二次創作小説(新・総合)

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ポケットモンスター ジャーニーオブタカシ
日時: 2022/07/04 23:57
名前: 黒帽子 ◆gIsVBIh7tE (ID: 9qyxNSv4)

【お読みになる前に注意事項をご確認ください】
・この小説は、ゲーム「ポケットモンスター」の二次創作です。極力原作ゲームやテレビアニメ版に近い内容で提供いたしますが、小説オリジナルの設定が含まれます。

・感想は当スレではなく「二次創作愛好家のための雑談スレ」へお寄せいただけると幸いです。(強制はしません。このスレに書きたい方はぜひお書きください。)

・ご意見は遠慮なくお願いします。その都度改良していく所存です。

・更新頻度はそこまで高くはありません。なお、当作を外部でも投稿予定です。

【注意事項終わりです】



【あらすじ】
ポケットモンスター、縮めてポケモン。それは一言では表せない、摩訶不思議な生き物。
海に、大地に、大空にいたるところに生息している。そしてその種類は今では900を超える。
この世界で人間は、数多ある種類のポケモンと共に暮らしている。ある者はポケモンを育てたり、またある者はポケモンを競わせたり、さらにはポケモンを研究する者もいたりと。
そしてシンオウとカントー、ジョウトの三つの地域に囲まれた新たなる地域、アモキ地方にて青年タカシの冒険が始まろうとしていた。彼の相棒となるポケモン、そして彼の行く先に訪れるものとは?

【目次】
第1話「タカシ、旅立つ」 >>1

Re: ポケットモンスター ジャーニーオブタカシ ( No.1 )
日時: 2022/07/05 00:00
名前: 黒帽子 ◆gIsVBIh7tE (ID: 9qyxNSv4)

 ハナダシティから電車に揺られること2時間。アモキ地方南端の街、キンシオタウンにタカシはやってきた。
「確かアモキ地方でもポケモン研究所がようやく開所したんだっけな。」

 彼の祖父はアモキ地方では早い時期からポケモンを育てていた人物であり、生態の研究も時折していたのであった。キンシオタウンはそんな研究者の集まる街と化していたのであった。しかし祖父はタカシが5歳の頃に他界しており、ほとんど記憶になかった。

 ポケモン研究所について気になったタカシは、駅前の交番を訪ねた。ジュンサーさんによると、駅前から延びる大通りを200メートルほど歩けばたどり着くそうだ。タカシはこのルートで思い出した。それはかつて祖父宅があったエリアだった。思い出しながら歩いていたため、駅前から研究所までは本当にあっという間であった。

 研究所に入ると、1人の研究員が案内をしてくれた。話によると、遺書に「キンシオタウンの自宅をポケモン研究所に作り替える」と書かれており、研究者仲間たちで協力して研究所を作った。そして現在ではトレーナー初心者を迎え入れる施設として有名になったそうだ。
タカシはポケモントレーナーとして、祖父を継ぐ存在になりたいと申し出た。しかし、聞こえてきた言葉は意外なものであった。
「生憎だけど今日は初心者用ポケモンを用意していないんだ。また別の日に来てくれ。」
これにはタカシもショック、だったのもつかの間。朗報が来た。
「だけどその目は本気っぽいな。まるで君のじいさんそっくりだよ。仕方ない、特別にポケモンを一匹渡そう。」
研究員はそこに置いてあったモンスターボールをタカシに手渡した。タカシは早速と言わんばかりにボールを開けた。
「ムク?」

 むくどりポケモンのムックル。進化系を含めてシンオウ地方西部・中央部ではよく見られるありふれたポケモンで、アモキ地方全域でもその姿をよく見かける特段に珍しくないポケモンであった。
しかしタカシは祖父が愛用していたポケモンという記憶があった。自分がムックルを連れて旅に出るのはきっと運命だったのだろう。
「ムックル、これからよろしくな。」

