二次創作小説（新・総合）
■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例）鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 逃走中48 鬼ヶ島のかぐや姫
- 日時： 2022/07/19 22:27
- 名前： アイスドラゴン （ID: ovLely7v）
今回の舞台は「鬼ヶ島」。数十年前、桃太郎が犬、猿、キジと一緒に鬼退治をした地であり、桃太郎によって討伐された鬼たちは「二度と悪さをしない」と誓い、鬼たちが奪った財宝を持って帰ったいわれている桃太郎伝説があった。その桃太郎伝説から数十年の時が経ち、鬼ヶ島に人間たちが移り住むようになり、かつて住んでいた鬼たちは島の痩せ細った土地での生活を強いられてしまったのだ。
ある日、鬼の一族である勝鬼が食料を調達するために人間の住む土地にやって来た。その道中でとある家で可愛らしい女の子を見かけた。彼女の名前はかぐや姫といい、子宝に恵まれなかった老夫婦の元に突然竹の中から現れた少女だった。勝鬼はかぐや姫に一目惚れをするが、近くにいた兵士たちによって追い出されてしまった。
また、この島には桃麻呂という貴族の男性が住んでいた。彼は十数年前に鬼を討伐した桃太郎の息子であり、亡くなった桃太郎が取り返した財宝で豪遊をしていた。その桃麻呂もかぐや姫に一目惚れをしたのだった。果たして、かぐや姫は勝鬼か桃麻呂かどちらを選ぶのか！？
この状況の中、大人気アニメ「SPY×FAMILY」にて敏腕スパイとして活躍するロイド・フォージャー、アニメ放映から50年以上の月日が経つ「妖怪人間ベム」から妖怪人間のベム、Twitterで話題となり、書籍化が決定した「おでかけ子ザメ」から子ザメちゃんなどの各界から集められた25人の逃走者たちが逃げ回る。果たして、120分間逃げ切り、72万円を獲得する者は現れるのか！？
逃走者 出演回数は（）
芦戸三奈（2）
朝香果林（2）［虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会］
阿部高和（3）
綾木（初）
桜坂しずく（2）［虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会］
オレンジペコ（初）
カペラ（7）
キャサリン（5）
ケボ（初）
子ザメちゃん（初）
雑草丸（11）
鐘嵐珠（2）［虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会］
大場なな（初）
田井中律（4）［放課後ティータイム］
轟焦凍（4）
ドンキーコング（3）
中野二乃（初）
屁祖隠珍蔵（2）
ベム（初）
ミア・テイラー（2）［虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会］
武勝龍 景丸（3）
モッチ（初）
八潮瑠唯（初）［Morfonica］
吉永みどり（6）
ロイド・フォージャー（初）
50音順
みどころ
▽桃太郎伝説の数十年後の鬼ヶ島での逃走劇！
▽疑心暗鬼し合う逃走者たち！
▽カペラ、雑草丸、景丸、リベンジなるか！？
▽初参戦！綾木＆オレンジペコ！
▽妖怪人間ベムvs恐怖のハンター！
▽子ザメちゃん、初めての平安時代！
▽ロイド、ミッション遂行なるか！？
▽感動の結末！逃げ切るのは誰だ！？
- Re: 逃走中48 鬼ヶ島のかぐや姫 ( No.142 )
- 日時： 2022/07/18 03:20
- 名前： アイスドラゴン （ID: ovLely7v）
〖05:00〗 1,170,000円
ゲーム終了まで
5分
綾木
「あと5分か……」
律
「早くクリアしないと……」
モッチ
「I want you to clear it……（クリアしてほしいな……）」
モッチは他の逃走者たちを信じ、物陰に身を潜める。
綾木
「ここじゃね？」
律
