二次創作小説(新・総合)

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僕が行く幻想学園のお話2
日時: 2022/05/10 16:48
名前: 物語終わらせ師 (ID: 74WHT3v3)

「スタッ」
教室の床に着地した音が聞こえた。窓を割ってきたのは七瀬レナ。学年一の問題児で制服の上から白いパーカーを着ている。
「みんな〜、おはよー!」
笑顔で挨拶をしている。窓は割って入るとこじゃないよ。フーリンがなにかに気づいた。
「あ…阿部、硝子の破片が刺さってる。えい」
フーリンは阿部の肩に刺さっている破片を抜いた。
「あ、ありがと」
阿部がフーリンにお礼を言った直後、ドアが開く音がした。
「おはようございます♡」
彼女は九尾。演技でぶりっ子になってる。裏の顔は…言ったら怒られそうだからやめときます。
「九尾!おはよう!」
「阿部くん、おはよぉ♡」
九尾は相変わらずぶりっ子だ。阿部…九尾のこと好きなのか?
「ぶりっ子は嫌だな…」
「それは俺もだ」
独り言を呟いた。でもそれは誰かに聞こえてたらしい。声がした方を見たらそこには普通のニンゲン(ニンゲン)がいた。
「物語、ニンゲン…何話してるの?」
「あっ、いや…ゲームの話してたの!」
「そうだ、物語の言うとおりだ」
「ふーん」
七瀬に話しかけられ急いで嘘をついた。
僕史上これが初めての嘘かもしれない。
七瀬はそれ以上何も聞いてこなかった。
ニンゲンは静かに席に座っていった。
「物語、おはよう」「物語くんおはよ」
二人に話しかけられた。一人は海時魅魔。
海時はとても優しくて元気。
もう一人は川野。友達が多くて羨ましい限りだ。
「二人共!おは…」
「キーンコーンカーンコーン」
僕の声を遮るようにチャイムが鳴った。
僕は二人に挨拶出来ずに席に座った。
「皆さんおはようございます。
一時間目は体力テストをします」
先生がそう言った瞬間、ブーイングの嵐。
そりゃそうなるよな。