 いよいよ研究所を離れてアモキ地方を回る旅が始まった。最初に目指す町はコトノハシティ。そこまでたどり着くには301番道路を通る必要があった。さて、その入り口にたどり着こうとした途端、さっきの研究員が来た。
「ムックル1体だけでは旅は心細いぞ。さっき渡すのを忘れたけどこれがモンスターボール。これを使ってポケモンを捕まえつつ旅を進めるといいよ。あとアモキ地方のジムに挑む際は3体のポケモンを用意しなければいけないからね。」
モンスターボールをいくつかもらったタカシは、さっそく301番道路に入った。
「確かここら辺虫ポケモンが多いという噂があるんだよな。ン?早速ポケモン見つけたぜ!」
目の前には毛虫ポケモンのビードルがいた。幼虫系のポケモンながら毒針を覚え、なかなかに厄介な種族である。
早速タカシはムックルを繰り出し、ビードルと戦わせた。ビードルは必死に毒針を飛ばすが、ムックルはそれを躱していく。そして体当たりがヒット。ビードルには相当堪えたようだ。
もう一発体当たりが当たった。ビードルももう攻撃の姿勢を見せない。今だ、タカシはモンスターボールを投げてビードルに当てた。ビードルはボールの中に入り、そのまますんなりと捕まった。タカシの人生初のポケモンゲットであった。

ポケモンゲットの余韻に浸っているのもつかの間、301番道路にたむろしている悪ガキたちが目をつけてきた。ポケモントレーナーの世界は非情、目と目が合えばポケモンバトルである。
これも人生初体験のタカシ、トレーナー世界で生き残ることができるのか?

つづく

Re: ポケットモンスター ジャーニーオブタカシ ( No.2 )
日時: 2023/01/17 18:42
名前: 黒帽子 (ID: Ue57yV0/)

青年タカシは、キンシオタウンの研究所でムックルを受け取り、今は亡き祖父の遺志を受け継ぐべく、アモキ一のポケモントレーナーを目指して旅立った。
次の目的地はコトノハシティ。アモキ地方最大の都市へと向かうのであった。
しかし、一筋縄では到着できなさそうだ。ここは301番道路、研究所のある都市と最大の都市を結ぶだけあってか非常に治安が悪いことで知られるのだ。

タカシの手持ちには今さっき戦いを終えたばかりのムックルとビードルがいる。この状態でポケモンバトルを挑まれては勝ち目もない、そう考えながら進んでいた。辺りは夕刻、さすがにゴロツキと出会う可能性はない、タカシはそう考えていた。

「よう兄ちゃん、見慣れない顔だな。」
そんな声がしたと思えばガラの悪そうな少年がタカシの後ろにいた。

「ここ通りたかったら金出しな。」
「この道路に通行料なんてないはずだぞ。払うもんか。」
「だったら俺とポケモンバトルしな。もちろん俺を倒せなかったら帰ってくれよな!まあ無理だろうけど!」

そう言うと不良少年はボールからコラッタを繰り出した。ポケモンバトルを挑まれたら、相手に背中を見せられない。手負いのポケモンでやるしかない。タカシはまずムックルを出した。

「兄ちゃん、そんなポケモンで倒せると思ってんのか? やれ!コラッタ!電光石火だ!」
コラッタの姿が一瞬にして見えなくなった、とその同時にムックルの懐に突撃していた!
ムックルは体勢を崩したが、すぐにリカバーした。
「そうだ!ムックルなら使えるはずだ! こっちも電光石火だ!」
2体の電光石火がぶつかり合う。2発、3発と続いていくが4発目でムックルが競り負けてしまった。

