二次創作小説(新・総合)

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記憶のない少女は、刑務所でジョースター家と出会う
日時: 2023/07/25 20:56
名前: ひすp (ID: dY/cpaOc)



『…』

私は一体何をしていた…?

思い出せない。

目の前には、死体が複数転がっていた。

おそらく私が殺したのだろう。

『なんだったけ…』

なぜ私はこの人たちを…?

思い出せない。

考えれば考えるほど耳鳴りがしたり、頭が痛くなる

もういい。

どうでもいい、そんなことは。

考えても『無駄』だから。

無駄だから…私は考えない。

無駄、無駄…

無駄無駄。

記憶のない少女は、刑務所でジョースター家と出会う1 ( No.2 )
日時: 2023/07/31 19:37
名前: ひすp (ID: dY/cpaOc)

ガンッ!ガンッ!
隣の牢から、何かを打ち付けるような音がする

エルメェス「おい!隣で何やってんだ!?イラつく音立ててんじゃあね―――――――ッ!!!」

ガンッ!

徐倫「………」

『…』

徐倫「もう駄目よ…おしまい…昨日の夜見られた…男の看守に…あたしもう生きていけないッ!!」

ガンッ!ガン!

『何あったか知んねーけどさ、その音やかましいからやめてくんない?うるさいんですけど…』
私が徐倫に文句を言う

エルメェス「そーだぞ。いったんその音やめろ!んで、いったいなにがあったんだよ?お前確か、…じょ…えーと、そうだ、徐倫ジョリーン!」

徐倫「もうお嫁にいけないッ!ぅぅぅ~~~~!!」
徐倫が、この世の終わりといわんばかりに嘆く。

『だからさァァーーーッ、いったい何があったてぇわけ?あとさっきから言ってるけど、その打ち付ける音やめてくんない…』

私が徐倫にそういうと、徐倫が口を開いた。

徐倫「つまり…だから、その…マ…マで始まる言葉で…マ…マス…その…マスタ~~…つまり、……べ~~~ション…をよ…」

「『!?』」
私たちは仰天する。

エルメェス「…えっ!?」

『マジかよ……嘘でしょ…?』

徐倫「嘘じゃないわよ~~ッ!!!ああ~~~~~ッ!!!クソックソッ!!!!」
ガンッガンッ
また打ち付ける音が再開する。

エルメェス「ちょっ…ちょっと待てよ!?…プ、まさか…今見られたって言ったの?留置係に、『一人エッ○』を!?どっ…どの留置係にィィーーーー!?オーマイガッ!!!!」

徐倫「今日の明け方に…目が覚めちゃって…月明かりのさすあそこの窓の鉄格子の形を見てたらなんかその、つい村村しちゃって…だから…で……その…ふと気づいて顔をベッドから上げたら ここで一番若い留置係いるじゃない、彼が うっそーって顔して…」