「鬼がたくさんいるな……」
鬼
「人間が何の用だ……！？」
綾木
「俺たちは別に怪しい者じゃない。」
律
「鬼たちに協力してほしいことがあって来た！」
鬼
「話は聞こう。」
綾木
「かぐや姫が桃麻呂の屋敷の倉庫に閉じ込められて大変なんだ！」
律
「すぐに来てほしい！」
勝鬼
「何だと……！？ かぐや姫が……！？」
綾木
「協力してくれないか？」
勝鬼
「あの野郎…… 俺たちだけじゃなくて、かぐや姫にまで……」
律
「あ、これブチギレるな。」
勝鬼
「テメェら！ 桃麻呂とかいう野郎に復讐だ！！」
鬼たち
「おぉーーーーーっ！！！」
桃麻呂への復讐として、桃麻呂の屋敷に攻め込むことを決意した鬼たち！
綾木
「これであとは桃麻呂の屋敷まで連れていけば……」
律
「ミッションはクリアできるな！」
夏鬼
「鬼たちで桃麻呂の屋敷にカチコミに行きますわー！」
夏鬼（演：鬼塚夏美）
綾木
「何か1体変な鬼がいるんだけど。」
律
「この時代にスマホと自撮り棒はアウトだろ……」
夏鬼
「『ラブライブ！スーパースター！！』2期、是非観てくださいですのー！！」
綾木
「さらっと宣伝したな……」
夏鬼
「私もいつか逃走者として出演したいですのー！！」
律
「出られるといいな。」
💀牢獄💀
景丸
「あとは誰が残っているでござるか？」
しずく
「綾木さんと律さんとモッチさんの3人です。」
カペラ
「初参戦が2人も残ってるのか。」
雑草丸
「3人には頑張ってほしいですね。」
ロイド
「まずはこのミッションをクリアしないとな……」
ランジュ
「そうね…… 逃げ切ってもドンキーに賞金が取られてしまうわ……」
ケボ
「Motch, do your best!！（モッチ、頑張れー！！）」
果林
「ケボくんの応援、きっとモッチくんに届いてると思うわ。」
モッチ
「I'm nervous……（緊張してきちゃった……）」
ミッション⑤ 通報部隊を停止させよ！
逃走者3人 vs ハンター6体
- Re: 逃走中48 鬼ヶ島のかぐや姫 ( No.143 )
- 日時： 2022/07/18 03:55
- 名前： アイスドラゴン （ID: ovLely7v）
〖03:30〗 1,197,000円
律
「桃麻呂の屋敷ってどこだ……？」
綾木
「向こうだな。」
鬼を引き連れ、桃麻呂の屋敷に向かう2人。
モッチ
「I wonder if everyone is okay……（皆、大丈夫かな……）」
物陰に身を潜め、ミッションクリアを待つモッチ。
モッチ
「Oh, it's a reporting unit……（あっ、通報部隊だ……）」
ドンキー×4
「……………」
モッチ
「Scared……（怖い……）」
ドンキー×4
「……………」
モッチ
「It looks like they went over there.（向こうに行ってくれたみたい。）」
ドンキー×4
「……………」
しかし、通報部隊の向かう先に……
律
「ゲームが終わる前にクリアしないとな……」
綾木
「そうだな……」
鬼を引き連れている2人……
ドンキー×4
「……………！！」
ピーーーーッ！！
見つかった……
律
「うわっ！ ドンキーかよ！」
綾木
「これはまずいっ！」
ハンターVH
「……………！！」
ダッダッダッダッダッ！！
笛の音に反応したハンターが確保へと向かう！
律
「このまま突破するしかない！」
綾木
「まだまだ…… こんなところで終わるわけにはいかない！」
なりふり構わず、桃麻呂の屋敷へと向かう！
ハンターVH
「……………！！」
ダッダッダッダッダッ！！
律
「ハンター来たし！」
綾木
「来やがったか……！」
ハンターVH
「……………」
ダッダッダッダッダッ！！
律
「はぁはぁはぁはぁはぁ……」
綾木
「はぁはぁはぁはぁはぁ……」
ハンターVH
「……………」
ダッダッダッダッダッ！！
ピピッ！
〘AYAGI〙
ボンッ！
綾木
「マジか……」
確保されたのは綾木だ……
綾木 確保 残り2人
