二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- マジカルストーリーrewrite④
- 日時: 2021/10/31 19:53
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: 1CPnMR4A)
3104:……アアーもう眠い眠い眠い……
休日トリオ:寝ろ
3104:嫌だ寝ない。だって、絵描きたいもんね
アマノカナタ:まだ8時だぞ
ユウザキルリ:やる気なくて文が短い
ユウザキマコト:アアー……オレもう寝よう。おやすみぃ
3104:……ワタシハティファ党ジャナイエアリス党ダ
ユウザキルリ:急に何だよ
3104:本文は一週間後
- Re: マジカルストーリーrewrite④ ( No.1 )
- 日時: 2021/11/07 20:41
- 名前: 3104&休日トリオ (ID: 1CPnMR4A)
④あなたと共にpart1
ーティファ、ティファ。
自分を呼ぶ声がして、ティファはそっと目を開けた。
目の前には、見慣れた顔がいくつもあった。
「……クラウド……」
「……サトシが助けてくれたんだ。礼はあいつに」
クラウドが見る先にいるサトシに、ティファは礼を言い、そして、ある違和感に気づく。
ユフィにケット・シー、シトロンとユリーカに、セレナ、そしてロック……いつもの面々の中に、さらに加わっていたのは……。
『……ロックにい!つぎはどこいく?ねぇねぇ!』
シアンと、ホワイトだった。
「…………」
「…………ずっとあんな感じなの」
セレナの短い説明だけでは、ちょっとよくわからない。足元にピットリ張り付くシアンに、ロックはちょっと迷惑そうだ。
まあとにかく、いっしょに谷に落ちたロックとクラウドは無事だし、ティファはほっとして、クスリと笑った。
「……いいじゃん、ロック。本当に弟ができたみたい」
「…………ん~…………」
『ロックにい!どこいくの?つぎ』
「……クラウド~……」
もう散々という感じで、ロックはクラウドに助けを求めた。
「…………そうだな……とにかく、セフィロスを追おう。」
「……なら、約束の地……ですかね……?」
「あの綺麗だったとこ?ユリーカワクワク!」
「……遊びに行くんじゃないぞ~」
はしゃぐユリーカに、ユフィが言う。ユリーカは少しがっかりしたように肩を落とした。
☆
もう夕方だったので、一同はミディールの宿で一泊する事にした。
ティファがベランダで夕日を見つめていると、いつの間にか隣にロックがいた。シアンにまたもやピットリされている。
「…………見て」
何かに気づいたロックが、夕日を指差す。
「…………もう……来てるんだよ……メテオ。信じられない」
「…………遠くにあってあの大きさだと、かなりの大きさの星を、セフィロスは呼び出したのかな……」
ロックは、夕日をまるで、自分を包む優しいものを見るような顔で見つめる。出会った時から、ずっと。あんな星がいつかここに落ちてくることにも目をつぶって、ロックは優しさを見ている。
「…………ロックは、夕日が好き?」
「…………うん。暖かいでしょ?それに……」
優しさを見ていた瞳が、フッとかげった。
「…………いつでも、あいつを思い出せる…………夕日は、炎の色だから」
「…………そっか」
トラウマは嫌でも思い出すものだ。でも、だからこそ、その記憶の中の大切なものをいつまでも覚えていられる。嫌なことは、優しさと表裏一体なのだ。
『……ロックにい、つかれてるよ……?やすんだほうがいいよ』
「…………うん……ティファも、もう戻ろう?」
「…………一つだけ」
ティファは夕日から目を離さず、ロックに言った。
「…………夕日と一緒に……覚えておいてあげてね。」
ロックは振り向かず、シアンを抱き上げ、何も言わずその髪を撫でた。
レイチェルは、今も共に生きている。
続く
Page:1