徐倫「この鉄格子の前に立ってたのよォォーーーーッ!!飛びたいよーーーーッ!!!」

エルメェス「知ってるそいつッ!若いころのトム・クルーズにほんのちょっと似てるハンサムガイ!オーマイガッ!…そ、そいでおまえどの程度見られたの?」

徐倫「ちょ…そこまで聞くーっ?ぜ…絶対に言えないわ…!」
そういうと徐倫が何か決心した表情で

徐倫「でも、もう決心したの!2度と絶対にやらないわ!!」

『それはどうだかね…』

MOB「ギャハハハ――ッ!どういう風にみたら、あんな鉄格子みてエッ○な気分になれるんだ?」

エルメェス「うるせーぞ鼻くそッ!!人の話に聞き耳立てて見下してんじゃあねーーッ!てめーだってやってるだろうがッ!」

MOB「へッ!お前らよりはスケべなこと考えねーよ。ケケ!」

徐倫「ちょっとだれよあんた?賭ける?どっちがもつか。」

MOB「バーカ、賭けになんかなるか?ひとりエッ○はこっそりやるのにやってないってどうやって証明するんだ?間抜けどもめっ!」

徐倫「左薬・・・・」
徐倫が言いかけたところで、私が口をはさむ

『左薬指の関節でわかるんじゃない?あんたエッ○関係で捕まったでしょ。指がプロっぽいもん。…でしょ?徐倫・空条』

徐倫「!…ええ、そうよ…」

エルメェス「…………」

MOB「っ………!」汗

留置係「留置番号21番!22番!23番!および29番!移監が決まったッ!鉄格子の前に起立し、両手を窓から外にだしなさいッ!」

エルメェス「なぁ、お前ら二人とも…さっきの話マジなのか?按摩から聞いたのか…?まぁいい、そいでお前なにやってここにパクられたの?」

徐倫「『無実』よ。」

『え、マジ』

エルメェス「…………」

徐倫「…って言ったらどうする?あんたたち信じる?」

『うーん、心理テスト…?』

エルメェス「…」

徐倫「あんたはどうなのよ?」

『私ー?』

エルメェス「とてもだけど、犯罪なんかするにはもったいない顔だな。まさか、体売って麻薬取引とかじゃあねーだろうな?」

『殺人がなんとかーーって言ってたよーな…』

徐倫「?覚えてないってわけ?」

『うーん、私すぐ忘れちゃうんだよなあ…』

エルメェス「へー、逆にすごいんじゃあねえか?自分の罪状まで忘れるなんてよ。」
エルメェスが鼻で笑う――

記憶のない少女は、刑務所でジョースター家と出会う2 ( No.3 )
日時: 2023/08/03 12:32
名前: ひすp (ID: dY/cpaOc)

~徐倫と弁護士の会話、スタンド能力の目覚めが終わる~

ブロオオオオオオオオオオ
徐倫「…」パチッ
徐倫が、エルメェスに近づく

徐倫「ねぇ、『管理ジェイル』ってさー、島にある刑務所なのか?橋を渡ったら10分で着くって運転席で言ってた。」

二人「『…?』」
エルメェスと私が、不思議そうな顔で徐倫を見る

『何言ってんの…?運転手の声が聞こえるわけ…』

そう言いかけた時、運転席の小窓を運転手が開け、こういった。

運転手「今から橋を渡る。あと10分で到着だ。」
看守「了解。」

『…えっ』
私とエルメェスが仰天する

エルメェス「なんでお前到着するってわかったの?どうやって運転手の会話を聞いたんだ?」

『まさかそれも按摩に教わったとかー?』

そういうと、徐倫はきょとんとした顔で、

徐倫「あれ…?確かにおかしいな。なんで聞こえたんだろう?自分でも不思議」

エルメェス「お前さっきから面白いやつだな…別にずるがしこい所もなさそうだし。あたしの名はエルメェス・コステロ。コンビニ強盗やっちまってよ。二回目だからやばい、いやマジ」

徐倫「よろしく、エルメェス」

『私はジェシカだよー。さっきも言ったとおり、殺人しちゃったみたいー。記憶がないから動機は真相の中なんだぁー』

徐倫「よろしく。ジェシカ」


エルメェス「なあお前ら…」
エルメェスが顔を近づけ、小声で話す

エルメェス「話は変わるけどさ…お前ここに現金持ってきたか?」

「『…』」

徐倫「…かもね」

徐倫が紛らわす

エルメェス「オイオイオイオイ、これはお前らが初めて見たいただから忠告をしているんだぜ」

エルメェス「これから行くところでは現金カネがまったく必要ないだろうなんて思うなよ?最低でも100か200ドル持って行かないと生命にかかわる…もし持ってねーってんならよ、面会ん時に誰かに持ってきてもらう必要がある。」