〖02:17〗 1,218,900円
綾木
「こんなの嘘でしょ…… 何故なんですか……」
律
「はぁはぁはぁはぁはぁ……」
御殿に逃げ込む、田井中律。
律
「うわっ！ ヤベッ！」
ハンターOF
「……………！！」
ダッダッダッダッダッ！！
逃げた先にも別のハンター……
律
「はぁはぁはぁはぁはぁ……」
ハンターOF
「……………」
ダッダッダッダッダッ！！
ビーーーー
〖TAINAKA〗
律
「うわぁ～～～～～！！」
ボンッ！
田井中律 確保 残り1人
〖01:55〗 1,225,500円
律
「こんなところで捕まった……」
この土壇場で2人連続確保……
律
「うわぁ……」
ピリリリリッ！📩
💀牢獄💀
芦戸
「確保情報だよ！」
確保情報
通報部隊の通報により、
綾木、田井中律 確保
残るはモッチ、ただ1人
芦戸
「綾木さんと律ちゃん確保！」
牢獄の皆
「あぁ～～～～～！！」
しずく
「あとモッチさんだけですか……」
ランジュ
「大丈夫かしら……」
モッチ
「Only me……（僕だけだ……）」
1人になってしまった、モッチ……
モッチ
「I have to go……（僕が行かないと……）」
隠れていた場所から動き出し、ミッションに向かう！
クリアなるか！？
ミッション⑤ 通報部隊を停止させよ！
モッチ vs ハンター6体
- Re: 逃走中48 鬼ヶ島のかぐや姫 ( No.144 )
- 日時： 2022/07/18 21:48
- 名前： アイスドラゴン （ID: ovLely7v）
〖01:40〗 1,230,000円
モッチ
「I have to take the demon……（鬼を連れて行かなきゃ……）」
残り1人になってしまった、モッチ。
モッチ
「Oh, there are many！（あっ、たくさんいる！）」
勝鬼
「桃麻呂の野郎はどこだ……」
モッチ
「Everyone come！（皆、来て！）」
モッチが鬼たちを引き連れ、桃麻呂の屋敷に向かう！
勝鬼
「この屋敷のようだな……」
桃麻呂の屋敷の倉庫にある通報部隊停止レバーを下げれば、通報部隊を停止させることができる！
モッチ
「It's in that！（あの中だ！）」
勝鬼
「あの倉庫の中だな……」
勝鬼が金棒を倉庫めがけて振り下ろす！
勝鬼
「クソがーーーーーッ！！！」
ドカンッ！！！
かぐや姫
「あっ…… あなたは……」
勝鬼
「大丈夫か？」
かぐや姫
「私は大丈夫……」
モッチ
「It's a lever！ Let's take it down！（レバーだ！ 下ろそう！）」
ガシャンッ！！
ミッションクリア
モッチ
「This is clear！（これでクリアだ！）」
ドンキー×20
「！！……………」ﾋﾟﾋﾟｯ……
これにより、20体のドンキーコングは停止した。
ピリリリリッ！📩
💀牢獄💀
芦戸
「メールだよ！」
ミッション⑤ 結果
モッチの活躍により、
通報部隊停止レバーが下ろされ、
20体の通報部隊が停止した。
よってミッションクリアとなった。
芦戸
「モッチくんの活躍によってミッションクリアだって！」
牢獄の皆
「おぉ～～～～～！！」
ランジュ
「モッチ、すごいわ！」
珍蔵
「あとは逃げるだけですね……」
ケボ
「Motch, do your best！（モッチ、頑張れ～！）」
ミッション⑤ 通報部隊を停止させよ！（クリア）
モッチ vs ハンター6体
- Re: 逃走中48 鬼ヶ島のかぐや姫 ( No.145 )
- 日時： 2022/07/18 22:11
- 名前： アイスドラゴン （ID: ovLely7v）
〖01:00〗 1,242,000円
ゲーム終了まで
1分
モッチ
「1 minute left……（あと1分……）」
残るはモッチ、ただ1人！
モッチ
「Scary……（怖いよ……）」
対するハンターは6体！
ハンターTT
「……………」
ハンターNN
「……………」
ハンターOF
「……………」
ハンターVH
「……………」
ハンターKJ
