二次創作小説（新・総合）
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- ４周年記念逃走中～その笑顔を守りたい～【完結！】
- 日時： 2021/09/04 21:09
- 名前： モンブラン博士 （ID: UB7mX/Qq）
モンブラン博士の逃走中デビュー４周年記念作品！
普通の街で懐かしのキャラから最新のキャラまで多くの逃走者が逃げまくる！
時間１２０分
ハンター ３人(ベル・モンブラン、ルナ・モンブラン、ストロング・モンブラン)
確保されたら牢獄でお勉強タイム。
逃走中の確保シーンはほぼダイジェスト方式で、出番に差があるキャラクターもいます。
参加者一覧
ラブライブ！ シリーズ
西木野真姫 小泉花陽 星空凛 矢澤にこ 絢瀬絵里 南ことり 桜内梨子 渡辺曜 津島善子 黒澤ルビィ
中須かすみ エマ・ヴェルデ 優木せつ菜 桜坂しずく 天王寺璃奈 ミア・テイラー 澁谷かのん 唐可可 嵐千砂都 平安名すみれ 葉月恋
アイカツ！ シリーズ
星宮いちご 霧矢あおい 紫吹蘭 有栖川おとめ 藤堂ユリカ 北大路さくら 氷上スミレ 天羽まどか 蝶乃舞花 日向エマ 明日香ミライ 神城カレン
プリキュア シリーズ
九条ひかり 美翔舞 調辺アコ 黄瀬やよい 青木れいか 剣崎真琴 大森ゆうこ 天ノ川きらら 十六夜リコ ルールー=アムール 羽衣ララ 香久矢まどか 夏海まなつ 涼村さんご 一之瀬みのり 滝沢あすか ローラ=ラメール
ご注文はうさぎですか？
ココア チノ リゼ 千夜 シャロ
ゲゲゲの鬼太郎
猫娘
東京ＭＥＲ
喜多見幸太
スイートハニーカミング
七里由馬
ケンガンアシュラ
関林ジュン
北斗の拳
シュウ 雲のジュウザ トキ サウザー
鬼滅の刃
竈門炭治郎 竈門禰豆子 煉獄杏寿郎 栗花落カナヲ 甘露寺蜜璃
ブラックジャック
ブラックジャック 琵琶丸 ドクターキリコ
キン肉マン
ロビンマスク ラーメンマン ブロッケンＪＲ ウォーズマン ドクターボンベ
巨人の星
花形満
スター流
不動仁王 カイザー=ブレッド ジャドウ=グレイ 美琴
- Re: ４周年記念逃走中～その笑顔を守りたい～ ( No.5 )
- 日時： 2021/09/03 17:46
- 名前： モンブラン博士 （ID: pRqGJiiJ）
～１０分経過～
ユリカ
「ユリカ様を掴まえると血を吸うわよ～！」
ﾎﾟﾝｯ
藤堂ユリカ 確保
善子
「吸血鬼には勝てたけど、こんなに早くハンターに見つかるなんて、やっぱり私には神様からの試練がっ！」
ﾎﾟﾝｯ
津島善子 確保
すみれ
「序盤で確保なんて、ギャラクシー！」
ﾎﾟﾝｯ
平安名すみれ 確保
アコ
「久々の参加だけど、相手があまりにも悪かったわね」
ﾎﾟﾝｯ
調辺アコ 確保
ベル
「たったの１０分でこれかい。先が思いやられるね」
ルナ
「まあまあ、お姉様。序盤確保は体力に乏しい子が多いみたいですし。アコさんが確保されたのは意外でしたが」
ストロング
「僕は結構楽しみにしていたし、力も蓄えていたんだけど、この分だと２０％も出さずに終わりそうだね」
～２０分経過～
ローラ
「人間の足はまだ慣れてないのよ～！」
ﾎﾟﾝｯ
ローラ・ラメール 確保
チノ
「ココアさん、リゼさん、シャロさん、後は頼みます」
ﾎﾟﾝｯ
香風智乃 確保
大森ゆうこ
「頑張ったんだけどね、ここまでみたい。でも、美味しくご飯が食べられそう」
ﾎﾟﾝｯ
大森ゆうこ 確保
真琴
「きゃっ」←バナナの皮で転ぶ
ﾎﾟﾝｯ
真琴
「こんなところにバナナの皮があるなんて。逃走中の定番ではあるけれど、甘くみていたわね」
ﾎﾟﾝｯ
剣崎真琴 確保
にこ
「にごぉ！ 根性だけで耐えるのはさすがに無理があったにこ」
ﾎﾟﾝｯ
矢澤にこ 確保
逃走時間 残り１００分
残っているのは以下の通りとなった。
ラブライブ！ シリーズ
西木野真姫 星空凛 絢瀬絵里 南ことり 桜内梨子 渡辺曜 黒澤ルビィ
中須かすみ エマ・ヴェルデ 優木せつ菜 桜坂しずく 天王寺璃奈 ミア・テイラー 澁谷かのん 嵐千砂都 葉月恋