エルメェスが真剣な顔で忠告をする

徐倫「……ムショの中で何買うっていうのよ?食事にキャビアでもついてるわけ?」

『あれじゃなーい?なんかさー物語とかでよくある、なんだっけ…あ、そーだ、ワイロ的なーー?もしかしてイジメとかあるのォー?』

エルメェス「よくわかってんじゃあねーか…もしかして初めてじゃないのか?刑務所」

『んーんー、初めてだよぉ』

徐倫「てか、あんたはどうなのよエルメェス。どこに隠し持ってんの?」

エルメェス「…それはいえない。」

徐倫「ふん…持ってるはずないわ。身体検査で見つかったはずだもの…」

エルメェス「甘いな徐倫…持ち込む方法はいくらでもあるんだ。言っとくけど囚人たちは全員必死だ お前の想像をぶっ飛び超える世界が待っている。」

徐倫「  わかった!!靴の底に隠してるんでしょ?」

『それはさすがにないんじゃなーい?靴の底とかありきたりだし…すぐに検査されるんじゃ?』

エルメェス「とにかく!カネがないとトラブルが起きる…いいな!!」

徐倫「まさかお尻の穴とかアソコとかに 丸めて入れるとかぁ~~~?おゲええ、本当に映画みたいなことをするのォ~~~?」

エルメェス「バ―――カ、真っ先に検査されるぜそんなとこよ!」

『ガチ、どこにかくしてんのォ?』

エルメェス「教えるわけねーだろ間抜け!お前らが誰かにしゃべったらあたしが一巻の終わりだ。」

徐倫「なによォーーーッ!自分から話フッといてさあーっ!」

『喋るわけないじゃーん。ね、教えてよー。』

徐倫「ねーったらァー!」

エルメェス「ダメって言ってんだろォーー」

『まさかオッπの中じゃあないわよね?その胸シリコンで一緒に入れてるとか…』

エルメェス「」ドキィィ!!

『えぇ…?』

徐倫「うっそ、ま、まじぃ…?」

エルメェス「……しょうがねえなもー!絶対に言うなよ…」

そういうと、服の下をちらりと見せると、小さな縫い目があった。

エルメェス「縫い目小っちゃいだろ?取り出すときちょっと血が出るけど。片っぽに20ドル紙幣で5枚もう片っぽは50ドルで入ってる。」

看守「グリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に到着した!!21番と23番、29番はここで下車する!!脚の開錠を。」

エルメェスが立ち上がろうとする。

看守「22番、エルメェス・コステロ!君はまだ下車しない。バスはもう少し奥へ走る。」

エルメェス「……」

『ばいばーい』

私が手を振ると、エルメェスも手を振り返した。

記憶のない少女は、刑務所でジョースター家と出会う3 ( No.4 )
日時: 2023/11/02 20:39
名前: ひすp (ID: dY/cpaOc)

~~~~
徐倫「なッ、なんなのよこれは――――ッ!」

『』ビクッ!

『(徐倫…?どうしたのかな。)』

私が振り返ろうとすると、看守が叫ぶ。
看守「23番!!!!前を向いて歩けェ―――ッ!!」

『…はーい』

仕方なく、前を向き歩いた。

~~~~~~
MOB「これからお前にはお前のようなゴミを生んだ親からもらった名前のほかに州からありがたい『番号』が与えられる!!!」

『ゴミ呼ばわりはひどくねーーー』
MOB「今私がしゃべってんだろーが黙ってろ!」

私が文句を言うと看守長が激怒しながら説明を続けた

MOB「本刑務所は【警備LEVEL4!最高厳重警備】」
MOB「お前の番号は【FE40538】この番号が呼ばれたらクソしてようが飯食ってようがそれはお前のことだッ!脳みそに叩き込めッ!」

