二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 推理中 真夜中の殺人者
- 日時: 2022/11/21 19:32
- 名前: ノックス (ID: 5NmcvsDT)
登場人物
プレイヤー
藤原妹紅
古泉一樹
天海春香
古戸ヱリカ
ルパン三世
次元大介
金田一一
ゲームマスター、ノックス
新ゲーム、推理中
プレイヤーに潜む殺人者を暴け!
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.1 )
- 日時: 2022/11/21 19:35
- 名前: ノックス (ID: 5NmcvsDT)
夜明け前の無人島に集められた7人のプレイヤー達。
藤原妹紅「ゲームマスターはまだか?」
古泉一樹「誰になるのでしょうか。」
天海春香「緊張してきましたよ。」
古戸ヱリカ「勝たせてもらいますよ…」
ルパン三世「雰囲気のある無人島じゃねえか。」
次元大介「推理ゲーム。あのガキは呼ばれてないようだな。」
金田一一「楽しみだぜ!」
ノックス「7人のプレイヤーの皆様。【推理中】にようこそ。ゲームマスターノックスと申します。ゲームのルールを説明します。」
推理中 ルール説明
無人島にある洋館に7人のプレイヤー達は3日間の間、共同生活をしていただきます。プレイヤー達の世話役、案内人として、ゲームマスターノックスもプレイヤー達と洋館にて生活する。
だが、洋館内に2人の殺人者と共犯者が紛れ込んでいる。殺人者と共犯者は正体が暴かれないように、プレイヤー達を追放しなくてはならない。
金田一一「殺人者と共犯者。」
次元大介「何で、殺人者と共犯者で、表されてるんだ?」
ルパン三世「役割があるみたいだぜ。」
ノックス「殺人者はプレイヤーを追放する役割を持ちます。共犯者は殺人者をサポートする役割です。但し、共犯者は殺人者と違い、プレイヤーを追放するのは禁止です。」
金田一一「凶器は洋館に揃っているのか?」
ノックス「これはゲームです。それに見立てた、物を御用意しました。登場人物は、プレイヤー7人とゲームマスターである私を含めた8人が、洋館に暮らします。それでは、洋館にご案内致します。」
洋館
ノックスに案内された7人のプレイヤーは洋館に案内された。
森の木や草が生い茂った土地に洋館が建っていた。
ノックス「この洋館は3階建、客室数は10部屋。階段は玄関入り口に1つだけあります。」
ルパン三世「立派な洋館じゃねえか。」
ノックス「中に案内します。」
次元大介「洋館に入る入り口は1つだけなのか?」
ノックス「玄関入り口と反対側にある勝手口の2つだけです。」
洋館の館内に入ると、すぐに2階に通じる階段を発見した。
ノックス「1階は調理場、食堂、客室が4部屋あります。」
館内は円形状になっていて、右通路から順に客室がA、B、C、Dの客室と円形状の半分辺りに調理場、食堂、倉庫と続いて、玄関に戻れる。勝手口は調理場にある。
円形状の通路はある意味一本道で、他の通路は存在しない。
金田一一「本当に一本道みたいだな。」
藤原妹紅「扉はチェーンロックもあるな。外からでは、施錠は不可能か。」
天海春香「ゲームマスターさん。隠し部屋とかは…」
ノックス「秘密の隠し部屋は存在しません。隠し扉ありませんよ。」
客室には掛け時計が掛けられている。客室はバスルーム、ベット、クローゼトの3区分で構成されている。
藤原妹紅「客室は全て、同じ構成だな。」
ノックス「では、2階に行きましょう。」
螺旋階段を進み、2階に到着する。円形状の廊下になっている。1階と同じだ。
ノックス「右通路から順に、客室はE、F、Gの3部屋と遊戯室、図書室、使用人室。ゲームマスターの私は、基本、使用人室で待機します。」
天海春香「遊戯室は鍵が無いんですね。」
ルパン三世「やっぱり客室は同じ構成になってるぜ。」
金田一一「鍵は何本?」
ノックス「マスターキーが1本と各部屋の固有鍵1本ずつあります。鍵は全て、使用人室のキーロッカーにあります。」
次元大介「図書室にはちゃんと、鍵があるんだな。」
ノックス「3階に行きましょう。」
3階は右通路から客室のH、I、Jの3部屋、談話室、金庫室がある。
ノックス「館内全てを御案内しました。ルール説明の続きをします。」
ルール説明2