アイカツ！ シリーズ
星宮いちご 霧矢あおい 紫吹蘭 有栖川おとめ 北大路さくら 氷上スミレ 天羽まどか 蝶乃舞花 日向エマ 明日香ミライ 神城カレン
プリキュア シリーズ
九条ひかり 美翔舞 青木れいか 天ノ川きらら 十六夜リコ ルールー=アムール 香久矢まどか 夏海まなつ 涼村さんご 滝沢あすか
ご注文はうさぎですか？
ココア リゼ シャロ
ゲゲゲの鬼太郎
猫娘
東京ＭＥＲ
喜多見幸太
スイートハニーカミング
七里由馬
ケンガンアシュラ
関林ジュン
北斗の拳
シュウ 雲のジュウザ トキ サウザー
鬼滅の刃
竈門炭治郎 竈門禰豆子 煉獄杏寿郎 栗花落カナヲ 甘露寺蜜璃
ブラックジャック
ブラックジャック 琵琶丸 ドクターキリコ
キン肉マン
ロビンマスク ラーメンマン ブロッケンＪＲ ウォーズマン ドクターボンベ
巨人の星
花形満
スター流
不動仁王 カイザー=ブレッド ジャドウ=グレイ 美琴
- Re: ４周年記念逃走中～その笑顔を守りたい～ ( No.6 )
- 日時： 2021/09/03 18:17
- 名前： モンブラン博士 （ID: pRqGJiiJ）
ココア、リゼ、シャロの３人は開始からずっと走りっぱなしだったこともあり、少し休憩しようと足を止め、タオルで流れる汗を拭った。先に確保されてしまったチノや千夜の為にも彼女達は逃走成功を目指すのだ。
気合を入れて一息ついている中、突如として空気を切り裂く轟音が耳の中に入る。真っ先に音の正体に気づいたのは軍人を父に持つリゼだ。
「伏せろ！」
咄嗟にココアとシャロの頭を掴んで強引に地面に屈ませると、彼女らの頭上を戦闘機が掠めていった。
突然の事態に動揺するココアとシャロだったが、リゼは冷静だった。戦闘機の動向を確認する。
戦闘機はＵターンすると真っすぐ３人に突撃してくるではないか。
「逃げろ！」
リゼの指示にふたりは従って逃走を開始。すると戦闘機が無数の弾丸を放ってきたではないか。
機関銃の嵐により建物には幾つもの穴が開く。
「ちょっとココア、どうして戦闘機が私たちを追いかけてくるのよ～！」
「私に聞かれてもわかんないよぉ！」
涙目でココアが応えたのと同時に、戦闘機からミサイルが放出。ミサイルは宙で分解して網になると、そのままココアを中に閉じ込めてしまう。
「ヴェアアアアアアアッ」
困惑して絶叫したココアは瞬時に牢獄へと転送されてしまう。
保登心愛 確保
一部始終を目撃したリゼは歯をギリギリと鳴らし、戦闘機のコックピットを指差し言った。
「あんた、ハンターだな」
「その通り。よく気づいたね。僕の新しい発明品は堪能していただけたかな？
戦闘機って浪漫があるよね。君達もそう思わない？」
「それは否定しないが･･････」
「リゼ先輩!?」
同じ浪漫を共有する相手にリゼが一定の理解を示すと、シャロがツッコミを入れる。
ストロング・モンブランは機体の中からマイクで話しかける。
「さて、どうする？」
「フッ、戦闘機を相手に逃走しても一瞬で確保されるのは目に見えている」
「だったら降参して自習に行くかね」
「それも御免だ。私の答えは、あんたと決闘をする、だよ」
思いもよらぬ答えにストロングは少し驚いた顔をしたものの、すぐに口角を上げて答えた。
「いいよ。その誘いに乗ってあげよう。新発明の威力も実験できたし、今は気分がいいんだ」
ストロングはコックピットのハッチを開けて、中から出てきた。
タンクトップ姿の枯れた老人の姿にリゼとシャロは拍子抜けした。これならすぐに勝てる。
リゼは微笑み、格闘の構えを取った。軍隊格闘術を学ぶリゼは女子高校生とは思えぬ強さがある。
地面に降り立ったストロングは何の構えもせずに前進してくる。あまりの無防備にリゼは緩みかけた警戒を強める。リゼは向かってくる相手に容赦なく蹴りを叩き込むが、腕で防がれてしまう。
その一撃でリゼは察した。この相手は強い。
「シャロ、逃げろ！」
「でも、リゼ先輩が！」
「いいから逃げろ！」