『はぁーい』

MOB「『FE40538』!身体検査を行う!身に着けている所持品をすべてこのトイレに出し____そして『ストリップ』始め_______ッ!!!!!」
~~~~~~~~~~
MOB「309号…これがお前の場所だ。本日の出房時間は終了した。朝の解房は6時半朝食は7時からだが、いつまで寝てようがそれもここでは個人の自由だ。」

『へぇ、意外と快適なんですね。広いし。』

MOB「…仲良くしろよ。」

『え?』

私が部屋を覗き込むと人影が一つ。

?「よろ~。」
『共同なのか……』

?「あんた名前は?」

『ジェシカ。アンタは?』

?「アタシ?あたしは…」

ファントム「ファントム。物騒な名前よね。」




オリキャラ

名前 ファントム
性別 女性
年齢 34歳
囚人番号 FE-40539
房番号 309
刑期 7年
罪状 強盗
身体特徴 身長170㎝、体重56㎏。右腕に竜の入れ墨、髪型はお団子
性格 いじりダーーイ好き

特に重要人物ではないです。

記憶のない少女は、刑務所でジョースター家と出会う4 ( No.5 )
日時: 2023/11/03 18:05
名前: ひすp (ID: dY/cpaOc)

とんとん

朝。

何者かに肩をたたかれ、目が覚める。

『ふあぁ……ん、ファントム…?』
ファントム「ねぇ、アンタムショは初めてっしょ?アタシ様が案内してやんよ。」
『あーーー、うん…』

さっと着替え、ファントムとともに食堂へと向かう。

~~食堂~~
ファントム「早めにとっとかないとなくなるのよ。」
『へ?なんで?全員分あるんじゃないの?』
ファントム「欲張りな奴が二本三本パクっていきやがるんだよ…」
ファントム「おかげで遅く起きればすべて無くなる。」

呆れたようにファントムが首を振りながら言う。

『ふーん。』

てか量多いなー、バナナと牛乳だけでいいんだけど…
ま、いっか。

そんなことを思いながら、ファントムと向かいの席に座る。

『ねぇ、ファントムはなんでここに来たわけ?』

ファントム「アタシかぁー?アタシは強盗でへましちまったんだよ。そーいうお前はどうなんだ?」
『私は____________…』

そう言いかけると、奥から声が聞こえてきた。

徐倫「ちょっと!ソールドアウトってなによ!?あたしまだたべてないわよッ!あたしの分は!?」

『ん?徐倫だ。』
ファントム「あんたの知り合いか?」
『うん。留置所で知り合ったの。無罪って言ってたけど、罪認めたのかなー…?』

私が首をかしげると、ファントムが口を開く。

ファントム「だが、ありゃ災難だな。もう朝飯はなくなってるし、昼ももうソールドアウトだ。」
『へぇ。…私ちょっと話してくるー。』
ファントム「おう。」

ファントムにそう告げると、パンを持って席を離れる。

徐倫「っこれは!!」

『徐倫』

私が声をかけると、徐倫は驚いたようで、急いでこっちを振り向いた。

徐倫「!?…ジェシカ、だったかしら…何か用?」
『ご飯食べたいんでしょ?私お腹すいてないからこれあげる。』

そういうと、私はパンを差し出した。

徐倫「!ありがとう、でもあたしちょっと行きたいところがあるのよ。急いでるから、あとにしても?」
『あー、いーよー。なんでそんな急いでんの?』

すると、徐倫はすこし黙ってから、

徐倫「なんでもないわ。ありがとう。」

と言い、グェスという囚人を追いかけていった。

『…変なのー。』もぐもぐ

バナナを食べながら、徐倫の背中を見てそう思った。

記憶のない少女は、刑務所でジョースター家と出会う5 ( No.6 )
日時: 2023/11/03 19:00
名前: ひすp (ID: dY/cpaOc)

~~~~~~~

朝食を終え、監房に戻ってきた私はただひたすらぼーっとしていた。

『さっきの徐倫、なんか変だったなー…ファントムによれば、あれはグェスとかいう囚人…なんか持ってたよね…徐倫も焦ってたし…確かグェスって徐倫と同じ房の人だよねー…うーん』ブツブツ

色々考えていると、手で握っているパンに目をやる。

『徐倫…忘れてるのかなぁ?』

かれこれ30分以上立つが、まったくパンを取りに来ない。

『ちょっと行ってみるか。』

~~~~~~
『徐倫?』

徐倫の房…206号に行ってみたが、そこにはグェスも徐倫もいなかった。

『やっぱなんかあったのかなぁ』

ちょうど暇だったので、うろうろしてみることにした

~~~~~~~~~~
ウゥゥゥゥゥ――――ン!!!!

『!?』

いきなり刑務所の警報が鳴りだした。それにかなりここに近い。

『な、なんっ…』

ドゴォッ!!!

『なんなの!?』

もういろいろ音が忙しい。

とにかく行ってみよう…


徐倫side
徐倫「くっ…」

まずいな…こいつ…グェス!

グェス「きゃーーーーははは!!!あたしの思いをふみにじったからだぁーーーーーッ!!!!」

そうだ…さっきのスタンドは糸でできた塊…なら…!

『…』
『徐倫?』

徐倫「!?」
グェス「!?」


ジェシカside
私が警報のところに行くと、通路に閉じ込められた徐倫と何故か血まみれのグェスが立っていた。

『…ぇ、何何々…?どーゆー状況…?』

私は唖然としてしまった。
二人が血だらけのこと…
徐倫が通路にいたこと…


…ではなく、


『徐倫…?なんでアンタが…』
















『その【能力】を…?』






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