ゲーム開始前にプレイヤー達の中でランダムで2人に、殺人者と共犯者の2つの役職が割り振られます。それ以外の役職として、探偵の役職が1人だけいます。探偵は事件情報とは別にゲームマスターに3回だけ、情報を要求できる特権が与えられます。
勝利条件
探偵 制限時間までに、殺人者と共犯者の正体を暴く事。
殺人者と共犯者
館内の住人の数が、殺人者と共犯者の数が同じになるか、正体を暴かれなければ勝利。
ノックス「ルール説明は以上でございます。皆様には、映像資料として小型カメラ付き眼鏡をしてください。伊達眼鏡ですのでご安心を…」
天海春香「あの…」
ノックス「説明を1つ忘れてました。客室では基本、眼鏡を外しても構いません。ですが、殺人者と共犯者は犯行準備時、犯行時には眼鏡をしてください。ゲームになりませんので。」
ノックスの説明で、天海春香は静かになった。
次元大介「質問だ。ゲームとは言え、自分が退場された場合の合図は何なんだ?」
ノックス「この腕時計をしてもらいます。自分が退場された場合は、腕時計に赤いランプが点灯します。」
次元大介「把握した。」
ノックス「制限時間は明日の7時~3日後の21時まで。凶器は全て、紙製ナイフ等を準備しました。それ以外の凶器は殺人者と共犯者の部屋にありますので、ご確認を。
それでは、明日の7時までは自由時間とします。」
現在の時刻は6時。
金田一一「事件発覚のタイミングは?」
ノックス「プレイヤーの1人が、気づいた時点で事件発覚となります。詳しい情報は、ゲーム時にでも…」
自由時間となった。
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.2 )
- 日時: 2022/11/21 19:50
- 名前: ノックス (ID: 5NmcvsDT)
プレイヤー達は自由時間として、食堂で料理を食べていた。
次元大介「おいルパン!俺の肉食べたろ!?」
ルパン三世「泥棒みたいなこと言うなよな。」
天海春香「ルパンさん。泥棒ですよね!?先から、ルパンさんの皿に肉が増えてるんですけど!?」
ルパン三世「春香ちゃーん。そんなこと言わないで…」
銭形警部「ルパン!何をしてるんだ!?」
テレビスタッフの中にいた銭形警部がルパンに怒鳴っている。
ルパン三世「何で、いるの!?」
ノックス「ルパン様のストッパーとして、依頼しました。」
ルパン三世「そりゃあないぜ!?」
天海春香はルパン三世から離れて、厨房に来ていた。
天海春香「明日用のお菓子でも、作ろっかな?」
藤原妹紅「春香は何してんだ?」
天海春香「妹紅さん。明日用にお菓子でもと思いまして…」
藤原妹紅「私も手伝っていいか?」
天海春香「良いんですか!お願いします。」
2人はお菓子作りをすることに…
金田一一と古泉一樹は遊戯室で将棋をしていた。
古泉一樹「そうなんですか。金田一幸助のお孫さんなんですか。」
金田一一「そうなんだ。」
古泉一樹「この企画【推理中】に関しての話でもしませんか?」
金田一一「そうだな…古泉は誰が、殺人者役なら厄介だと思う?」
古泉一樹「ルパン三世ではないかと思います。あの人は犯罪者ですが、殺人は滅多にやらないと聞いてますが…犯罪のプロですし。」
金田一一「共犯者役がルパン三世なら納得だけどな。」
古泉一樹「探偵役なら金田一さんがお似合いでは?」
金田一一「そうか?俺は古泉なら、問題無いと思うけどな。」
古泉一樹「僕は解説役で十分ですよ。将棋の続きをしましょう。」
館内を歩き回っている古戸ヱリカは、入念にメモを取っていた。
古戸ヱリカ(探偵になれなくとも、退場されない限り捜査することは可能です。)
翌朝。午前6時になると、プレイヤー達はノックスに食堂に呼ばれたようだ。
ノックス「これより、【推理中】のゲームを始めます。既に、この館内には殺人者と共犯者の2人が紛れ込んでいます。君達は探偵と協力して、暴いてください。探偵の役職は金田一一様に決定しました。」
金田一一「何で、探偵役が俺なんだよ!?」
ノックス「抽選での結果です。〈実はなんですが、スタッフから探偵役は金田一君にするようにと、上層部からの要請だとの事で…〉」
金田一一「メタ過ぎる!?それなら…仕方ないですね。」
ルパン三世「ゲームマスター。俺様にあの役をさせるからには、ギャラは弾んでもらうぜ。」
ノックス「ルパンさん…ゴホン!ルパン様のその話は、ゲーム終了後に。」
金田一一(あの役?)
