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二次創作小説(新・総合)
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- とある本丸の日常
- 日時: 2022/05/15 10:21
- 名前: 零凛 (ID: f4dB7QUM)
とある本丸 (師走)
「よし。」
執務がひと段落したところでふぅと息を吐いて筆を置いた。
「「あるじ。」」
ぐぅーと腰を反らしていると外から声が聞こえた。五虎退くんと小夜ちゃんだろうか。どうしたのだろうと襖を開けてみると、庭に大きな雪だるまがどん!と居座っていた。その横に五虎退くんと小夜ちゃんが誇らしそうに立っている。
「これ、作ったの?」
「は、はい…!」
「雪が積もっていたので2振りで」
積もった雪の中、五虎退くんと小夜ちゃんがせっせと雪だるまを作っている様子が容易に想像できて、ふっと笑みが溢れた。それにしてもガタイの良い雪だるまだ。
「おっきくて可愛いね。」
「…でも少し寒そうです」
小夜ちゃんが呟く。
「そうだね。マフラーとかないかな」
自室に戻って箪笥を探ってみると去年短刀の子たちが編んでくれたマフラーが目に入った。
「良い感じだけど。これ雪だるまに使って良いのかな。」
「どうですかね。」
「大将ー何してんだ?」
そこに丁度薬研くんが通りかかった。
「あ、薬研くんこれ雪だるまに使って良いのかな?」
「?どういう状況かわからんが良いんじゃないか?」
少し暖かそうになった雪だるまを見て3人で顔を見合わせて微笑んだ。
「あったかそうです。」
「…そうですね。」
この本丸は今日も花丸です
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