「もう終わりか!とっとと帰んな!」
「まだ勝負は終わっていない! 行け、ビードル!」

タカシは2体目のポケモン、ビードルを繰り出した。
「手負いの芋虫で勝てるわけねーだろうが!」
「ビードル、毒針だ!」

攻撃しようとしたコラッタに毒針がヒットした。
コラッタは苦しそうに転げている。

「や、やべえ!」
「これは毒が効いたか?」
「お、おれの負けだ!」

そういうと悪ガキは尻尾を巻いて逃げていった。
タカシはビードルの様子を確認しようとしたとき、驚くべき事態が起きた。

ビードルがたちまちさなぎの姿に変貌したのだ。 そう、これは進化であったのだ…

「これが、コクーン!?」
祖父のポケモンを幾度となく見せてもらったタカシでも、生でのポケモンの進化は指を追って数えられるほどしか見ていない。しかも、一緒に旅をするポケモンの進化であった。ここまで嬉しいことはなかっただろう。
しかし、2体のポケモンは戦いでダメージを受けていて、これ以上戦わせるわけにもいかなかった。
タカシはそそくさとこの場を立ち去るような勢いで301番道路を進み、日が沈み切るのと同時にアモキ地方最大の都市「コトノハシティ」に到着した。

「夜景が目に染みるぜ… いや、そんな悠長なこと言ってられないな。」
タカシはポケモンセンターを探した。その途中である大きい体育館のような施設を発見した。そう、この街のポケモンジムであった。しかし、シャッターが下り、張り紙がされていた。
「申し訳ありません。 コトノハジムは只今休止中です。 他のジムへお周りください。 ジムリーダー・ケヤキ」
ポケモンジム、ポケモンバトルを代表する施設の一つであり、各地方で規定数のバッジを集めると上位大会、リーグへの挑戦権が与えられる。タカシは、このジムを全て攻略、大会もあわよくば優勝を目指して祖父の背中に追いつくことを決心した。
しかし、彼はまだポケモンを2体しか持っていないため、ジムへの挑戦権もそもそもなかった。
ジムを通り過ぎ、数十メートル行ったところにポケモンセンターがあった。ここは、すべてのポケモントレーナーが回復を行うことができる施設で、基本的なポケモンの治療・体力回復は料金が控除される、トレーナーにとってありがたい場所である。
ポケモンを預けつつ、次に捕まえるべきポケモンの事を考えていた。すると院内のテレビで告知が流れた。「コトノハビギナーバトル大会」と銘打たれたこの大会が3日後に開かれるのだ。ジムバッジをまだ1度も獲得したことのないトレーナーに参加権があり、仕様ポケモンは1試合1体であった。
これはラッキーと思い、参加申請をすぐに書いて、提出した。

「お待ち遠様でした。ポケモンの回復が完了しました。」
ジョーイさんからポケモンを預かり、大会へ向けて修行を行おうと301番道路の入り口へと出発した。都市内は基本的に、各地の「ポケモン愛護条例」によって野生ポケモンとの戦闘は禁止されている。よって、道路地区に出没するポケモンと戦わなくてはならない。名目上は人類の物流を脅かす害獣を撃退する、といったことで道路での野生ポケモンとの戦闘には制限がかからないと言われている。

とにかく期限は迫っている。ギリギリまで戦ってはポケセンに戻ることを繰り返した。

タカシの冒険と戦いはまだまだ先が長い。

Re: ポケットモンスター ジャーニーオブタカシ ( No.3 )
日時: 2023/02/15 00:08
名前: 黒帽子 (ID: viAVUXrt)

夜の301番道路に声が聞こえ、すぐにズドンと激しい打撃音が聞こえた。これがもう2日間も続いていた。
キャタピーにオタチに、はたまた手持ちと同じ種類のムックル、かれこれ40体は超すポケモンを倒しに倒してきた。
意外と戦うのに悪戦苦闘していた、しかし祖父の遺志を継ぐたびに出たからには生半可な強さじゃ勤まることなんて到底無理だ、育てるなら最後の最後までポケモンを育てなければ育て主として失格である。大会に出るからには戦う準備をしないなんてありえない。彼はどこまでも真面目にポケモンを鍛えていた。
流石に進化するレベルまではいかなかったが、ムックルの電光石火にキレが出てきたり、コクーンも身を固めながら毒針で反撃する戦法をものにしてきたため、かなり満足していた。  

もう遅い時間なのでポケモンセンターに戻り、ムックルとビードルを回復コーナーに預けた。
いよいよ明日がバトル大会の日、タカシはポケモンセンターのカフェテリアでテレビを見ながら、自販機で買ったフライドポテトやコイキング型の人形焼きを食べていた。