ノックス「それと、ルールが少し追加されました。退場になったプレイヤーを発見した時、腕時計の横に付いているボタンを押してください。アラームが鳴るようになっています。これが、事件発覚の合図となります。殺人者、共犯者と疑われたくなければ、発見時にすぐに押すことをおすすめします。」
ノックスは午前7時になることを確認すると。
ノックス「それでは、【推理中】スタートです。」
1日目7時00分
ゲームスタートの合図がなると、プレイヤー達は暫く、その場から移動しない。
次元大介「じっとしてても退屈だ。飯にするぞ。」
古戸ヱリカ「そうですね。」
天海春香「私が何か作りますよ。」
古泉一樹「有り難いです。お願いできますか?」
藤原妹紅「春香。私も手伝う。」
古戸ヱリカ「なら、私も手伝わせてください。人手はいるでしょうから。」
古戸ヱリカと藤原妹紅が天海春香の手伝いに申し出た。
天海春香「妹紅さん、ヱリカさん。ありがとうございます!」
3人は厨房に向かった。
金田一一「俺達は何するか。」
古泉一樹「トランプを持ってきているので、ポーカーでもしますか?」
次元大介「暇潰しには丁度いいな。やるか?」
ルパン三世「負けねえぜ!」
次元大介、ルパン三世、古泉一樹、金田一一の4人がポーカーで対決している頃。厨房にいる3人は朝食に悩んでいた。
1日目7時15分
天海春香「悩むね?」
藤原妹紅「冷蔵庫に食パンがあったから、ピザトーストで、よくないか?」
古戸ヱリカ「それでも良さそうですね。」
天海春香「それじゃあ、作りますか。」
1日目7時35分
金田一一「フルハウス!」
ルパン三世「あちゃー…ツーペアだぜ…」
次元大介「ロイヤルストレートフラッシュだ。」
古泉一樹「運に恵まれませんね。役無しです。」
金田一一「次元さん役強!」
次元大介「運の問題だな。」
天海春香「ピザトーストを作ったんで、手伝ってください!」
古泉一樹「わかりました。トランプを終わりましょう。」
金田一一「そうだな。何を手伝えばいいんだ?」
藤原妹紅「人数分の皿を出してくれ。」
ノックス「私もお手伝いしますよ。」
古戸ヱリカはマックスに飲み物を出すのを頼むと、手を洗いに行った。
1日目8時15分
朝食を食べ終えると、ノックスからタグ付きの鍵を受け取る。
客室A天海春香
客室B古戸ヱリカ
客室C藤原妹紅
客室E古泉一樹
客室F次元大介
客室G金田一一
客室Jルパン三世
ノックス「鍵は自分で保管してください。無理な方は預かっておきますね。」
7人は客室に向かった。
- Re: 推理中 真夜中の殺人者 ( No.3 )
- 日時: 2022/11/21 23:05
- 名前: ノックス (ID: l2ywbLxw)
1日目9時25分
天海春香は客室で学校から出た予習をしている。すると、藤原妹紅が訪ねてきた。
天海春香「どうしたんですか?」
藤原妹紅「暇だからな。館内を散歩してたんだ。春香は何してるんだ?」
天海春香「学校の予習を…」
藤原妹紅「そうなのか?そうだ。相談したいことがあるんだけど…」
天海春香「それなら、中にどうぞ。」
天海春香は藤原妹紅を招き入れた。
1日目9時30分
古戸ヱリカはノックスから借りている館内見取図を見ながら、頭を抱えた。
古戸ヱリカ(推理ゲームで、殺人事件が起こるのは確定しています。ですが、今回はやりにくい…あの魔女のゲームでは、私は生存出来ていましたが、今回は私も、退場される可能性があります。対策しづらい…)
気分転換に客室から出て、図書室に向かった。
1日目10時
古泉一樹は図書室でミステリー小説を読んでいた。
古泉一樹(黄金の魔女殺人事件ですか。興味深い物語です。僕も、色々と推理しましたが、このトリックは解けるものなのでしょうか?)
