二次創作小説(新・総合)

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UW逃走中01~金髪と銀髪~【完結】
日時: 2023/11/22 22:52
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

どうも。現在『ウルトラワールドでの日常Reboot』を執筆中の作者『おろさん』です。


…4年の時を経て(いるのかはともかく)ついに始まる『UW(ウルトラワールド)逃走中』。

(リブート版において)初登場のキャラや新規参戦作品も含めて、合計25名の逃走者が参加!

追跡アンドロイド『ハンター』から制限時間120分間逃げ切り、賞金72万円を手にする者は、誰なのか!!


今回の舞台は、皆さん大体ご存じのハズ、ジャンプ作品『銀魂』の江戸の町に存在する繫華街『かぶき町』!!

…のハズなのだが、それにしては現代的な建物が多い気がするし、何か金髪少女を見かける気がするけどどうなってるんだ!?


……本編にも関わるストーリーを交えて、『時空融合現象』によって融合し始めた2つの世界を巡る逃走劇が、今始まる!!


逃走者(25名)(50音順)
アミティ(ぷよぷよ)
アルル・ナジャ(ぷよぷよ)
あんどうりんご(ぷよぷよ)
カービィ(星のカービィ)
香風智乃(ご注文はうさぎですか?)
霧雨魔理沙(東方project)
桐間紗路(ご注文はうさぎですか?)
クッパ(マリオシリーズ)
東風谷早苗(東方project)
ジバニャン(妖怪ウォッチ)
天々座理世(ご注文はうさぎですか?)
デデデ(星のカービィ)
ニット(popn'music)
ニャミ(popn'music)
ネコ(にゃんこ大戦争)
博麗霊夢(東方project)
保登心愛(ご注文はうさぎですか?)
松野おそ松(おそ松さん)
松野チョロ松(おそ松さん)
マリオ(マリオシリーズ)
みほ(popn'music)
ミミ(popn'music)
メタナイト(星のカービィ)
ルイージ(マリオシリーズ)
ワリオ(マリオシリーズ、メイドインワリオ)


見どころ(後日追加)
・何でこのキャラが!?『ご注文はうさぎですか?』と『にゃんこ大戦争』が完全初参戦!
・かぶき町で逃走劇!結構出てくる住人達!
・松野家の6つ子から長男と三男参戦!一攫千金なるのか!?
・猫共ただいま大脱線中!!
・ココアの例のヴォイスが江戸の町に響く!?
・何が出るのかアイテムボックス!!
・ウルトラワールドのハンターは一味違う!?というか、ただ逃げれば良いだけじゃないのか!!
・時空融合で異変発生!!江戸の町に発せられる○○令!?
・時々出てくる2人の眼帯の娘、誰なの!?敵じゃないよね!?
・逃げろ!そして戦え!可憐に決めろ!!


ミッション1終了まで>>1-8>>11-21
ミッション2終了まで>>22-33
ミッション3終了まで>>34-45
エリア移動後>>46-51
最終ミッション終了まで>>54-63
ゲーム終了まで>>66-67

エピローグ>>70


逃走中02ティザー予告>>53

Re: UW逃走中01~金髪と銀髪~ ( No.21 )
日時: 2023/09/01 01:24
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

一方その頃。



銀時「……」

神楽「……」

新八「あ、あの、ホントスイマセンおごってもらっちゃって……」


アリス「い、良いんですよこっちも状況とかが色々わからないので……」

忍「友達と遊ぶために、結構余裕持たせてお金は溜めていましたので、これくらいは大丈夫です。」



……前回の(ミッション1発動前)話で邂逅した万事屋一行と、大宮忍とアリス・カータレット。とりあえず、どの道行く予定だったという飲食店に行って、一旦落ち着く。(なんやかんやで料理をおごってもらう羽目にもなった万事屋一行)


穂乃花「ひとまず、ゆっくりしていってね。」

↑松原穂乃花:『きんいろモザイク』のキャラクター。家がここの飲食店。


アリス「うん。……今日行くつもりだったのがホノカのお店だったのちょっと都合良かったかも。」



銀時「……んで、流石に本題だけどな……




まずこれどういう状況なんだ?何故か隣の家にお前らの家があって、そんでどういうわけか面識があった気がしたら急に誰だってなって……」


アリス「言葉にするともっと意味が分からないよ」


新八「けどホントにわけが分からないんですよね……いや、石造りの建物ならコラボ案件で結構知ってるんだけど」


忍「コラボ……?」

新八「あ、いやこっちの話です」


神楽「そもそもイギリスって何アルか?そう言えば最近テレビのニュースでおっさん達がイギリスイギリス言ってたけど、何か気になってなかったネ」

新八「この2人の話的に、多分『英国』って国と同じだと思いますけど……江戸だと地球圏の他の国の事が関わる事ってそんなにありませんからね……


……というか、考えてみると常識を書き換えられてたみたいなことになってますけどコレ。結構とんでもない事に巻き込まれてませんか?」


アリス「というか私たち自身がやけに機械チックな昔の日本みたいなところで疑いも無く暮らしてたことに驚きなんだけど。」

忍「穂乃花ちゃんもさっき記憶が戻ってたみたいですし、多分綾ちゃんや陽子ちゃん、カレン達も……「しのー!アリスー!」「陽子、ちょっと……声大きい……」あら話をすれば」


