二次創作小説(新・総合)

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仮面ライダーゼロエル【メイドウィン小説外伝】
日時: 2021/10/28 19:57
名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)

これは、マガイモノとなった少年の、逆襲の物語。




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どうも、シュンPです。この度、メイドウィンさんの小説を外伝作品を書かせていただく事になりま

した。なお、この作品は自分が提案した物であり、メイドウィンさんが直接執筆に関わっていないこ

とをご留意ください。


本作品は、メイドウィン小説【もう1つのゼロワン編】の後日談に当たります。合わせて、カキコに

ある【MM逃走中 これがワタシのやりたいこと】【MM××中 オレが正義の仮面ライダー祭】【MM逃走

中 サヨナラ 私の仮面ライダー】【MM逃走中 サヨナラ 私の仮面ライダー】、メイドウィン小説@ウ

ィキ内の【仮面ライダーゼロゼロ】も併せて読んでいただくと、より楽しめると思います。


注意点

・主人公は『シュンP』という、作者のアバター的存在であり、メイドウィンさんの『MM逃走中シリ

ーズ』に登場していたキャラクターになります。

・メイドウィンさんに、「このような作品を書かせていただくこと」と「メイドウィン小説より一部

のキャラクターが登場すること」については許可を得ています。

・主人公が作者のアバターであるため「一種の自己満足」に近いです。メイドウィン小説の外伝作品

と言う形で楽しんでいただけたらなと思います。


メイドウィン小説に泥を塗らないような作品になるよう心がけますので、是非、よろしくお願いしま

す。

Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.1 )
日時: 2021/09/17 18:32
名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)

序章 異形となった人と、人になった異形

01

「ここ…だよね」

『宅地雪』という人間の女性は、とある家の前に居た。何もない駐車場を突っ切り、玄関のドアの前に

立つ。

雪「・・・」

インターホンを押すと、間の抜けた音が鳴る。そして、ドアが開く。

「久しぶりだな、宅地雪」

家主、『シュンP』というマガイモノは雪を招き入れる。二人は廊下を通り、リビングへ入る。二つ

の向かい合ったソファー、その間には机が設置され、上にはあらかじめ入れたコーヒーがある。

シュンP「ま、座れよ」

シュンPがそう言いながら黒い革のソファーに座ると、それに合わせて雪もファーで包まれたソファ

ーに腰を下ろす。

雪「それで、何で私をこんなところまで読んだのかな?」

彼女はコーヒーに入れた角砂糖を混ぜながら質問する。

シュンP「簡単な話さ」



シュンP「俺と一緒に、別の世界に行ってほしい」

Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.2 )
日時: 2021/09/19 13:52
名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)