リゼは自分よりもシャロの身を案じたのだ。相手は強敵だ。無策で挑めば返り討ちになり、下手をすればふたりとも確保でチームは全滅してしまう。ならばここは自分が引き受け、シャロを逃がす道を選ぶ。
「シャロ。軍隊では時に勇気ある撤退も必要なんだ。お前ならわかってくれるな」
「･･････はいっ！」
シャロは背を向けて脱兎のごとく逃走を開始。
「おっと。逃がすわけにはいかないよ」
シャロの逃走に気づいたストロングが追いかけようとするが、その肩をリゼが掴む。
「待ちな。私の可愛い後輩には指一本だって触れさせやしない」
「後輩思いの良い先輩、と言ったところかな。だが、果たして君に僕を止める力があるだろうか」
「やってみなきゃわからないだろ」
「面白いね。少しばかり、君に興味が出てきたから相手をしてあげようとするかな」
ふたりのやりとりが耳に入ったシャロは溢れ出る涙を止められなかった。
大好きなリゼ先輩の気遣い、思いやりがたまらなく嬉しかった。
先輩の想いに報いるためにも停滞はしない。全力で走り、少しでも距離を稼ぐ。
「リゼ先輩の為にがんばるんだっ！」
- Re: ４周年記念逃走中～その笑顔を守りたい～ ( No.7 )
- 日時： 2021/09/03 19:57
- 名前： モンブラン博士 （ID: pRqGJiiJ）
～逃走中開始から３０分経過～
おとめ
「おとめ、こんな素敵な逃走中に参加できて、らぶゆーですっ！」
ﾎﾟﾝｯ
有栖川おとめ 確保
恋
「これが逃走中の厳しさというものなのですね。もっと精進しなくては」
ﾎﾟﾝｯ
葉月恋 確保
舞
「みんなの活躍を絵にできたらいいな･･････」
ﾎﾟﾝｯ
美翔舞 確保
まどか
「逃走中はまるで綱渡りのように厳しいですね」
ﾎﾟﾝｯ
香久矢まどか 確保
ベル
「ちょっとは骨のある子達が出てきたって感じだねえ。ところで、ストロングはどうだい」
ルナ
「リゼさんという子と闘っているみたいですよ」
ベル
「それじゃあその子の確保はストロングに任せて･･････残りはアタシ達で捕まえるとするかね」
ルナ
「そうしましょうか、お姉さま」
残り逃走者
ラブライブ！ シリーズ
西木野真姫 星空凛 絢瀬絵里 南ことり 桜内梨子 渡辺曜 黒澤ルビィ
中須かすみ エマ・ヴェルデ 優木せつ菜 桜坂しずく 天王寺璃奈 ミア・テイラー 澁谷かのん 嵐千砂都
アイカツ！ シリーズ
星宮いちご 霧矢あおい 紫吹蘭 北大路さくら 氷上スミレ 天羽まどか 蝶乃舞花 日向エマ 明日香ミライ 神城カレン
プリキュア シリーズ
九条ひかり 青木れいか 天ノ川きらら 十六夜リコ ルールー=アムール 夏海まなつ 涼村さんご 滝沢あすか
ご注文はうさぎですか？
リゼ シャロ
ゲゲゲの鬼太郎
猫娘
東京ＭＥＲ
喜多見幸太
スイートハニーカミング
七里由馬
ケンガンアシュラ
関林ジュン
北斗の拳
シュウ 雲のジュウザ トキ サウザー
鬼滅の刃
竈門炭治郎 竈門禰豆子 煉獄杏寿郎 栗花落カナヲ 甘露寺蜜璃
ブラックジャック
ブラックジャック 琵琶丸 ドクターキリコ
キン肉マン
ロビンマスク ラーメンマン ブロッケンＪＲ ウォーズマン ドクターボンベ
巨人の星
花形満
スター流
不動仁王 カイザー=ブレッド ジャドウ=グレイ 美琴
- Re: ４周年記念逃走中～その笑顔を守りたい～ ( No.8 )
- 日時： 2021/09/03 20:49
- 名前： モンブラン博士 （ID: pRqGJiiJ）
リゼはストロングの背後に回って彼の腕を逆に極めるが、ストロングは素早く回転して技から抜け出す。
クラッチを切り、肘をリゼの顔面に叩き込む。肘の威力にリゼは地面を滑って後退し、息を吐く。
ストロングは伸びをして笑った。
「僕を単なるインドアだと思ってた？ 僕はこれでも筋トレが大好きなんだよぉ！」
タンクトップを破り、中から現れたのは見事なまでに鍛え上げられた筋肉の鎧。力を入れて固めたことで、先ほどの数倍にも体格が巨大化している。枯れ木のような老人が一瞬にして筋肉質と化した変貌ぶりに、リゼも苦笑いしかできない。
「ここからは僕も本腰を入れて君を倒すから、そのつもりで戦いなさい」