店のドアが開くと、アリスたちと同年代くらいの2人の少女が入ってきた。


アリス「アヤにヨーコ!……何か疲れてる風に見えるけどどうしたの?」


陽子「い、いや、さっき何かヤバい集団に出会って、何とか逃げて来て……」←『猪熊陽子』

綾「何が……一体……どうなってるのよ……歩き慣れてる道を……歩いてたはずなのに、いきなり、どこが……どこだか分からなくなって……(*疲労困憊中」←『小路綾』


アリス「や、ヤバい集団……?」

新八「この2人はアリスさんの友達みたいですね。」

銀時「発言的に、こいつらも記憶が戻ってるって事か」


綾「え、誰?」

陽子「何か面識がある気が……」


忍「それに関しては後で話しますが……そう言えば、カレンは知りませんか?さっきから電話しても連絡がなくて……「ココにいるデス……」

アリス「カレン!心配したよ連絡しても全然でないからーーえ?」


穂乃花「あ、いらっしゃーーえ、これどういう状況!?」


……綾と陽子の後から来たのは『九条カレン』。……彼女も思いっきり疲れている状態の上、どういうわけか何かを引きずっている。


カレン「し、心配かけてマス……」


長谷川「光が……見える……」


アリス「カレン!?そっちもどうしたの!?後そのおじさん誰?色々大丈夫!?」


カレン「さっき誰か知らない人達に追いかけ回されマシタ……


あ、こっちに関しては大丈夫みたいデス。何かその人達に30回くらい思いっきり背骨を蹴られてマシタが。」


陽子「全然大丈夫じゃない!?」


新八「何があったのかと思ったら何で長谷川さんが!?」

神楽「マダオが随分酷い事になってるけどどういう事アルか?」


綾「しかも知ってる人!?」


長谷川「エバに乗れ……キンジ……」←???






数分後。


穂乃花「えっと……こちらサービスになります」←ケーキ提供

長谷川「悪いねお嬢ちゃん……」←包帯撒いてもらった



陽子「えっと……つまり、元々私達がいた所が、銀時さん達がいるこの江戸の街と混ざったっていう事?」

銀時「どう考えてもそういうことなんだよなァ。」

綾「いくら何でも超常現象すぎるけど……実際それが今まさに起こってるし、前からこの環境で生活してた憶えがあるわね……」

神楽「実際グラブったりクイズしたりぷよぷよしたりテニスしたりする時とか異世界に行ったアルけど、今回こっちの方にコラボ相手が巻き込まれるってどういう事ネ?」

銀時「待て神楽、これに関しては絶対コラボじゃない。」

カレン「コラボ……?」

新八「あ、いやこっちの話です。」

アリス「でも何で急にこんなことになったんだろう?結構前からこの状況が結構続いてるみたいだし……」

忍「むしろこの環境で、今の今まで私達に被害が及ばなかったのが幸いですね。」

銀時「うんそれは割と本当にそう」


アリス「そう言えばアヤもヨーコもカレンも何があったの?ヤバい集団とか言ってたけど……」

陽子「それなんだけど……道に迷ってた途中で綾と会って、穂乃花の店に行こうとしてた途中に、急に知らない人達が立ちふさがって来たんだ。」

綾「物凄く馴れ馴れしくて、離れようとしたら……」

銀時「結構な量の刃物でも取り出して襲い掛かって来たってか?」

陽子「まさしくそう言う感じで……え、何で分かったの」

新八「僕たちの『万事屋』っていう何でも屋をやってるんですけど、ここ最近変な依頼人が多いんですよ。


最近江戸の街で『切り裂き魔事件』が起きてるんですけど……それを見つけて欲しいって依頼ばかりしてきて、全然進展が無いのを知ったら酷い言われ様で……そのせいで商売すら成り立ってないんですよ……」

忍「何だか大変そうですね。」

神楽「正直その前の時がまだ安定してた気がするネ」

銀時「戻りーてよーあの頃にィ!!」

新八「戻らんでいいわいつも収入安定してないのほとんどお前らのせいだろーが!!」

忍「何だか大変そうですね(棒)」

アリス「ねー(棒)」

新八「2回目棒読みで言わないでェ!?」


カレン「私の方も、大体そんな感じデス。そこのおじさん(長谷川)に道を聞こうとしてたら、急に出て来ておじさんを集中攻撃してたデス。」

銀時「お前何かしたの?脱税?」


長谷川「いやしてねーから!!つーか仮にしてたとして明確な殺意向けて来る役所の人普通いないから!?」

神楽「というかそんな状況でよくたどり着けたアルな。」

綾「その時は、誰かが横から出て来て、『良いから行け』って言って足止めしてくれたんだけど……」

陽子「どういう人だったかまではわからなかったなぁ。もう結構疲れてたから、綾を運んでまで何とか着いたって感じだなぁ。」

銀時「……『運んで』?」

綾「こ、こっちの話です!!」

カレン「私の方も、そう言う感じの人が来て助かりマシタ。どういう人だったかは見えなかったデスが。」

新八「まあ、そう言う人がまだいて良かったですね。」


銀時「……そういや、最近当たりが強い連中よく見かけるようになってたなァ。」

新八「確かにそうですね。基本的にここら辺の人達って粗暴な人多いけど、ネットの書き込みばりの悪口を平然と言うどころかいきなり物凄い殺意むき出しにする人ってそんなにいないはずでしたからね……」