02

雪「別の世界?」

彼女はコーヒーを口に含む。

シュンP「ああ。お前達基準で『時空』と言うべきか?」

そもそも、シュンPと雪、二人の住む世界は違うのだ。その言葉に、比喩や例えは含まれていない。

シュンP「時空。様々な版権物の世界などと繋がった存在。カーレッジが俺達『メイドウィン』と呼

ばれる連中に力分けて、各々の世界を管理してんだよな?」

雪「多分あってると思う…こまかいところは違うと思うけど」

シュンPは、雪やその仲間達から見て『メイドウィン』言う存在に当たる。例えるならば、無数に存

在する異世界の一つ一つを管理する、守り人の様な物だ。

シュンP「で、この世界の中にも、色々な世界がある。今俺達がいるのが『現実』とすれば、他に

色々なアニメやゲームの世界が存在する。住民は気付かないがな」

雪「まあ…言わんとすることは分かるよ。要は、時空と言う大きな国の中に、色々な時空が県や州の

ように存在している。世界は、その中の村や町ってことでしょ?」

シュンP「そういうことだ。話が速くて助かる。で、今回一緒に行ってほしい世界は…」


「ゼロワンの世界だ」



雪「ゼロワンの世界…ゼロワンの時空なら前に行ったよね。割と最近」
※【MM逃走中 もう1つのゼロワン編】参照

シュンP「そうだな。俺の求める力も、手に入った」

雪「じゃあ今更行かなくても…」

シュンP「いや、足りない。あの時空は歴史が歪んでいた。こっちの世界なら、”本来あるべき歴

史”を歩んでいる」

そう言いながら、彼は拳を握りしめる。

雪「まあそれは勝手だけど…私が行く必要ある?」


彼女の問いかけに、シュンPは少し考え込む。一度空を仰ぎ、そしてドスグロイコーヒーを一気飲み

し、言葉を続ける。

シュンP「何か、嫌な予感がする。あの世界に何かが近づいている気がする。だから、お前について

きて、一緒にそっちも解決してほしい」

雪「分かった、行くよ」

そう応え、彼女もコーヒーを飲み干した。

Re: アナザーヒーロー計画【メイドウィン小説外伝】 ( No.3 )
日時: 2021/09/30 23:12
名前: シュンP (ID: IJ2q7Vk/)

03
シュンP「じゃ、荷物纏めて外出ろ」
彼は玄関を開け、日光から逃れるように目を瞑る。そのあとを追うように、宅地雪も外へ出る。
雪「どうやって他の世界へ?」
シュンP「ユグドラシルだっけ?他の時空へ行くときに使う列車」
雪「そうだよ。私もここに来るとき使ったもん」
シュンP「今回は、アレの小型版を使う」
彼は、ポケットから四角い箱を取り出す。箱の表面は綺麗に9マスに分断されており、それぞれに色が付いている。それを世間一般では、『ルービックキューブ』と呼ぶ。
彼はキューブをガチャガチャと弄り始め、即座に面を揃える。
シュンP「…バイクモード」
【BIKEMORD】
キューブを投げると、宙を舞いながら展開、変形し、一台のバイクへ姿を変える。
雪「ルービックキューブがバイクになった!」
シュンP「『ストライキューバー』。俺の発明品だ」
ヘルメットを装着し、二人はバイクへ跨る。そしてシュンPはハンドルを握りしめる。
シュンP「行くぞ」
アクセルを捻ると、バイクが発進する。家の前の大通りを進み、やがて人通りの少ない道へ出る。
シュンP「こっから動きが激しくなる。しっかりつかまっておけ」
雪「分かった」
雪の腕の力が強まったのを確認すると、シュンPはデジタル式のスピードメーターを操作する。すると、彼らから数100メートル離れた位置に、カラフルな渦が現れる。
シュンP「行くぞ!」
彼はスピードを上げ、渦の中へ突っ込んでいった。



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とある時空の狭間で、一隻の船が留まっていた。
「ふむ。あの世界のメイドウィンが動き出したか」
船内にいるとある男は、画面を見つめながら何かを呟く。画面には、独特のバイクに乗る男女の姿が映っていた。
「ゼロワンの世界…正史を歩んだ世界か。行ってみる価値はありそうだ」
「なら、それはわたくし達にお任せください」
突如、声が増えた。男が振り返ると、そこには、二人の少女の姿が。二人とも学生服を着用し、片方は黒い髪のロング、もう一方は銀髪を大きなリボンで縛っている。
「そろそろ、私達にも仕事くれてもええんじゃないですか?」
「確かに、そうかもしれないな」
そう言いながら、男は銀髪の少女へ何かを投げつける。
「これは…金属バット?」
「それで君の力を解放したまえ」
「私には?」
「おそらく君は、現地調達がいいだろうね」
彼らを乗せた船は、進みだす。
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渦を通り抜け、二人を乗せたバイクは暗い場所へ出る。
シュンP「地下駐車場ってとこか」
バイクから降り、彼はストライキューバーをキューブモードへ戻す。
雪「着いたのかな?」
シュンP「それは、地上に出れば分かるさ」
二人は、近くにあった階段を上っていく。徐々に光が差し込み、やがてそれを日光だと認識する。
雪「あれは…」
シュンP「『飛電インテリジェンス』。どうやら、異世界旅行は正解みたいだな」
彼は、離れた位置にある、大きなビルを指差しそう言った。


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