「……………」
ハンターKH
「……………」
💀牢獄💀
しずく
「残り1分を切っています！」
果林
「このままいけるんじゃないかしら？」
ミア
「モッチ、頑張るんだ！」
モッチ
「I'm here……（僕はここにいるよ……）」
動き回らず、1か所に留まることを決めた、モッチ。
モッチ
「Don't come hunters……（ハンター来ないで……）」
ハンターVH
「……………」
ハンターKH
「……………」
逃走成功か……！？ それとも、確保か……！？
モッチ
「Please……（お願いします……）」
ハンターVH
「……………」
ビーーーー
ピピッ！
〘MOTCH〙
ハンターVH
「……………！！」
ダッダッダッダッダッ！！
モッチ
「It's a hunter！（ハンターだ！）」
ハンターVH
「……………」
ダッダッダッダッダッ！！
モッチ
「puff,puff……」
最後の力を振り絞り、逃げる！
〖00:15〗 1,255,500円
💀牢獄💀
芦戸
「あと15秒だよ！」
律
「あともうちょっとだ！」
綾木
「モッチ、いけぇ～～～～！！」
〖00:10〗 1,257,000円
〖00:09〗 1,257,300円
〖00:08〗 1,257,600円
〖00:07〗 1,257,900円
〖00:06〗 1,258,200円
モッチ
「A little more！（あともう少し！）」
ハンターVH
「……………」
ダッダッダッダッダッ！！
〖00:05〗 1,258,500円
〖00:04〗 1,258,800円
〖00:03〗 1,259,100円
〖00:02〗 1,259,400円
〖00:01〗 1,259,700円
モッチ
「Woooooooooooo！！！」
〖00:00〗 1,260,000円
モッチ
「Yeeeeeeeeeeah！！」
ハンターVH
「！！……………」ﾋﾟﾋﾟｯ……
モッチ 逃走成功
126万円獲得
モッチ
「I cleared it！！（僕がクリアしたよ！！）」
ピリリリリッ！📩
💀牢獄💀
芦戸
「メールだよ！」
ゲーム結果
モッチが逃走成功
126万円を獲得した。
芦戸
「モッチくん、逃走成功！」
牢獄の皆
「おぉ～～～～～！！」
ケボ
「Motch is amazing！（モッチ、すごいよ！）」
・
・
・
・
・
モッチ
「I'm back！（ただいま！）」
しずく
「モッチさん、お見事です！」
ケボ
「You really tried hard！（よく頑張ったね！）」
景丸
「賞金が用意されてるから、受け取るでござる。」
モッチ
「I have a lot of money……（お金がいっぱい……）」
二乃
「賞金を持った感想はどうかしら？」
モッチ
「Osechinko！！！」
モッチ以外の皆
「！？！？」
阿部さん
「モッチ、忘れずに覚えていてくれたのか……」
キャサリン
「何て言葉教えてんのよ！！」
果林
「モッチくん、それ絶対『えいごであそぼ』で言っちゃダメよ。」
モッチ
「？」
雑草丸
「間違いなくお茶の間が凍り付きますから……」
カペラ
「何はともあれ、モッチくんおめでとう！」
モッチ
「I got the prize！（賞金ゲットしたよ！）」
- Re: 逃走中48 鬼ヶ島のかぐや姫 ( No.146 )
- 日時： 2022/07/18 22:56
- 名前： アイスドラゴン （ID: ovLely7v）
そして、桃麻呂の屋敷に突撃した鬼たちは……
桃麻呂
「やはり貴様らの仕業だったのか……」
勝鬼
「テメェ…… こんなことしてただで済むと思うなよ……」
桃麻呂
「お前たち、やれ！」
兵士たち
「はっ！！」
勝鬼
「オラ゛ァ！！！」
兵士たち
「うわぁ～～～～～！！」
怒りのあまり、兵士たちを一瞬にして薙ぎ払ってしまった！
桃麻呂
「な、何なんだ……！？」
勝鬼
「覚悟はできているだろうな？」
桃麻呂
「お前たち、私を助けてくれ！」
イヌ