「パルデア地方のテーブルシティにある『オレンジ・アカデミー』にて、何者かが巨大なトラックにポケモンを張り付け、威嚇する事件がありました。詳しい情報は現在テーブル警察が調査中の模様です。」
他の地方では何とも物騒なことが起きているのか。ここアモキ地方ではそんな大した事件は起きていないが、隣接するカントーやジョウトでは10年以上前の事だったろうか、「ロケット団」という組織が活動し、ポケモンを悪用した犯罪行為に次々と手を染めては連日ニュースを騒がせていた。しかしそれは一般のポケモントレーナーがアジトや事件現場に乱入した結果、解散したとも聞いており、アモキでロケット団残党が再活動する可能性も否めない。タカシはそんな物騒な事件が起こらないことを祈りつつ、食事を手早く済ませ、回復が終わったムックルとコクーンを迎え、ポケセンの待合室で眠った。

日付が変わり、朝7時。
「起きてください!トレーナーさん!」
ムックルに頭を乗せたまま寝ていたタカシは、ジョーイさんにたたき起こされた。
トレーナー生活4日目にしてなんとも情けない目覚めを迎えてしまったのだろう。
しかも大会開始は朝の8時半。会場へは10分あれば間に合うが、ポケモンたちのウォーミングアップには少々厳しい時間であった。ポケモンセンター内の売店でクリームパンひとつを買い、食べながら会場へ駆け込んだ。

会場は市民球場のような感じのコロシアムであった。そこに、32名のポケモントレーナーが集まっていた。

「コトノハビギナー大会の参加者ですね?」
「はい、そうです。で、なんですかこの紙は。」
会場に入るや否や、銀行や郵便局、飲食店で見るような番号札を渡された。タカシの番号は19番だった。
「前面の電光掲示板をご覧ください。試合開始直前に、何番と何番が対戦するかを表示します。」
試合開始まで誰との対戦かはわからない。どんなポケモンと戦えるのかどうか、ワクワクしながらウォーミングアップを始めた。

大会は予定時刻通り始まり、開会式が行われた。
「ビギナー大会にご参加のポケモントレーナー諸君、正々堂々とバトルをし、互いに高みを目指していきましょう!」
コトノハ市長の挨拶が終わり、会場からは歓声が上がった。そうそう、この手のイベントは盛り上がらなくては、そう思うのと同時に、早くも対戦カードの抽選が始まった。
9番vs28番、早速運営スタッフが声をかけ、参加者がバトル場の定位置に着いた。
「第1回戦第1試合、9番のコロン選手対28番タクロウ選手、それぞれポケモンを出してください!」

「行けっ!アチャモ!」
「頼んだぜ!キャモメ!」

コロンがアチャモ、タクロウがキャモメを繰り出した。
「お兄さん、これってどっちが勝つと思う?」
少年が訪ねてきた。
「これは水タイプのキャモメと炎タイプのアチャモの戦い。タイプ相性で考えればキャモメが勝つかもしれないな。でもアチャモ側が勝つ可能性だって0じゃない。どうなるかはバトルしてみなけりゃわからないな。」
祖父のポケモントレーナー経験を知っているタカシは、ポケモンバトルが理屈だけで完全に勝敗が決まるわけではないことを知っていた。
カン!とゴングが鳴り響き、ポケモンバトルが始まった。
「チャモ~!」
アチャモの火の粉が炸裂し、キャモメに降りかかった。しかし、キャモメは涼しい顔をしている。
「キャモメ、水鉄砲!」
勢いよくキャモメの口から出た水がアチャモにヒット、弱点攻撃を喰らい、大きく吹っ飛ぶアチャモ。しかし、なんとか耐えた。
「アチャモ、電光石火!」
「ならばキャモメ、風起し!」