綾「え、そんな人が身の回りに……!?」

陽子「私達の近所や学校の人達は、そんなことになって無かったけど……」

神楽「シンプルに興味なかっただけじゃないアルか?」

新八「言われてみると、何か依頼人の人達大体銀さんに特に当たりが強かった気が……」

銀時「そうだったか?新八も何度か眼鏡ほんたい粉々にされかけてなかったか?」

神楽「そんな事になったら新八生き返るかどうか怪しくなるアルよ!!」

新八「だから本体じゃねーよ!!?」



「さっきから随分と騒がしいな。」


あれこれ話していると、どこからか声がしてきた。


新八「あれ、この声って……桂さん!?」


少し離れた席にいたのは、長い黒髪の男……『桂小太郎』だった。


綾「今度は誰?」

神楽「銀ちゃんの昔の腐れ縁アル」


銀時「誰かと思えばオメーかよヅラ。てかいつそこにいたんだよ。」


桂「ヅラじゃない桂だ。あとここにはさっき来たばかりだ。あ、蕎麦を一つ頼む」

穂乃花「蕎麦はありません;」

桂「……。


……それはそうとしてだ銀時。さっきの話に関係しそうな話で、こっちでも色々あったんだが聞いてもらえんか」


銀時「関係しそうって……どーせくだらねー話何だろ?誰が聞くかよ。」


桂「くだらないというのは全く持ってその通りだ。」


銀時「……どういう事だ?」


妙に珍しい発言をした桂は、こう言い始めた。


桂「実は、1週間程前から、攘夷志士内で訳の分からん争いが続いていてな。




……エリザベスに頼んで何とか聞きただしたところ、どうやら原因が『金髪』だというらしい。」


忍「ええっ!?」

アリス「金髪で何でそんな事に……?」


桂「どうやら、金髪の女性か黒髪の女性どちらかが良いかという話題が上がった所、黒髪が好きだと言った者に対し、金髪好きだった者が黒髪好きに思いっきり暴力を振り、全治2か月の怪我を負わせたというのがきっかけだとか。」


陽子「全治2か月!?」

カレン「流石にオーバーキル過ぎデス!!」


桂「前々から金髪好きになっていた志士達は多かったのだが……

その件が引き金となり、次第にそいつらは金髪を宗教レベルで崇拝し、髪色の好みが自身と異なる者たちを執拗に暴行するようになったという、冗談抜きで意味不明な事態が起きている。

中には腕利きの者もいたが、金髪を崇拝し始めて粗末な行動を取り始め、挙句強盗行為や警察を暴行して死刑になったなどという話も耳にするな。」


穂乃花「し、死刑!?」


桂「む……おっとすまない。戦と無縁な女子には、少々刺激が強かったか。」


銀時「……ヅラ、テメェも記憶が……」


桂「恥ずかしい話、エリザベスに言われてようやく異変に気付いたのだがな。」


陽子「崇拝って……そう言えばあの人達も、金髪がどうこう言ってたような気がしてきた。」

カレン「言われてみると、あの時私の事を金髪様って呼んでた人がいた気がシマス。」


新八「でも流石に髪色の好みの違いだけで暴力はおかしくないですか?」

忍「その通りです!!平和の象徴である金髪を暴力の正当化に使うなんて!!絶対だめです!!」

綾「一部はともかくしのの言う通りね……。」

アリス「うん……」


『続いてのニュースです』


アリス「……あれ?テレビで何かやってる……?」



すると、点いていたテレビでニュース番組が流れ始める。どうやら記者会見のようだ。


松平『えー、ここ最近やけに人々の性格が物凄ーく荒んでるように見えまして、まあ幕府からすればどこからどう見ても思いっきり遺憾な事態なんだよ。』←江戸幕府の警察庁長官『松平片栗虎』


陽子「あの人は……えっと偉い人?」

銀時「幕府の警察の上のやつだよ。まあ、流石に状況鎮めるために動くか。」




松平『聞いてみれば、そうなってる人はみーんな金髪様を崇拝しているわけでして。良くないでしょ?好きな事で小競り合いが起きるなんて。もう一回言うけど思いっきり遺憾なんだよ。そのせいか娘も最近外出ないんだよ。

まあ正直おじさん何が言いたいのかと言えば、これ以上話し長続きしないから、この問題に対して警察内部はある決定を下すことにしました。……ということで、







今から『金髪令』を施行します。』



この場の一同「(・_・ )?」



松平『えー、どういう法律かと言いますと、



金髪様に逆らう異端者共をを皆殺しにしてください。』



この場の一同「(・_・ )???」



松平『あと銀髪はスグに抹殺してください。ちなみに文句があるなら切腹しなさい。』




この場の一同「(・_・ )?????????」




銀時「……いや、ちょっ、あの……な……














何がどうしてそういう事になるんじゃァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!?!?!?!?!?」

Re: UW逃走中01~金髪と銀髪~ ( No.22 )
日時: 2023/09/04 22:02
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【89:39】現在の賞金:182,100





通行人「裁きを………粛清を……執行する……」




ネコ「え、何やってんのアレ……?」


……ネコが見つけたのは、アイテムボックスを開けている通行人だ。本来なら認識できないようにしているはずなのだが……

アイテムボックスを開け、中に入っていたのはコインが10枚。


通行人「執行……執行……」


それを取り出して、どこからか取り出したのか缶(牛の鳴き声するやつ)5つと入れ替えようとしていた。


ネコ「ちょっと待つにゃ!!何すり替えやってーー」


通行人「粛清開始」


ネコ「え」


流石に止めようとしたが、通行人はネコに気づくと、バールっぽいもので思いっきり殴ろうとしてきた。

間一髪で避けたが、地面に叩きつけられた、バールのようなものの金属音が鳴り響く。


ネコ「ちょっと待って待って待っておかしいいくらなんでもおかしい」


通行人「黙れええええええええええええええええ!!!貴様らのような劣等種など存在するに値しないイイイイイイイイイイ!!!粛清を!!粛清を!!粛清をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


