二次創作小説(新・総合)
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- 世界の交わり、世の終わり☆
- 日時: 2024/06/26 08:43
- 名前: 火産霊 美卯 (ID: d4ff9UDO)
profile
名前:血武 風嘉(ちの ふうか)
性別:女
年齢:16歳
デク、かっちゃんと幼馴染み
個性:血液
血を触ることで、その血を自由に操ることができる。
体温低下や、上昇など。
普段は自分の血を武器としている
初めてですが頑張ります!
- Re: 世界の交わり、世の終わり☆ ( No.1 )
- 日時: 2024/06/26 09:42
- 名前: 火産霊 美卯 (ID: d4ff9UDO)
〜3歳の時〜
風嘉「かっちゃん!遊ぼ!」
玄関からインターフォンを押し、呼びかける。
勝己「わーった!待ってろ!」
今日は3人でちょっと遠くの公園まで自転車で行く。
出久「楽しみだね!」
風嘉「うん!」
ガチャッ🚪
勝己「行ってくる!」
光己「早く帰ってきなよ!」
勝己「わーってる!」
バタンッ🚪
風嘉「早く早く〜!」
出久「楽しみだね!」
風嘉「うん!」
〜遠くの公園〜
出久「広〜い!✨」
風嘉「ね〜!」
勝己「ケッこんなんで喜ぶとか、ガキかよww」
風嘉「私達まだ子供だよ〜!」
こんな楽しかったのに___
出久「あれ乗ろ!」
勝己「俺がぶん回してやる!」
風嘉「怖い怖い!」
タイミングが悪かったな___
子供だった私達には分からなかった。
なんで私達以外の子供が公園に居ないのか。
パトカーのサイレンの音が鳴り響く。
風嘉「パトカー?」
出久「近くにヒーローがいるかも!✨」
勝己「オールマイトか?!」
でも___
遠くからまっすぐこちらに走ってくる人影が見えた。
風嘉「ねぇ、かっちゃん。あれ誰?」
勝己「ん?…ヒーローじゃなさそうだな」
出久「そっかぁ〜。」
風嘉「え、ちょっと待って…!」
2人「「?」」
その人影の後ろからは、パトカーが追いかけていた。
風嘉「あの人、悪い人かも!」
勝己「っ!!逃げるぞ!自転車乗れ!」
出久「う、うん!」
全員で急いで自転車置場へ走る。
でも。
大人と子供の足の速さなんてチーターと亀同然。
私達に向かってその人影は走ってきた。
風嘉「やばいよ!追いつかれる!」
勝己「とにかく急いで走れ!」
出久「ヒーローは?!いないの?」
勝己「知らねぇよ!」
先頭にかっちゃん、一番うしろを私が走っていた。
走れるだけ走った。
死ぬ気で走った。
でも__
私は背中から何か尖ったものでさされた。
風嘉「アガッ!」
勝己「っ!?風嘉!!!!!!!!!!」
出久「風嘉ちゃん!!!!!」
刺さったものを引き抜かれ、前に向かって倒れ込んだ。
胸が物理的にあったかい。
痛みは不思議と全くない。
意識は朦朧としてて、目を閉じたら二度と戻ってこれなくなりそうで…
?「っ!チッうるっせぇサツだ!」
私を刺した人は、またどこかへと走り去っていった。
出久「待て!!!!!!!!!!!」
勝己「アホかよ!!!!!!!!今は風嘉を優先しろや!!!」
出久「っ!わかった!」
フゥフゥ、、呼吸が苦しくなってきた…
口から血が出てきて、もう何も考えられない…
見えるのは地面だけ。
はぁ…私、何してんだろ…
勝己「風嘉!死ぬな!すぐ病院行くぞ!」
出久「ぼ、僕がおぶるよ!」
勝己「俺がおぶる!テメェは近くの人間に警察を呼んでもらえ!」
出久「わ、わかったよ!」
勝己「死ぬなよ!風嘉!」
風嘉「も、もうちょいゆっくり運んで…」
勝己「んなことしてたら助からねぇぞ!」
風嘉「振動による失血がすごいの…」
勝己「っ!」
ちょっとだけスピードが緩んだ。
風嘉「っ、ごめんよ、よりにもよって私が…」
勝己「クソ!喋んな!グスッ」
珍しくかっちゃんが泣いてた。
泣いてるのを聞くなんてなかなか無かったからな〜。
少しして、病院に到着。
私は緊急手術を受けることなった。
〜深夜2時〜
勝己side
手術終了。
麻酔はあと数分で切れるため、もうすぐ目覚めるって医者が言ってた。
さっき運ばれてった風嘉の顔が、可哀想でたまらなかった。
目が覚めるまで、病室に入るなって言われたから、入れるまで待った。
出久「かっちゃーーーーーーん!」
遠くからデクが走ってきた。
ババァたちを連れて。
勝己「うるっせぇ!今風嘉の手術が終わったんだよ!」
出久「そうだったの!?もうすぐで入れる?」
勝己「多分な。」
光己「もう…何してるのかと思えば…」
勝己「別にいいだろ!友達助けて遅れるぐらい!」
光己「お友だち以上の関係だから、ずっと手術中も待ってたんでしょ?1人で。」
勝己「っ…うるせぇって…」
出久「かっちゃん…?」
病室の扉が開いた。
医者「目が覚めましたよ。朝5時までは特別に病室に居てもいいですから。」
そう言って、出ていった。
中に入ると、ピッピッという機械音が響いていた。
ベッドが俺等より高かったから、近くの椅子によじ登って、風嘉に話しかけた。
勝己「おい、大丈夫か?」
風嘉「・・・、私…個性出たんだって。」
勝己「は?」
風嘉「お医者さんに言われた。君が死ななかったのは、個性で止血ができていたからだって。」
勝己「俺等より先に個性が出たんか…」
出久「す、凄いね!」
風嘉「なんかごめんよ?こんなことで個性が出たって分かるの、なんかヤだね。」
勝己「・・・__」
俺は風嘉に抱きついた。
こいつが消えるのが俺は怖いんだ。
こいつの何がそうさせてくるのかは知らねぇ。
でも。
やっと答えが出た気がする。
風嘉「それとね?かっちゃんがずっと手術室の前で何時間も待っててくれたってお医者さんが言ってた。かっちゃんが、私に生きるパワー送ってくれたんでしょ?」
勝己「フッんな非現実的なことあってたまるか…ズッ」
出久「風嘉ちゃん。。。生きててよかった…!」
うん。
2人共。
私に生きる力をくれてありがとう。
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