二次創作小説(新・総合)
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- 太陽が沈む中
- 日時: 2022/09/21 15:26
- 名前: みおり (ID: .rBrFMf.)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13354
*お知らせ*
この次に書く予定だった、「あなたの夜が明けるまで」を、
このシリーズの1番最後書くことにします。
なぜ変更したのかは、終わった時にお気付きになられると思います。
ご理解、よろしくお願いします。
《さとみくん視点》
この国で戦争が始まってどのくらいなのだろう。
海の上でも戦いが行われ、
人間の死体や、鉄の塊
液体や、プラスチックも落ちてくる。
そのせいで俺ら、、"人魚"と呼ばれる種族は
絶滅寸前だ。前までは一万人はいたのに、今は1000人に減ってしまった。
俺には、弟がいた。けれど、間違えて飲み込んだもので、喉を詰まらせ
一年前に還らぬ生命となった。
親も3年ほど前に他界し、今は従兄妹のころんと一緒に暮らしている。
ころんの両親は戦争で落ちてきた鉄の塊にあたってしまい、
なすすべもなく、そのまま息を引き取ったらしい。
元々兄弟みたいに仲が良く、
気があうこともあり、ずっとそばにいた。
そんなある日、太陽が沈む中、
齢14〜17ほどの青年が散りになった機体ともに落ちてきた。
顔は良く見えなかったけれど、
その背中には大きな翼が生えているようにも見えて
すごく、悲しいほどに"綺麗だ"と
そう、思った。
俺はそいつに興味を持って
海の底に沈んでいく身体を引っ張り、
酸素を送ったーーー
俺らの家があるところは一応呼吸が出来るのから連れてきて、
ころんに理由を説明して、
怪我してたから手当てして、
眠ったそいつが起きるまでころんと雑談していた。
起きたその青年は、ななもり。と名乗った。
簡単に状況を説明して、
自分達のこと、これからのこと、
世間話などをして、
徐々に仲良くなっていた。
そして、ななもり。いや、なーくんは、
「俺を待っててくれる人がいてくれるから帰らないと。」
そう言っていた。
けれど、なーくんは人間、ここから故郷までは何十日もかかる。
食料や、身体を休ませれる場所も知らない。
そもそも海を泳ぐのは余りにも危険すぎる。
海は俺らが泳いで連れて行ったら2日ぐらいでつくから大丈夫。
ちなみに、ころんと俺は人間になる薬持っているから、
陸地で暮らすこともできる。
まぁ、人魚に戻れなくなるけど。
とりあえず、身内がいない俺らはなーくんについていくことにした。
陸地に着くころ、3日目の朝を迎えていた。
こ)ねぇ、空が明るいよ、なーくん、空ってこんなに青いんだね。
さ)お前小さいときにもそんなこと言ってなかったっけ?w
こ)えぇ〜そうかなぁ〜〜
な)さとみくん達仲いいね^ ^
そんな会話もした。
人間になった俺らは近くの街へ行ってうろうろしていた。
お金は一応あるからな。
ドンッ
?)ご、ごめんなさい
こ)大丈夫だよ。怪我は?
?)無いです。すみません、急いでいるんで。
な)気を付けてね。
?)はい。それでは。
3つ目〜完〜
次は、"あの夏が飽和する"るぅとくん視点になります。
閲覧ありがとうございました。