ネコ「いや何が何だか、いや、あ、そうださすまたを」


聞く耳すら持たず、通行人はバールのようなものを振り回し続ける。対するネコは、避けたり、持ってたさすまたでどうにか防いだりする。


ネコ「ちょっ、何でこうなってんの!?誰か助けて!!!?」


通行人「しにさらせ「ドガッシャア!!」ごじゃっぺ!?!?」


流石にまずい状況だったところ、通行人が後ろから頭部を盛大にぶっ叩かれた。物凄い威力だったため、そのまま失神した。


ネコ「た、助かった…にゃ……?」




うた「…作者が配分を間違えたにしては、異様にアイテムやコインが出づらくなってると思えば……こういう事だったのね……」


……その後ろにいたのは、『ポップンミュージック』の『うた』。モップで思いっきり殴ったようだ。

うたは、通行人が入れ替えようとした、アイテムボックスに元から入っていたコイン10枚を拾い上げ、それをネコに渡した。

ネコ「え……あの、いいの?」

うた「良いも何も無いわよ。そもそもそのためのシステムだから。



……とりあえず、これみたいなのを見たら、運営の方に連絡を入れなさい。もしもの時にその通信機でも連絡できる専用番号あるから。」

……そのまま、彼女は去って行った。


ネコ「何かよく分からないけど、物凄くヤバい事になりかけてないかにゃ?


……それはそうと、さすまた……ああいう使い方するとは思わなかってけど、もうちょっと役立ちそうだし……

……まあ、またあんな目に会うのもアレだし、もうちょっと持っておくかにゃ。」



りんご「ミッションを終えたはいいですが、何だか周囲の状況が様子が変になってきましたね……」


プルルルル……


すると、メールが入ってきた。


りんご「おや、メール……通達ですか。」




ワリオ「えーっと……『ショップを2つ追加した』?おお、最初に開いたショップから離れてても、アイテムを買えるようになったのか。」




どうやら、位置や距離の事を考えてかショップが3つになったようだ。



霊夢「……あら、あれが新たに増えたショップ?やっぱり中に入って買う形式なのね。……とりあえず、入ってみようかしら。」


新たに設置されたショップのうち1つに入った霊夢。


銃を持った黒い男「……」


霊夢「あら……何だか初めて見る人ね……気配的に悪魔かしら……」


銃を持った黒い男「……何を求める。今ならばいつもより少ないコインでアイテムを変えるぞ。」



☆残り60分まで安く買える

・網鉄砲:50コイン → 25コイン
・ネコビタンB:10コイン → 5コイン
・自首ボックスキー:30コイン → 15コイン
・遠視スコープ:45コイン → 20コイン
・バナナの皮×5:20コイン → 10コイン
・ケムリ玉:15コイン →5コイン
・きゅうり:5コイン
・まんじゅう:5コイン
・阻害ライフル:40コイン → 20コイン
・変装カツラ黒:10コイン → 5コイン


霊夢「あら、大体が半額じゃない。随分とお得だけどいいのかしら?」

銃を持った黒い男「彼曰く『詫び』のようなものだ。気にせず買っておけ。」

霊夢「詫び?……まあいいわ。折角だし……ケムリ玉1つお願いするわ。」





メタナイト「ショップか……近くにあるな。折角だ、何か買っていくとするか。」

ニット「そうね。……あ、アイテムボックスがあったわ。」


メタナイト「……お前は何故私について来た?」


ということで、付近にあったショップに入ることにした。

ちなみにニットがアイテムボックスを開けたところ、中身は『自首ボックスキー』だったようだ。


蝶のような頭の棺を持った男「いらっしゃい。何をお求めで?」


ニット「あら不思議な見た目。」

メタナイト「ショップの店員を担うという事は、作者の協力者であることは確かか。……ひとまず、20コイン以内で買えるものはあるか?」


蝶のような頭の棺を持った男「それなら、今ちょっと割引サービスをしていてね。色々買えるよ。」



ニット「……へえ、結構安くしに来てるわねぇ。……じゃあ、私はネコビタンを買おうかしら。」

メタナイト「なら私は……バナナの皮と、ケムリ玉にしよう。」







【86:58】現在の賞金:198,200
残り逃走者 19名 ハンター3体
コイン・アイテム所持状況
・マリオ:コイン20枚 バナナの皮×4
・チノ:コイン35枚
・リゼ:コイン20枚
・ルイージ:コイン35枚
・ミミ、ニャミ:コイン25枚
・あんどうりんご:コイン10枚
・ワリオ:コイン20枚 網鉄砲
・カービィ:コイン30枚 遠視スコープ
・ネコ:コイン30枚 さすまた
・アルル:コイン20枚 変装カツラ黒×3
・松野おそ松:コイン30枚
・博麗霊夢:コイン15枚
・ニット:5コイン ネコビタンB 自首ボックスキー
・メタナイト:5コイン バナナの皮×5 ケムリ玉
・他:コイン20枚





《ウルトラワールド:逃走中運営用地下施設》


その頃。



阿求「……ねぇ、さっきからかぶき町の人達の様子がおかしくなってない?」

おろさん「おかしいどころか、全面的に豹変してきているな……こんなことは初めてだが……長く融合が続いたせいか……?


