二次創作小説(新・総合)

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東方パラレルワールド紅魔館~もう一人の自分~フラン編
日時: 2021/08/06 14:24
名前: ぱぴこ (ID: xVgmFESq)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=13099

注意・これは東方の二次創作であり、主の個人的な妄想などが多く含まれております。キャラ崩壊あり

そこは夢の中だった。
倒れた私を見下ろす私にそっくりな少女。
少女も驚いていた。
だが、すぐに笑みを浮かべ、その手を握りしめ……
「っ……!」
怖い夢を見た。
夢の中で小女が手を握りしめれば周りの物は破壊されていた。いや、ものというべきか。人も物も関係なく壊されていた。
少女と私は同じ金髪の髪、幼く見える顔立ち、そして赤い目。
違うのはただ一つ、彼女には「羽」があった。人間にあるはずのない羽。枝に宝石がぶら下がっているような、きれいな羽だった。
「起きてる~?風蘭(ふらん)?」
お母さんが私を呼ぶ。
「起きてるよ~!!」
軽やかに階段を下りて下へ行く。
お母さんも金髪。だけど瞳の色は紫。捨てられていた私を拾ってくれた恩人でもある。
「ご飯冷めちゃってるわよ?」
「え!急いで食べなきゃ!」
「冗談よ、そんなに早く冷めるわけないじゃない。」
「もう!だまさないでよ!」
これがいつもの日常。
「いってきまーす!」
「いってらしゃい」
家を出ると公園で立ち止まる。
目の前をいじめっこたちにはばまれたから。
「どいてよ」
私の言葉を無視していじめっ子リーダーの彩花が私の髪をひっぱる。
「いたっ……やめてよ……。」
「お前いつみてもきれいに染めてあるよね~w中学デビュー許した親の神経どうなってんの?」
「ちがっ……地毛だよ……」
やめてくれそうにない。私はいじめっ子たちから無理やり逃げて公園に入った。
「じゃあなw遅れるだろうけどw」
急いで裏道から学校に行ったけど遅れしまった。
教室に入りにくく廊下で立ち聞きする。
「紅島は?」
「わかりませーん」
彩花が言う。
「ほかの人は?」
みんなが沈黙する。
「てかさ、あのこ髪染めてて不良っぽいし買い食いでもしてるんじゃね?」
「それな~w」
いじめっ子たちがわらって賛同する。
私は無言で保健室に向かった。
保健室の甘音先生はこの学校唯一の私の味方だった。
ノックするとドアを開けて優しく迎えてくれた。
「寝てていいよ。先生には言っとくからね。」
保健室のベッドはすぐ寝れる。
「いい夢ではないけど、それと向き合って。それが真実だから。」
甘音先生がつぶやいた言葉は寝ている私には聞こえなかった。



夢の中だった。
水中のようだった。
紫の髪の羽がある不思議な女の子がこちらに必死に手を伸ばす。
その手を取ろうと体を動かした私の視界に映ったのは紛れもなく昨日の少女の羽。
驚いて私が手を引っ込めると不思議な少女はくずれて……消えた。
それと同時に現れるのは……
「お母さん……?」
紛れもなくお母さんなのに紫のドレスに日傘をしたミステリアスに見える。
夢の中だからありえなくはないのに現実にしか見えない姿に私は息をのんだ。
次の瞬間お母さんに似た人は微笑むと消えて……
「う……」
起きた。
「もう下校の時刻よ。おなかすいたでしょう?お母さんがもうじき迎えに来るから、はい」
といっておにぎりを手渡してきた。
「ありがとうございます」
「先生はお母さんとお話するから……あ、来た。行ってくるね。」
「はい。」
おにぎりをもぐもぐしてたら話しが少し聞こえた。
「うまく……を…せれたと思う。」
「そう、よかった……の……をするのも限界があるし。……ミー、ありがとう」
「はやく……郷に……たいわぁ……」
「……しなさ……」
なんだかとぎれとぎれだったから考えるのをやめた。
しばらくしてドアが開いた。
「帰りましょう。先生ありがとうございます」
「いえいえ、どうぞお大事に」
私は歩きながら何気ないことを母に話してた。
この日から、私の周りでなにかが始まった。
まだ何も知らない私はそんなこと微塵も思っていなかった……。


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