二次創作小説(新・総合)
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- 冷たい肌 ジ・オーバーリミット・シリーズ™
- 日時: 2023/08/30 10:51
- 名前: Gen Bond(本堂 仁) (ID: qwv/zAi4)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13152
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P.0
題名: Cold skins 冷たい肌
作品: ジ・オーバーリミット・シリーズ™
原作者: Hasbro様、タカラトミー様
原著者: 大勢の皆様に敬意を込めて。
視聴: 02年~、 想像: 15年~、 構想: 18年5月~、 執筆: 21年6月~
投稿: 21年10月31日 更新: ~23年8月30日
著者: Gen PRIM-Bond ジェン・プライム=ボンド
注意!
・今回の作品は戦争物です!苦手な方はブラウザバックを推奨します。
・全てオリジナルキャラクターで構成しております。
・しかし、既存キャラクターを想わせるような表現が登場するかもしれません。
対象: 全年齢対象、 読者ターゲット: 12歳以上
人称: 三人称多元ドローン視点作品です。
プロローグ
とある星のとある都市。
見下ろせば、足元を踏み外して仕舞いそうな深い裂け目から、どこまでも奥へ奥へと続く金属の構造物。
見上げれば、先が見えずに宇宙軌道上へと連なる高層建造物。
そして辺りを見回せば、とても立体的な交通網と、何処の階層とすらはっきりしない複雑な複合商業施設と歩道橋の建物群。
それら全ての街並みが今は瓦礫と化し、瓦礫が瓦礫を支えどういう訳か絶妙なバランスで街を支えていた。
地面を支えていた。
この惑星は金属の惑星だ。厚い大気に包まれていて温暖で、金色の金属植物が残り僅かな自然を育み、地下水が在り、錆びきった海が在り、油が地面から湧き、そして鈍い銀色の大陸が殆どを覆う。
そして、今はよく灰の嵐が各地で発生しては過ぎ去って行く。都市はその本来の機能を停止し、惑星の表面はそこかしこに黒煙が舞い、収集のつかない火災が周辺の生命体を寄せ付けない。
特にこの灰の嵐が厄介だ。全ての生命をこの地上から消し去り、無人の景色を形作る。
この世界のオーバーホールなのだ。もう時期この惑星は死滅する。
今の我々の時間はあまり残されていない。