……いや、それ以前に認識操作が効かなくなっているようにも見える……こりゃ、深いところを早急に調べる必要があるな……」


……様子を見ていた作者は、椅子から立ち上がり、阿求にこう言った。



おろさん「……阿求。まだ少し経ってからになるが、お前にもかぶき町に向かってもらう事になる。」

阿求「わ、私に!?何で急にそんな……いや流石にどういう事?」

おろさん「細かいことは後で話すが……




……今まで出し惜しみしてたが、いい加減ちゃんと話しておくことにするよ。……時空融合現象のような異変を解決するために必要なチカラ……





『ナラティブ』って言うものの事をな。」

Re: UW逃走中01~金髪と銀髪~ ( No.23 )
日時: 2023/09/08 21:30
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【86:55】現在の賞金:198,300



~牢獄deトーク~


チョロ松「ブツブツブツブツ……」


クッパ「…何か、へこみ過ぎてブツブツ言ってるぞ……言葉通りに……」

シャロ「演歌が聞こえた後に確保情報出てたから、多分原因はソレね……」

クッパ「しっかし……ものの見事に引っかかり過ぎではないか?アイテムが出るかもと思って開けすぎだろ」

みほ「それはまぁ……;」

デデデ「しかも、ミッション1終了時点で6人も捕まるなんてな。ハンターのあの動きには驚かされたぞ……」

クッパ「ワガハイに関しては確保された瞬間に踏み台にされたぞ。アレ良いのか?」

みほ「……どうなんだろう。アニメとかだとかなり動いてるとか聞くけど。…ん?」


牢獄にて。色々と会話しているのだが、魔理沙が何かを見つめている。


みほ「魔理沙?何見てるの…?」

魔理沙「いや……じっと見てみると、なーんか変な動きしてる奴等がいるんだよなぁ……」


通行人の様子を見ているようだが、どうも様子がおかしいとの事。


シャロ「そう言えば……何だかこっちを見てる人もいるような……」

デデデ「気のせいじゃないか?確か牢獄に関しては、認識されないように細工してるとか作者が言ってたはずだが……」






通行人「キンパツサマ……?」

通行人「ナニカガ……イルキガ……」

通行人「キノセイカ……ドウナンダ……?」






???「……いいね。汚染が良い感じに進んでるようだ。」





おそ松「お、ミッション終わってから、何かアイテムボックスの中身がちゃんとして来たな。」


アイテムボックスを開けたおそ松。中身はコインが5枚


おそ松「コイン5枚……なーんかケチ臭いな……まあ良いか。

……あ、そうだ。折角だしショップにでも行くか。もしもの時に自首ボックスキー買っておこう。」



「クソッ…オソカッタ、クソッ、クソッ、クソクソクソッ…」



おそ松「ん?何か聞こえた?…気のせいだよな。」




アミティ「えーっと……ミッションが終わって……今そこから5分経った?」

早苗「そうですね。……まだまだ先は長そうで…


……それにしても……何だか周りが騒がしくなってきているような……」



「アレハ……キンパツ…?ソレトモキハツ…?」

「トナリノハ…チガウナ……」



アミティ「周り?……確かに何だか……お祭りとかでもやるのかなぁ?」




ワリオ「お、またアイテムボックスか。今度は何が入ってるんだァ~?」


……路地裏を歩くワリオもまた、アイテムボックスを発見する。中身はコイン10枚のようだ。


ワリオ「これで最後まで逃げ切ってたら、えーと…30万のボーナスか。網鉄砲も上手く使って、コインを使わずに逃げ切ってやるぜ。」


そう意気込むワリオ。ホントにコイン未使用で逃げ切れるのか……?

……と、そう思っていた時……








ハンターC「……」





ワリオの近くに、ハンター……!!



ワリオ「お!何気に賞金が20万を超えてるじゃないか。」


ワリオはまだ気づいていない!!



ハンターC「……






………!!!」


見つかった!!



ワリオ「ん?うおっ、ハンター来てた!?」


何とか気づき、逃げるワリオ!!


ハンターC「……!!」



ワリオ「えーっと……こっちだ!!」


路地裏を出て、広い場所に出る。



ハンターC「……?…!!」



…出てすぐ横の物陰に隠れたワリオを、見失ったようだ。



ワリオ「あっぶねぇ……これでもなんとかなるもんだな。……で、アイツ何を追いかけてったんだ?」


…どうやら、見失った瞬間にすぐに別の逃走者を見つけたようで、ターゲット変更してすぐさま追っていったらしい……。







そして、その逃走者と言うのは……







ハンターC「!!!」



アミティ「えええっ!?ハンター!?」

早苗「いつの間に!?こ、ここは2手に分かれましょう!!!!」



アミティと、東風谷早苗だ!!!広い場所を歩いていた所、ハンターの視界にハッキリ映ってしまったようだ!!


2手に分かれたアミティと早苗。ハンターが追うのは……!?