告げるなり笑顔のままでストロングは一気に間合いを詰め、強烈な膝蹴りをリゼの顎に一閃。
「がはっ！」
リゼは盛大に吐血してダウンするが、四肢に力を込めて立ち上がる。
「あんたを先に行かせるわけにはいかないんだよっ」
「普通なら今の一撃で倒せるのだけれど、何が君をここまで駆り立てるのかな」
「あんたの想像に任せる」
「言いたくないんだね。それもまた良し」
次々に見舞われるリゼの拳を全て叩き落としていく。防御に近い動作だが、鞭のようにしなる手首による叩きは痛烈な攻撃となり、反対にリゼの拳が血を噴き出す結果となる。
「戦えば戦うほど君は傷つくだけだ。もう、諦めたらどうかな。諦めは恥じゃないよ」
「冗談じゃない！ 私の後ろには千夜とチノ、散った仲間の想いがあるんだ！
そして、逃走成功を目指してシャロが頑張っているんだ！
それなのに、私が簡単に諦めたら仲間に笑われるだろうがッ！」
リゼは技術ではなく魂で殴っていた。気合と根性だけで殴打していた。
技術を捨てたリゼの動きは単調そのもので捌くのは容易だった。
しかし、これまでとは決定的に異なる点がひとつあった。
それは重みである。弾く度に鉛のような重みが身体を通してストロングに伝ってくる。
「うおおおおおおおおっ！」
咆哮を上げたリゼの放った一撃が遂にストロングの顔面を捉えた。完璧に入った一撃は盤石だった男の姿勢を始めて崩した。しかし、それが限界だった。リゼの意識は途切れ、抜け殻のようになった身体は地面に倒れ伏す。
逃走をしていたシャロの通信機に一件の報せが入る。嫌な予感が全身を駆け巡り、心音が激しくなりながらも、シャロはその内容を見た。
天々座理世 確保
「リゼ先輩～ッ！！」
シャロの悲痛な叫びがエリアに木霊するのだった。
- Re: ４周年記念逃走中～その笑顔を守りたい～ ( No.9 )
- 日時： 2021/09/04 10:26
- 名前： モンブラン博士 （ID: pRqGJiiJ）
「コーホー･･････コーホー･･････」
褐色肌に漆黒のマスクをしたロボ超人のウォーズマンは不気味な呼吸音を吐き出した。
彼の肩からは煙が噴き出し活動限界時間が近いことを報せている。残り５分で彼は完全に機能を停止する。
体質的に逃走成功は無理だと踏んでいた。だが、それでも参加したのはこの逃走中には危険が伴うからだ。
子ども達を危険から守るのが正義超人の任務であると彼は自覚していた。リゼが倒れ、転送されていく様を到着するのが間に合わなかった故に助けることができなかったと彼は悔いていた。自分がもう少し早く着いていれば彼女は怪我をせずに済んだのだ。全ては自分が未熟であるが故。すまない、リゼ。
機械の冷たい身体とは裏腹に熱い心を持つ男は心の中でリゼに謝罪し、改めて敵に向き直る。
己の全エネルギーを費やし、たった一発の弾丸でストロングを活動不能にする。
あまりにも大役だが、自分の師匠ならばきっとこういう風に命を使うと考え直した。
一陣の風が吹き、決闘のムードを煽る。大きく手を広げ、待ち構えるストロング。
ウォーズマンは両手のベアクローを展開し、凄まじい勢いで錐揉み回転して突撃していく。
「二刀流！ スクリュードライバーッ！」
焼けた鉄のように発光したウォーズマンの巨体は真っすぐストロングの心臓を狙ってくる。
刹那、ストロングが口を開け、猛然と突っ込んでくるウォーズマンのベアクローに噛みついた。
「何ィ!?」
噛みつきによりベアクローを粉砕されたウォーズマンは素手で突撃するが、拳の威力は筋肉の鎧に阻まれ、ストロングの体内に何の影響も与えていない。間髪入れずに首を掴まれ、そのまま高々と抱え上げられる。
垂直落下式のプレーンバスターを堅いアスファルトの上で決められたのだ。
大ダメージを受け、ウォーズマンのヘルメットは破損。エネルギー切れにより、瞳の光は消失し、完全にＫＯされてしまった。
ストロングは戦闘不能となったウォーズを見下ろして言った。
「先ほどのリゼちゃんといい、君といい、中々の根性を持っているね。見直したよ」