニー「よーし、このまま1位キープだー!」
アニー「強ぇなジェニー! ゲームやったことないんじゃなかったのか?」
――レースゲームって案外、楽しいな。
どうやら僕はやってみたら上手いタイプの人間だったようだ。
1時間くらい皆とそのゲームを楽しんでいると、アニーが股間を押さえ出した。
それに続いてミリーが腹を押さえ出した。
アニー「や、やべえ、ションベン行きたくなっちまった……わりぃローラ、トイレ借りていいか?」
ローラ「いいわよ」
ミリー「えっ、アニー! あたしゃ大をしたいんだけど……」
アニー「す、すぐ済ませてくるよ!」
顔色の悪いアニーが急ぎ足で階段を降りていき、トイレに向かっていった。
その後ミリーもローラにトイレの使用許可を貰い、階段を降りて行った。今頃ミリーは
トイレの前で前かがみになりながら腹を押さえているだろう。
ローラと二人きりになった僕は勿論、ゲームの中断を提案した。4人揃ってないのに試合続行なんて卑怯だ。
ジェニー「アニーは小便か……じゃ、当分戻ってこないね。彼女は小便した後必ず糞もするらしいし」
ローラ「糞もするって何よ、虫みたいに言わないでくれるかしら。……まあ確かにあの子は毎回そうだけど」
ジェニー「……ん」
ローラ「ジェニー?」
ジェニー「ごめん、喉が渇いちゃった。水飲んできてもいいかな?」
ローラ「いいわよ」
ジェニー「ありがとう」
僕は立ち上がった。そして移動しようとした時、フラっと自分の全身が前に傾いた。
足をコントローラーのコードに引っ掛けてしまい、転んでしまった。
転んだ瞬間、真下から「きゃっ」とか弱い声が聞こえてきた。それはローラだった。
彼女は顔を赤らめながらジタバタしている。
ジェニー「痛たた……。――!? ロ、ローラ!」
ローラ「ジェ、ジェニー……! 重いわよぅ……!」
僕の下敷きとなっている彼女の顔を見て気まずくなった僕は、慌てながら退いた。
ジェニー「ご、ごめんローラ! わざとじゃないんだ……!」
ローラ「あ、謝らなくてもいいわよ……でも」
ジェニー「でも?」
ローラ「なんだか……ドキドキしちゃった。何でだろ……一瞬下敷きにされたのに。貴方の顔を見てたら、ドキドキした……」
ローラは頬を赤らめながら、顔を逸らしている。変なの。
――だけど、ドキドキしているのは彼女だけじゃないようだ。僕も心が高ぶっている。
何故僕が高ぶっているかはよく分からない。
だけど、自分の目の前にいる人間を好いている、ということは分かる。
ローラ「私……こんなに心が高ぶってるの初めてかも。貴方を見てたら、とってもドキドキして……」
ジェニー「奇遇だね、僕もだよ。……ねえローラ、そばに行っていいかい?」
ローラ「いいわよ……」
軽く微笑みながら答えてくれた彼女のすぐそばに寄った僕は、自分の身体をローラに擦り付けた。
ローラ「ジェ、ジェニー……!」
ジェニー「ダメかな?」
ローラ「い、いえ……寧ろ嬉しいわ。……もっとこのままでいたいな」
ジェニー「僕も」
僕の身体にローラの身体が擦り付けられる。
……ローラっていい匂いするんだな。彼女の匂いを嗅いでいると、より興奮した。
この時、僕は理解した。僕は女であるローラのことが恋愛的に好きなんだって。
僕は彼女の照れ顔をまじまじと見つめる。ああ、なんて可愛くて魅力的な顔なのだろうか。
ローラがこんなに魅力的だったなんて。もっと早く気付けばよかった。
ジェニー「……ねえローラ」
ローラ「何かしら?」
ジェニー「キスしてもいいかな?」
ローラ「!?」
ジェニー「駄目かな……?」
ローラ「ぜ、全然いいわよ……♪」
ジェニー「ありがとう」
僕は緊張しながらも、ゆっくりと顔を近づける。そして自分の唇を、彼女の唇に重ねた。……美味しい。
ローラ「……!!」
やっぱり恥ずかしくなったのかローラは僕から顔を逸らす。
ローラ「……ジェニー」
ジェニー「?」
ローラ「私、貴方が好きよ」
ジェニー「僕もさ」
その時、ローラの部屋の扉が開いた。
ミリー「はあ、はあ……漏れるかと思ったよー」
アニー「わりぃなミリー――って二人とも何やってんだ?」
ジェニー「べ、別に……」
ローラ「手のひら合わせっ子してただけよ、ええ!」
二人で咄嗟に誤魔化そうとした。
アニー「ふーん……まあいっか、ゲーム再開しようぜ!」
ローラ「え、ええ!」
ジェニー「さっきの試合の続きだね――ん゛っ!!」
ローラ「ジェニー!?」
ジェニー「や、ヤバイ……腹痛くなった……ごめん、トイレ借りていい?」
ローラ「い、いいわよ」
ジェニー「恩に着る!」
僕は猛スピードでトイレに駆け込んだ。そしてあり得ないくらいの量の糞が出た。
この感覚は、カートマンに下剤を盛られた時の腹痛とそっくりだった。
ジェニー(な、何で……? あいつのご飯は食べてない……)
ジェニー(もしかして僕の昼ご飯に遅延性の下剤を仕込んだのか!? そ、そうだ、どうせそうに違いない! ぐあああ、出る、出る!!)
糞をひねり出しながら、カートマンに憎悪を抱く僕であった。
※実際にカートマンが彼女の昼飯に下剤を仕込んでました
終わり
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