【83:39】現在の賞金:218,100
残り逃走者 19名 ハンター3体
コイン・アイテム所持状況
・マリオ:コイン20枚 バナナの皮×4
・チノ:コイン35枚
・リゼ:コイン20枚
・ルイージ:コイン35枚
・ミミ、ニャミ:コイン25枚
・あんどうりんご:コイン10枚
・ワリオ:コイン30枚 網鉄砲
・カービィ:コイン30枚 遠視スコープ
・ネコ:コイン30枚 さすまた
・アルル:コイン20枚 変装カツラ黒×3
・松野おそ松:コイン35枚 ケムリ玉
・博麗霊夢:コイン15枚
・ニット:5コイン ネコビタンB 自首ボックスキー
・メタナイト:5コイン バナナの皮×5 ケムリ玉
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中01~金髪と銀髪~ ( No.24 )
日時: 2023/09/12 22:14
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【83:36】現在の賞金:218,400





ターゲットにされた逃走者は……









ハンターC「!!」


早苗「わ、私!?」



早苗だ……!!



早苗「ま、ちょ、ちょっ、近い近い近い!!」






ポンッ




【83:27】


東風谷早苗 確保 残り18名



早苗「こんなのって無いですよー!!」



広い道を堂々と歩いていたのが、仇となった……





プルルルル……




ニット「『東風谷早苗 確保』……ミッション1終了後の最初の確保者ね。」





アミティ「あっちゃー…早苗さんの方に行っちゃったかぁ……もうちょっと警戒した方が良かったなぁ…」





ワリオ「あー、さっきハンターどっか行ったのそれが理由か……ん?今度は何だ?」


すると、ワリオが何か見つけたようだ。




ドローン「……」



ドローンが1機、浮かんでいた。


ワリオ「何だありゃ……ドローンか?作者が用意したやつじゃなさそうだな……」



…この場から動いてないため、とりあえず無視することにしたが…





ココア「ふんふんふふ~ん♪」

チノ「……;」



その頃。結局チノについて来たココア。


チノ「…ココアさん?一応ハンターに見つかったらダメなんですからもう少し静かに」

ココア「え?あっ、ごめー……ごめんごめんうっかり(小声)」


……色々理由があるようで、現在2人はとりあえず路地裏に隠れて動いているようだ。


ココア「そう言えば、こういう昼でも暗いところを歩くのってあんまり無いかも。」

チノ「普通逃走中みたいな事をやるわけでもないし、そもそもあの町だと暗い場所少ないですからね。



……しかし……周りの様子が変だったのでこっそり行くことにしましたが……」





通行人「金髪!金髪!!」

通行人「金髪に逆らうものに制裁をォォォ!!」





ココア「何と言うか…変な事言い出してる人増えた?」

チノ「どこからどう見ても増え始めて来てますよ。時々ああいう感じの人を見かけてましたが……」


眼帯赤目の少女「ふむ……今まで見たことないくらい汚染されていらっしゃるようで……」


ココア「汚染?何のーー」


2人の背後に、眼帯赤目の少女が立っていた。


チノ「だ、誰です!?」

ココア「何かどこかで…」


眼帯赤目の少女「おっと、驚かせてしまいましたかね。失礼失礼。あ、コレ詫びと言っちゃなんですが。」


そう言って、2人にそれぞれ、コイン10枚を渡した。


ココア「これって……コイン!?」

チノ「ということは…逃走中の関係者…って、もういません……」


目を離した隙に、もういなくなっていた。


ココア「よくわかんないけど……とりあえず行こっか。」

チノ「……それもそうですね。…コインも結構手に入りましたし、この際なのでショップにでも行きましょう。」








その頃、屋根の上で、誰かが電話をしていた。


眼帯赤目の少女「……ええ、あの民衆、ナラティブの汚染を受けたって事で間違いなさそうですよ。」

大地『やっぱそんな感じか。前もああいう感じで狂った奴はいたが、まさか常識まで塗り替えられてる風になってるとはなぁ……しかもよりにもよって『金髪』かぁ…』

眼帯赤目の少女「状況から、やはり『きんいろモザイク』世界のキーワードを思いっきり悪用してますよねぇ。」

大地『だな。普通にタチの悪い嫌な話だよホント。

…まあとにかく、どの道早いところ対処しなきゃなんねぇか。もたもたしてたら、あの金髪狂信者がさらに増えるだけじゃすまなくなる。


とりあえず、お前も引き続き色々調べておいてくれ。…ココアたちの世界の時を考えると、あの幹部っぽいやつも絶対出てくるだろうからな。』

眼帯赤目の少女「りょーかいです。」


そして、電話を切った。


眼帯赤目の少女「……まったく。世界を融合させるついでに人を暴走させるなんて、はた迷惑ったらありゃしない。…まぁ、金銭関係であの組織に協力してた私が言える立場でもありませんが……」



通行人「金髪に逆らう者に制裁を!!」

通行人「今こそ正しき世界に導くべき!!」

通行人「異論を唱えるのならば粛清されて当然!!」



眼帯赤目の少女「…この情景の、どこの何が良いんだか……どう見ても酷いんですけどコレ」





【80:03】現在の賞金:239,700
残り逃走者 18名 ハンター3体
コイン・アイテム所持状況
・マリオ:コイン20枚 バナナの皮×4
・チノ:コイン45枚
・ココア:コイン30枚
・ルイージ:コイン35枚
・ミミ、ニャミ:コイン25枚
・あんどうりんご:コイン10枚
・ワリオ:コイン30枚 網鉄砲
・カービィ:コイン30枚 遠視スコープ
・ネコ:コイン30枚 さすまた
・アルル:コイン20枚 変装カツラ黒×3
・松野おそ松:コイン35枚 ケムリ玉
・博麗霊夢:コイン15枚
・ニット:5コイン ネコビタンB 自首ボックスキー
・メタナイト:5コイン バナナの皮×5 ケムリ玉
・他:コイン20枚