古泉一樹「流石に、全巻読むのは、疲れましたね。戻さなくては。」
古戸ヱリカ「古泉さんでしたか?」
古泉一樹「どうしましたか?」
古戸ヱリカ「気分転換に来ただけです。その本は?」
古泉一樹「推理小説です。題名が【黄金の魔女殺人事件】です。中々、興味深い物語でした。」
古戸ヱリカ「………」
古泉一樹「どうしましたか?」
古戸ヱリカ「なんでもありません。」(黄金の魔女!?いや、あれは小説です。有り得ませんね。絶対そうです!)
古戸ヱリカは図書室から出ていった。
古泉一樹(忙しかったのでしょうか?)
1日目12時
7人は食堂に来て、ノックスが作ったパスタを食べていた。
ノックス「おかわりが欲しい方は、言ってください。」
天海春香「美味しいけど…おかわりどうしよう…」
古泉一樹「一皿で満足です。久しぶりに食べましたよ。」
金田一一「ゲームマスター!俺、おかわり。」
ルパン三世「俺様も。次元はどうする?」
次元大介「一皿でいい。満足だ。」
古戸ヱリカ「食べ終わったので、部屋に戻りますね。」
藤原妹紅「ゲームマスター、酒ダメ?」
ノックス「だめです。今はテレ…ゴホン。ゲーム中は酒は禁止です。煙草は我慢できないのでしたら、外で吸ってください。館内は禁煙です。」
藤原妹紅「仕方ないな。」
1日14時20分
天海春香「この計算が…」
藤原妹紅「春香。この計算間違えてるぞ。」
天海春香「本当ですね。」
藤原妹紅「そろそろ、準備しとけ。」
天海春香「わかりました。」
1日目17時
天海春香がお茶菓子の準備に勤しんでいた。
天海春香「ティーカップの準備はこれで、良いね…後は、仕上げを作らなきゃ。」
藤原妹紅「春香。準備できたか?」
お茶会の準備が気になったのか、様子を見に来たようだ。
天海春香「準備できました。妹紅さんはカップを皆に配ってきてください。お菓子の準備しときますから。後始末も後で、しないとね。」
藤原妹紅はカップを運んで食堂に持ってきた。
金田一一「お茶会は久しぶりだぜ。」
次元大介「ルパンの奴は遅いな。」
古戸ヱリカ「お茶会ですか?」
古泉一樹「天海さんの提案です。楽しそうで良いですよ。」
ルパン三世「寝過ぎちまったぜ。」
天海春香「お菓子作ったので、皆で食べてください。」
皆にお菓子を配ると、椅子に座った。ルパンは出された紅茶を飲み干して、お菓子を食べる。
ルパン三世「旨いじゃないねぇか。」
暫くお茶会が進むと、ルパン三世が欠伸をしている。
次元大介「ルパン。眠そうだな。」
ルパン三世「お菓子食べて、お腹一杯で眠たくなってきたぜ。」
天海春香「無理しない方がいいですよ?」
ルパン三世「そうだな。ちょっと、部屋戻って寝かせてもらうわ。」
次元大介がルパン三世を支えて、立ち上がらせる。
藤原妹紅「私も手伝うよ。1人だと、きついだろ?」
次元大介「助かる。」
藤原妹紅は反対の方を支えて、2人でルパン三世を部屋まで送った。
Page:1 2