二次創作小説(新・総合)
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- ダンガンロンパCA ~こんにちは絶望の社会見学~
- 日時: 2022/07/26 01:46
- 名前: 雪雨 (ID: 9s66RooU)
覚えている方はお久しぶりです。初めましての方は初めまして。雪雨と申します。
久しぶりにサイトを使うため、拙い部分があるかと思いますが見逃してくれると嬉しいです。
オリキャラの募集はしておりませんので、ご了承ください。
!注意!
・『ダンガンロンパ、スーパーダンガンロンパ2、ダンガンロンパ3、ダンガンロンパV3』のネタバレを含みます!ネタバレが大丈夫な方かプレイ済みの方の観覧推奨です!
・筆者は小説を書く初心者です。拙い部分があること、そして誤字脱字があると思います。
そちらは目をつむって温かい目で見守りながら教えていただければ幸いです
・オリジナルストーリーでございます。一から十までオリジナルです。
そちらが嫌、苦手だという方は何も言わずにブラウザバックをよろしくお願いいたします。
・荒らし等は厳禁です。誤字脱字の修正を指摘する。というのは構いませんが、悪口などは言わないようにお願い致します。作者は豆腐メンタルです。
・作者は思う以上に気分屋です。もしかしたら最後まで執筆するかもしれませんし途中でギブアップするかもしれません。
筆が乗るときと乗らないときの差が激しく、更新停止になってしまうことがあるかと思います。
コメントなど残していただければ、気乗りして書き上げることでしょう。作者はとても単純です。
【目次】
chapter0 プロローグ
>>1 >>2-6
制作秘話
>>7
- chapter0 プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2022/07/12 14:09
- 名前: 雪雨 (ID: 9s66RooU)
ぼんやりと“それ”を見上げる。
“それ”はまるでその世界の中心だという風にそこにあった。
『私立 希望ヶ峰学園』。
そこは、あらゆる分野の一流高校生を集め育て上げることを目的とした、政府公認の超特権的な学園。
何百年という歴史を持ち、各界に有望な人材を送り続けている伝統の学園らしい。
国の将来を担う“将来”を育て上げることを目的とした、まさに、“希望の学園”と呼ぶにふさわしい場所だ。
この学園の入学条件は二つ——――――――。
“現役の高校生であること”
“各分野において超一流であること”
新入生の募集などは行っておらず、学園側にスカウトされた生徒のみが入学を許可される。
そんな超がつくほどすごい学園の前に…俺は立っていた。
俺は『望月 巡』。
俺自身もその超すごい学校とやらにスカウトされたのだ。
“超高校級”の才能…俺が選ばれたものはこの紙…パンフレットを見れば一発だ。
『望月 巡様。
貴方を“超高校級の繝偵ャ繝医?繝ウ”として希望ヶ峰学園に入学することを許可いたします。』
実は正直・メ・テ・ネ・゙・�として選ばれたことというのがちょっと嬉しくない。
けれども、“将来を約束される”だなんて巷で囁かれたらいかないわけにもいかない。
だから俺はここに来た。まだ将来性のある学生としては絶対に行きたいと思うから。
「そういや…他にもいるんだったよな…。
ここに選ばれた人間って…。」
ぼそりと呟いたその言葉。そう、ここに選ばれたのは俺だけではない。
俺を含めた累計16人の生徒がクラスメイトになるという意味でもあった。まあ、クラス外ということならばもう十何人もいるのだろうが。
実は選ばれるとは到底思ってもいなかったのもあって下調べをしておらず、誰がどの分野に突飛しているのか、どんな奴が入るのか。それすらもわかっていない。
「…ここで立ち往生しても仕方ねぇ。
行くか。」
そう決心し、俺は足を踏み出した。
が、俺はその瞬間激しい頭痛が、眩暈が、脳を揺さぶった。
ぐらぐらと陽炎のように歪む視界に俺は
その場に倒れ伏した。
こんなことなら気づけばよかった。やめとけばよかった。
こんな学校に、“希望の学校”だなんて名高いからって入るんじゃなかったと。
“絶望の学校”だと確信したあの時、俺はそう思った。
- chapter0 プロローグ ( No.2 )
- 日時: 2022/07/12 14:09
- 名前: 雪雨 (ID: 9s66RooU)
「ねえ。大丈夫かい?」
声が聞こえる。
「生きてはいる…よね。呼吸はしている。
おーい。起きてくれ。」
その声に応えるように俺は起き上がる。
「あ、起きたかい?」
「…あぁ。」
心配そうに見ているその男は少し長い髪を一本に結った優しそうな青年だった。
他に言うとすれば…王冠のピアスが特徴的だった。
「君、ずっと倒れていたんだよ。
どこか悪いところないかい?」
「俺は…ないが…。」
「ならよかったよ!」
と、笑顔でそう言う。
「そう言えばここは…」
と言い周りを見渡す。
下は白いレンガ。越えられないほど高い柵がある。
それはいい。それよりも目立つものがある。
見上げんばかりの城。高くて近いまま見上げると首が付かれそうなほど高い。
そんな城を唖然と見上げていると傍にいる彼は言った。
「あ、もしかしてあの城が気になるのかい?
まぁ、そうだよね。
実はあそこにみんないるんだ。」
「みんな…?」
「クラスメイトになる人たち。だよ。
“超高校級”のすごい人たちなんだ。というと…君もそうだよね?君は?」
「名前…は望月巡…。
超高校級…の…」
と頭をフル回転させてしまった。
そういえば。そういえば…。
「…なんだっけ…。」
よくわからない。なんだっけ。どんなものだっけ。
「わからないのかい?」
「ああ…。何も出てこねぇ…。
以前何してたとかそういうものだけじゃねぇんだ。
…名前しか覚えてねぇ。」
そう口にした。
「そう、か…。
じゃあこれ以上は何も聞かないでおくよ。
そうだ。さっき皆と会話してきたし、よければ皆の才能、紹介してあげるよ。」
「…ありがとう。」
「そういえば私の自己紹介をしてなかったよね。
私は『神流 環』。好きに呼んでおくれよ。
ここには超高校級のチェスプレイヤーとして呼ばれたんだ。」
「よろしくな。
チェスプレイヤーというと…。」
「あぁ。一応無敗を掲げているし、グランドマスターの称号をもらっているよ。
よろしくね。」
グランドマスターって言うのは…一応いうならチェス業界の最高ランクの称号だ。
日本では誰も取ったことのない最上位の称号。恐らく彼はその称号の初所有者かつ、選ばれているともなれば…。
多分最年少で有しているんじゃないか?
「ああ。」
まあ、そう推測するだけで言葉には出さず、ただ彼から差し伸ばされた手を取り握手を交わした。
「そうだ。城の中に皆がいるっていっただろう?
だから、行こうか。ね?」
と、そのまま俺の手を引いて城へ行く。
引かれるままにその城に入れば…
俺たちを含めた16人の高校生がそこにいた。
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