風を起こし、電光石火の勢いを止めさせる作戦に出たが、アチャモの方が早かった。強風を作り出す前に工芸がヒットした。
「すげえ!さすが電光石火、向かい風知らずだぜ!」
タカシは間近で見る他人のポケモンバトルにワクワクが止まらなかった。そして自分が真っ向勝負するときのこともシミュレートしていた。

「軌道は読めた、キャモメ、水鉄砲だ!」
「怯まないでアチャモ、もう一度電光石火!」

タクロウの読みは当たった。コロンのアチャモは敵の真正面に向かって電光石火をする癖がついていた。素早いだけで隙はあった。
もちろん水鉄砲はアチャモにクリーンヒットし、ノックアウト。

「アチャモ、戦闘不能!よって勝者はタクロウ!」
ゴングの音が連続でなり、試合が終了した。タイプ相性通りに、キャモメがアチャモを倒す結果だった。
しかし、アマチュアトレーナーとその手持ちポケモンの若々しい覇気によって迫力は151倍増しに感じられた。

「俺も気合い入れてかねえと。」そう意気込んでいると次の試合の対戦カードが電光掲示板に表示され、アナウンスされた。
「第1回戦第2試合、1番のアキヒロ選手と19番のタカシ選手は場に出てください。」
早速タカシの出番が回ってきた。

「それでは、両者ポケモンを出してください!」
初戦で負けたらこれ以上試合に参加できない。タカシは絶対に負けられないと考え、ムックルを繰り出すことにした。

「よし、任せた!」
「そーれ行ってこい!」

「ムクーッ!」
「ププリー!」

相手はププリンを繰り出してきた。
ププリンか。相手はフェアリータイプ。鋼の翼さえ使えれば楽に勝てるが、ムックルはまだ得意技が電光石火や体当たりくらいしかない。防御力こそ低いが、持久力のあるププリン相手には一気にダメージを叩きこみたい。

「ププリン、歌うんだ!」
「プ~プリ~ン」

プリン系統を筆頭に、歌で眠らせるポケモンも多数いる。この歌で寝てしまうとしばらくは起きない。寝ている間になぶられて戦闘不能、なんてこともあり得る。

「ムックル、耐えきれ!」

歌を何とか耐えきったムックルは攻撃の構えになった。

「駄目か… ププリン、ムックルをはたけ!」
「あぶない、鳴き声!」
「ピピロピピロピーーーーー!」

よく知られていることだが、ムックルの鳴き声はかなりやかましい。野生の群れで暮らす時、この爆音で出会った野生ポケモンを威嚇しているのだ。もちろん聞いたポケモンは恐れて攻撃の手が鈍る。しかも、ムックルはムクバードに進化すると相手ポケモンを見た途端に威嚇し始める。ムックルの生態系をうまく生かした戦法に出たのだ。人になれたムックル系統でも、どういうわけだか戦う時には
タカシはこの時、生態をよく知ってるムックルを受け取れたことに感謝した。

ププリンはガタガタ震えながら、せっかくのはたく攻撃もなでるようなものになってしまった。
「ムックル、今がチャンスだ!」
ムックルが急に翼を使いププリンを殴り始めた。
ププリンも応戦してはたく攻撃をするが、パワーではムックルの方が上だった。
「よし、止めの電光石火!」

ププリンは野球の応援で使われるジェット風船の如く高く打ち上げられ、地面に撃墜し気絶した。
「ププリン、戦闘不能!ムックルの勝ち!」
「おお… ムックルの強さを見くびってたぜ。ムックルの育て方を教えてくれ!」
「こっちこそ眠らされてたら、負けてたな。ムックルは普通にバトルを繰り替えせば強くなってくれるぞ。」
ムックルの強さに魅かれたトレーナーをタカシは生んでしまった。しかし、その時の彼の表情は嬉しそうであった。

その後第1回戦の14試合を観戦し、ようやく第2回戦の抽選が始まった。
「第2回戦第1試合、19番タカシ選手と21番カタリーナ選手は場に出てください。」
あのトレーナーは初戦でニドランを使っていたことを察し、毒状態を危惧し、コクーンを使うことを決意した。

この大会はまだまだ続く。


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