「桃麻呂さんって、桃太郎の息子さんにしては案外弱いんですね。」
サル
「兵士さえいなければ、何もできないからねぇ……」
キジ
「ちょっと幻滅した……」
桃麻呂
「お、お前たち！」
勝鬼
「すぐにあの世に送ってやる……」
桃麻呂
「お、お助け～～～～！！」
勝鬼の本気の怒りに怯えた桃麻呂はこの島から立ち去ってしまった……
勝鬼
「逃がすかっ！！」
かぐや姫
「待って！ もういいの……」
勝鬼
「あ゛？」
かぐや姫
「助けてくれて、ありがとう……」
勝鬼
「………かぐや姫が言うなら仕方ないか。」
お爺さん
「かぐや姫！」
お婆さん
「無事だったかい？」
かぐや姫を心配して、お爺さんとお婆さんが駆け付けてきた！
かぐや姫
「お爺さん、お婆さん……」
お爺さん
「鬼…… 貴様が……」
かぐや姫
「待って！ この方が助けてくれたの……」
お婆さん
「そうなのかい？」
勝鬼
「桃麻呂に倉庫に閉じ込められていた。アイツはこの島から逃げて行ったが……」
お爺さん
「儂たち、今まであんたのことを誤解していたようじゃ。すまなかったのぅ……」
勝鬼
「別に気にしてねェわ。」
お爺さん
「人間と鬼たちが共存できる島にしていこうと思う。協力してくれるか？」
勝鬼
「人間と鬼が…… 面白れェじゃねェか。」
桃麻呂がいなくなった鬼ヶ島は人間と鬼が共に平和に暮らせる島になった。
しかし……
かぐや姫
「ごめんなさい、実は皆さんに言わなくちゃいけないことが……」
勝鬼
「何だ？」
そして、満月の夜……
お爺さん
「まさか今夜だったとは……」
勝鬼
「テメェ、本当に行くのか……？」
かぐや姫
「今まで黙っていてごめんなさい。実は……」
突然、かぐや姫の姿が変わった！
カグヤ
「私はカグヤ。遥か先の未来から来たの。」
お爺さん
「み、未来……」
カグヤ
「時代旅行中にタイムマシンが故障して……」
遡ること数週間前……
カグヤ
「いてて…… ここはどこだろう……」
時代旅行中にこの島の竹やぶに落ちてしまったカグヤは……
カグヤ
「西暦1007年…… 平安時代に来ちゃったんだ……」
お爺さん
「さて今日も竹やぶで……」
カグヤ
「まずい…… 誰か来る！」
お爺さんの気配を感じたカグヤは咄嗟に姿を変え、かぐや姫としてこの時代を生活した。
かぐや姫（カグヤ）
「とりあえず、ウラシマちゃんが同じ時代に来てるみたいだから、SOSで…… 来てくれるのは5日後…… 満月の夜か……」
カグヤ
「お爺さん、あの時はありがとう。」
お爺さん
「まさかかぐや姫が未来から来ていたとは……」
ウラシマ
「カグ子～！ 来たよ～！」
ウラシマ（演：中須かすみ）
カグヤ
「あっ、ウラシマちゃんが来たみたい。それじゃあ、私は……」
勝鬼
「待て。」
カグヤ
「どうしたの？」
勝鬼
「その乗り物に乗れば、いつでもこの時代に来られンだろ？」
カグヤ
「うん。」
お爺さん
「よかったら、また来ておくれ。」
お婆さん
「お爺さんと待ってるよ。」
勝鬼
「来ねェと絶対許さねェからな！？」
カグヤ
「また来るから大丈夫。そろそろ行かなきゃ……」
こうして、かぐや姫もとい未来人のカグヤはタイムマシンに乗って未来に帰っていった……
そして、タイムマシンの中では……
カグヤ
「ウラシマちゃん、ありがとう。」
ウラシマ
「カグ子は大正時代に行ったって聞いたのに、まさか私と同じ時代に来てるだなんて思わなかったよ！」
カグヤ
「でもおかげですごく楽しかった。ウラシマちゃんはどうだった？」
ウラシマ
「すごく楽しかったよ！そういえば、乙姫って人にお土産貰ったんだ！」
カグヤ
「それって……」
ウラシマが取り出したのは赤い紐で留められた黒い箱……
ウラシマ
「何が入ってるんだろう？ ちょっと開けてみよう♪」
カグヤ
「ウラシマちゃん、ダメ……！」
ウラシマ
「うわぁ！！ 中から煙が……！！」
この後どうなったかは知る由もなかった……
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32