二次創作小説(新・総合)

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【plott×俺クロ】憑かれた私とましろ恋愛相談所!
日時: 2023/02/01 20:34
名前: むう ◆CUadtRRWc6 (ID: viErlMEE)

【持続ミッションが解放されました。
 プレイヤーは直ちにコマンドを実行してください。】

 ▼恋愛ミッション▼
 〇今年中にカップルを成立せよ!
 ※なお、年度が変わっても交際させた組が0だった場合は強制ペナルティーが発生します。

 憂「……マジで言ってんの?」
 宇木「普通の依頼だけでも、達成回数ゼロの俺らにこの任務は無理」
 亜麻「やばすぎっしょ~。そもそもさ、僕ら人の恋愛に勝手に首ツッコんでるじゃじゃ馬じゃん? そこんとこ、大丈夫そ?」


 これは恋愛専門の探偵事務所『ましろ恋愛相談所』のメンバー(&plottメンバー)が繰り広げる、波乱万丈な異能力ラブコメディです。

 ◇注意◇
 以下の作品キャラが出てきます。
 ・混血のカレコレ 
 ・全力回避! フラグちゃん! 
 ・憑かれた俺と黒神心霊探偵所(←ここが舞台です)

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ◇ましろ恋愛相談所◇
 
 ●麗白憂ましろ・ゆう
『恋につかれている主人公』
 →憑依系異能力者。縁結びの神様・オオクニヌシの影を宿す!
 

 ●宇木弥一うき・やいち
『能力を受けつけないDK』
→異能力者。右手に収まるモノであれば違う物質に変換できる。
 「ダサいから」という理由で能力を使いたがらない

 ●庵原亜麻あまはら・あま
『人生につかれ気味の幽霊』
→天候を操る能力を使う、恋愛ムードメーカー。しかしコミュ障


◇目次◇
 【ミッション1:ターゲットと接触しろ】>>01-

Re: 【plott×俺クロ】憑かれた私とましろ恋愛相談所! ( No.1 )
日時: 2023/02/01 20:36
名前: むう ◆CUadtRRWc6 (ID: viErlMEE)

 【ミッション001:ターゲットと接触せよ!】

「こちらY。前方にターゲットを確認。速やかにマニュアル1を実行します」
『了解。こちらU。今なんとかAを連れ出してそっちへ向かってる」  
『ちょ、引っ張らないで宇木氏……。やめて、失気しけってるからぁ……肌荒れしてるからぁぁ』

 市街地から少し離れた路地奥。
 私―麗白憂ましろゆうは右耳に装着したヘッドホンに手を添える。
 時々ノイズが混じっていて聞き取りにくいけれど、相手とはまだちゃんと通信は繋がっている。

 そのことを確認して前を向く。
 目の前を一人の女の人が歩いていた。年齢は20代前半ほど。長い茶髪の髪はアイロンで綺麗に伸ばされており、恰好は白いブラウスにピンクのスカート。

 今回の捜査対象者だ。

「えーっと、依頼者の水谷さんは彼女のことが好き。でも、自分が奥手で話しかけれないから、私たちが彼女―原さんの跡を追って、趣味でも好きな物でもなんでもいいから掴んでほしい、と」

 恋愛専門の探偵所とはいえ、これじゃあまるでこっちがストーカー。 
 男のたるもの、時には勇気を出して話しかけるのも大事だよ。
 ……なんて、依頼された手前断るわけにもいかず。
 こうして貴重な日曜日をお仕事に当てている。

「んじゃあ今から原さんに声かけるね……って、わ!」
 袖に落ちた水滴に私は悲鳴をあげる。
 さっきまで晴れていた空が雲で覆われて、小雨が降ってきたんだ。
 降水確率は0%だったはずなのに。

(あーもう、亜麻のバカ! あいつまた……)
 事の原因を私は知っている。めんどくさいことに、この町の天候はとあるメンバーの情緒によって大きく左右されるのです。
 あ、詳しいことはまた後で。

「ちょっと亜麻~?」
『な、なに憂氏……。あ、やめて宇木氏、服のびるって。あー!!』

 イヤホンの向こうから、甲高い悲鳴が聞こえた。
 あーあ、まぁたやってる。

「めっちゃ降って来てんだけどぉ。雰囲気ぶち壊しだよ。折り畳み傘、私持ってないよ」
『だ、だってだって僕、人ごみマジリームー……。みんな草生やしてそうで怖い……』

 飛んだ偏見!
 そしたら今頃ここは、緑に覆われた超絶エコシティになるよ。

『すまん憂。傘は流石に無理だわ。手からはみ出る』
「はぁ……。わかった。あとでなにかおごってね」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 私はこの街で、恋する人の悩みを解決する相談所を経営している。
 ただしバイト仲間のせいで、未だに達成した依頼はゼロ件。
 これは、ことごとくツいていない従業員が、とぼしい恋愛知識と己の能力を駆使して相手をくっつける……お話、です! たぶん!

 

Re: 【plott×俺クロ】憑かれた私とましろ恋愛相談所! ( No.2 )
日時: 2023/02/01 20:28
名前: むう ◆CUadtRRWc6 (ID: viErlMEE)


 【ミッション001-02】

 さて、ここらでメンバーの紹介をしていこう。
 ましろ恋愛相談所の従業員は私を含め3人のみ。

 まず一人目、傘がどうたらかんたら言っていた、少し乱暴な口調の男の子。

『憂。今からマニュアルを読み上げるから、その通りに行動しろよ』
「わかってるって」
『ほんとかー? 最初の第一声はズバリ?』
「〈あなたは神を信じますか?〉でしょ」
『んなわけねぇだろ! 〈忙しいところ申し訳ありません〉だよ!」

 彼の名前は宇木。きりっとした目つきと整った顔立ちで、周りからは冷たい印象を持たれているけど、実際はその逆。
 真面目で仲間想い。口調さえ直せば女の子からモテモテだろうに。

 生まれつき「リサイクル」という異能力を持っていて、ある物質を別のものに変えることができる。ただし手のひらに収まるもの限定なのと、能力名がダサいのとで、自分の力に対して苦手意識があるみたい。
 
『憂氏……。僕はなにをすればいいんだっけ……』
「取りあえず日照率上げてくれないかな」
『あーね。それって僕がテンションHighになればいいってこと?」
「逆になんで口調と行動が連動しないの?」
『知らんよ……』

 甘ったるいボソボソ声の主は亜麻。
 数前年前に死んだ、天候を司るナントカって妖怪の魂があつまって生まれた幽霊で、天気を操作する能力を持つ。

 ただしこれには欠点があり、自身の気持ちがそのまま気象状況に反映される。大雑把に言うと、楽しいことを考えれば天気は晴れるし、悲観していれば雨が降る。

「人に視えないんだから、もっと堂々としたら?」
 原さんの元へ向かいながらたずねると、亜麻の声がとたんにか細くなる。

『……日向で生きていたい人生だったよ』
「悲しくなるからその表現ヤメテ」


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