Re: UW逃走中01~金髪と銀髪~ ( No.25 )
日時: 2023/09/18 23:26
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: wXN0Dq0s)

【80:00】現在の賞金:240,000




りんご「逃走中開始からジャスト40分!ざっと中盤辺りに入って来たのではないでしょうか!?」


何だかんだあって残り80分を切り、時間で言えば中盤に入ってきた。すると……


霊夢「ん?テレビで何かやってるわね…」


…家電量販店をはじめとしたテレビに、ニュースが放映される。



『速報です。本日開かれた臨時会見にて、只今から『金髪令』が施行されました。』


松平『えー、今すぐキンパツサマに逆らう異端者を始末しちゃってください、拒否権は存在しません、そもそも拒否した時点で人権ははく奪しちゃいまーす』



逃走者一同「……は(え)?」





同時刻。その頃の銀時達。


《穂乃花の家のレストラン》


銀時「ちょーっと待て待て待て!?何コレ!?何でこういう事になってんのォ!?」

アリス「えーっと……幕府の人ってああいう感じなの?」

桂「それは無いな。幕府の事は気に食わぬが、あの松平片栗虎に関しては、平然と虐殺を許すような男ではなかったはずだ。」

銀時「つーか何で銀髪問答無用で抹殺対象になってるの!?俺何か……いや、やらかしてるっちゃぁやらかしてるけど!!問答無用で抹殺されるようなことした憶えないぞ!?」

神楽「というか銀髪の時点でアウトみたいな事言ってたアルよ」

銀時「あーそういう事かーじゃねーよ!!?シンプルに理不尽だよォどーなってんのマジでェ!!?!!?」


陽子「と言うかこれ、結構ヤバい状況になってない!?」

綾「どう考えてもさっきの集団の行動助長してるじゃない!?」



「ここだ!ここに金髪様が入って行ったのを見たという情報が入った!!」

「何てことだ!!金髪様の周りに害虫共がいるなんて!!」

「しかも銀髪見つけたァァァァァ!!」

「異端者を処せェェェェェェェ!!」



カレン「オウ!?5秒も経たずにもう迫って来てるデス!?」

桂「何っ!?」

長谷川「ま、まさかこの店に入るところを見られてたんじゃ……!」

新八「嘘でしょ!?早くシャッターとか、何か入れないようにーー」

穂乃花「うちの店のシャッター手動です……」

神楽「テーブルとイスも固定アル」

新八「運動会プロテインパゥワァァァァァァァァァァ!!!!(*発狂」

銀時「落ち着け発狂するな新八ィィィィィィ!!!」


「金髪様ァァァァァ!!只今お助けしまァァァァァす!!!」

「その後は浄化のためにアレコレしましょーねェェェェェェェ!!」

「金髪様にたかる害虫は粛清ェァァァァァ!!」


忍「ああ!!思いっきり店のガラスを割る気満々の武器を持ってます!!」

アリス「このままじゃホントに命の危険が!!あとここまで変な方向に崇拝されると普通に迷惑!!」

綾「しかも何か別の意味で危ない事言ってる人いるし!?」

陽子「アリスとカレンに何するつもりだよ!?」

穂乃花「何とかしないとお店も私達も……!!」


どう考えても万事休す。その時…



「金ぱ「チュドガッシャァァァァァァン!!」ごじゃっぺ!?」


暴走した通行人たちの横から、砲撃や矢がたくさん飛んできた。


アリス「こ、今度は何!?いわゆる第3勢力!?」

新八「あっ、見てください!あの集団が持ってる武器が……!!」


「な、何だと!?武器がすべてずんだ餅に!?!??」

「あああああああ味噌が!!味噌っぽいのが頭に!!あちいいいいいいい!!!」

「ふ、ふざけるな!!こんな事!!というかずんだ餅だとこんな低ぞーー」



???「ダメよ?食べ物を粗末にしたら。」



「え、今度は誰だーー」

怒ってずんだ餅を叩きつけようとした通行人たちが、大量の狐の霊に襲われる。

「ってのわあああああ何だコイツ!?狐!?」

「待てこれはいなりずしじゃなくってずん…ってNoooooooo!?!!??」


そして、そのまま店に突っ込もうとした通行人たちが、一気に制圧された。


陽子「あ…あっという間に制圧された……」

綾「助かったけど、今の本当に何…?」


桂「だが好都合!!今のうちに逃げるぞ銀時!!」

銀時「は!?何でそうなるんだよ!?」

桂「どう考えても狙いはお前とそこの金髪2人だ!!このまま居続ければまたああいう連中が出て来るぞ!!」

銀時「……チッ、仕方ねェ!!お前らも行くぞ!!」

アリス「え、私達も!?」

銀時「主な狙いはテメーらなんだからそりゃそうだろーが!!良いから!!」

忍「こ、これはやむをえません…!!」

綾「また分かれて動いた方が良さそうね……!!」

陽子「とりあえず目立たないように!」

カレン「ホノカはとりあえずそのおじさん頼みマス!!」

穂乃花「わ、わかったよ!!」←*どの道店離れるわけにいかない


…そして、今のうちに別行動して行った。


穂乃果「……何だかすごい事になってきちゃった……



…そう言えば、さっきの攻撃?って一体誰が……」






《ウルトラワールド:逃走中運営用地下施設》

その頃。


おろさん「…そうか。やっぱりナラティブ汚染が進み始めたか……とりあえず、この後も彼女たちのサポートを頼む。道中で出てくる奴等は何とでもなるだろ。……とりあえず、俺は対処を進めておくよ。(電話を切った)


