二次創作小説(新・総合)

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マジカルストーリーrewrite3
日時: 2021/10/17 19:47
名前: 3104&休日トリオ (ID: 1CPnMR4A)

3104:コロナ二回目を昨日打ちました

アマノカナタ:妹がゲロって、夜ご飯全然食べなかった

ユウザキルリ:もうケロッとしてるね

ユウザキマコト:3104は元気だな、こんな時にこれ書くって

3104:明日はテストです

休日トリオ:予定詰め込み

3104:てことでまた一週間後

Re: マジカルストーリーrewrite3 ( No.1 )
日時: 2021/10/24 19:40
名前: 3104&休日トリオ (ID: 1CPnMR4A)

3 光の子シアン part3

 クラウドのいる給水塔の上まで登ってきたティファは、彼の隣に座った。後に続けて、ロックとシアン、ホワイトも登ってくる。
「……クラウド、急に変になっちゃうんだもん。びっくりしちゃった」
「…………ごめん」
「…………」
 ティファは一瞬下を向くと、物憂げな表情で、頭上の満天の星を仰いだ。
 今日も変わらない。いつもの景色。たとえ記憶の中だけのものになっても、人はそんなに早くは、変われない。
 五年やちょっとじゃ、変われないのだ。
「……クラウド、忘れてないよね?ここでの……あの約束」
 クラウドがもし、新聞に載るような有名な人になったら、その時は……。
 ピンチの時は、助けにきてね。
「…………忘れるわけがない……ちゃんと、助けに行ったんだ。」
「……フフ……知ってた。でも、私ったら……そんなこと忘れて、クラウドが別人になったって、思っちゃった……エヘヘ……」
 自分でも分かるほど、しっとりした笑い声が出た。
「…………」
「……ごめんね、クラウド……なんにも変わってないんだもんね……私……とんでもない誤解……してたのかも」
 ティファの瞳から涙が一粒、零れた。
 隣でじっと見ていたクラウドが、ティファの華奢な肩に手をおいた。
 どうして、という言葉が、クラウドの頭の中に溢れかえる。
 どうして、あの時すぐ追いかけなかったのか。どうして、もっと早く行かなかったのか。
 どうして、こんなに弱くかけがえのないものが今にも崩れそうなのに、自分は何も考えずただ見ているのか。
『……クラにい、おねぇちゃんがないてるよ……?』
「……」
『……かなしそうだよ……?』
「……できない……」
『……?』
「…………ごめん、ティファ……できないんだ……」
 クラウドは星を仰いだ。
 手を伸ばし、星に重ねた。
「…………とんでもない誤解をしていたのは…………俺なんだ…………」
「……兄貴……?」
 心配そうなロックの声が、少し控えめにクラウドに届いた。
「…………だから、できない…………」
 空の星が揺らぎ、歪んだように見えた。
 今自分の青い瞳は、きっとこれまでにないほど、綺麗に澄んで見えるのだろうか。
『……クラにい、ごめんなさい……』
「…………どうして…………」
『……ここにおねぇちゃんたちをつれてきたのは、ぼくなんだよ』
「…………」
『……ぼく……みんなのことをしってる。クラにいのことも……だからね、ぼくひとりじゃできないからね……みんな、つれてきたの』
「……じゃあ、オレたちを谷の底に落としたのも……シアンかい?」
 ロックの問いにシアンは頷いた。
『……クラにいはこれで、もとにもどれる……ぜんぶおもいだしたから。』
「…………そう…………」
 今まで涙を拭っていたティファは、喉元につかえていたモヤモヤを飲み込んで、言った。
「……約束……私も守ったからね……!」
 ティファは、クラウドのピンチに、助けに来てくれたのだ。
「…………ありがとう……ティファ」
              続く


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