さてと……」

阿求「……で、そのナラティブって言うのは一体何なのかしら?あと、それが私を連れてくる理由に関係してるって言ってたけど。」

おろさん「……ああ、ちゃんと説明するよ。」



……今まで何か出し惜しみしていた作者は、ナラティブについて話し始めた。



おろさん「……『ナラティブ』って言うのは、言わば思念エネルギーの一種でな。主に『想像力』が元になっていて、そのエネルギーがある事で、様々な世界の存在を保っているとも言っても過言じゃない。

ナラティブって言うのは、創作物を主に、人に認識されている存在キャラクターであればあるほど、その力が大きくなる。有名な芸能人とかがそんな感じか。」

阿求「想像力……そのナラティブがあると、どういう効果を発揮するの?」

おろさん「簡潔に言えば、才能や戦う力とか、何かしら、その人物特有の能力を引き出すものなんだ。

ナラティブが大きいほどたくさんの残量ブランクが出来て、様々な場所で役立てるような技術や才を得られるってわけだ。

例えるなら……ファンタジー世界とかで、主人公の役職を決めるって言うのがあれば、その『役職』がナラティブによる力って事になる。」

阿求「良く分からないけど凄いのは確かね……」

おろさん「まあ、俺も詳しい事は分かってない。それくらいナラティブは特殊なエネルギーなんだ。


……ただ、当然というか、そう言うエネルギーを狙う奴って結構いてな。それも、世間には公表してないはずなのに、裏で情報を集めて狙いに行くやつが。



……あの時起きた融合未遂……その時混ざりかけた、幻想郷やポップンワールドの住人は、比較的ナラティブの残量を多く持っている。


……そして稗田阿求。何で俺らが、お前を守るという名目でウルトラワールドに連れて行くか……という理由を言うが、お前は他と比べて、ナラティブを物凄い量持っているんだ。」

阿求「…私が?」

おろさん「お前、御阿礼の子であり続けるために、何度も転生を繰り返しているんだろ?」

阿求「ええ、それはそうだけど……」

おろさん「……生きている時間約30、プラス転生する前に閻魔の元に使える際のの100年……それを掛ける9。

御阿礼の子であり続けた結果、ナラティブの残量が無くなったり埋まったりしないまま増え続けて、高層ビル4つ分と同じくらいのサイズのナラティブ残量を、お前は持ってるってワケだ。」

阿求「…うん?いや…ちょっと待って?」


……イマイチ状況が分かっていないらしい阿求。


おろさん「まあ無理に納得してもらおうと思って無い。言うのを躊躇ってたのもそれが理由の1つだったし……


……1つ言うと……何の手順も踏まずに、乱が顕現したり、お前がそいつの審神者になったりしただろ?それも、5割はナラティブが関わってる。」

阿求「そ、そうなの!?」

おろさん「まあ言うて5割だが。……とにかく、ナラティブって言うのは、世界や状況に応じて、特殊な力を目覚めさせる機能を持つものだ。別世界だと、ニュータイプとかウィスパードとか……そう言うのも関与している部分がある。」

阿求「…で、とりあえず話を纏めると……

私がナラティブ残量を有り余らせてたから、あの時の融合現象以降、変な集団が私を狙ってたって事?」

おろさん「言い方地味に悪いがそうなる」

阿求「何と言うか、シンプルに迷惑なんだけど」

おろさん「それはホントにそう。



……まあ、普通ならそういうものを計測できるようなものは存在しないんだが……奴等、それを察知できるものを持ってやがるらしい。」

阿求「……そういえば、『奴等』って言ったけど……やっぱり、時空融合現象って誰かが……」

おろさん「……それに関しては、『汚染』の事を含めて説明しよう……」




……江戸の街の路上を走る、1台の車の中で。


松平?「何っ!?妨害だと!?…くそっ!!ウルトラワールドの連中、いつの間にこの世界に……!!」

運転手?「どうやら、認識操作を使って気づかれにくくしていたようだな。ナラティブの汚染が進むまで気づかなかったってわけだ。」

松平?「悠長に言っている場合か!!」

運転手?「悠長?ファーww 違う違う、呆れているんだよ!効率的にナラティブを奪うだのと言っておきながら何だこの有様は。タガが外れた連中が騒ぎ立ててるだけじゃないか!」

松平?「う、うるさいっ!!邪魔さえ入らなければ、アリス・カータレット達からナラティブを奪えたはずなんだ!!それにまだこれは始まったばかりなんだ!!」

運転手?「(……フン、馬鹿馬鹿しい。自分が一番冴えてると思うだけならともかく、そのプライドが目立って作戦も微妙にお粗末な上、協調性に欠ける。やはり所詮は生意気なガキか……)


……というか、いつまでそのお偉いさんに取り付いているつもりだ。流石に様子がおかしいという事はバレているぞ。」

松平?「……指示を取れば、汚染を受けた民衆がすぐに動く。もう少し利用するつもりだ。」

運転手?「ま、それもそうか。確かにまだ序の口だし、この後であのガキどものナラティブを奪えるなら何の問題ないしな。ファーッファッファッファ!!」

松平?「そういう事さ。……さて、邪魔な奴等を排除するには、こいつを使ってやるか。」




予定早めた結果ほぼドラマパート。
感想はいつでもOKです。


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