二次創作小説(新・総合)
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- オイクメネ -οἰκουμένη-
- 日時: 2024/11/13 21:39
- 名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
オイクメネ -οἰκουμένη-
原作:そにどり 氏
オイクメネはフリーホラーゲームで最高難易度
所々原作と変えて投稿しようと思います
やってみたい人は「オイクメネ」で調べてください
エクメーネとは「地球の表面のうち人間が居住している地域」を指す地理学の用語である。
ギリシア語で「住んでいる土地」を意味する語「オイクーメネー」に由来する。(Wikipedia参照)
イッキ読み>>01-
第一章 >>01-
>>01…第一章エピローグ
>>02…捜索
本作は『オイクメネ』の二次創作小説であり、本家とは一切関係ありません。
また、本家様のネタバレを含みます。ご承知の上お楽しみください。
- Re: オイクメネ -οἰκουμένη- ( No.1 )
- 日時: 2024/11/13 21:39
- 名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
第一章エピローグ
最近、何故かどこかから視線を感じる。
不思議なものだ。
人は噂されるとくしゃみをすると言うけれどそれと同じ事だろうか。
この話はもう何年も前の話だ。
でもとても最近のように覚えている。
きっとあの御蔭だろう。
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「ねえねえ、知ってる?色々な怪異が集まる奇妙な家があるんだって」
「ほら、この家だよ」
「ほ、本当に入るつもり?
こんな、だれもいない廃屋に…」
「別に姉さんは入らなくてもいいんだってば。
俺だけが度胸試しをやってくれば、それでいいんだよ。
…玄関の鍵は開いてるって聞いたけど、本当か…?」
「ねぇ、やっぱり帰ろうよ…。
こんなの、良くないことだよ…」
「うるさいなぁ、もう!
だったらお前一人で帰れよ!
俺は入るからな…!」
ドアには鍵穴があり、ドアノブには「古」という文字が彫っていて、引きドアになっていた。
ドアノブに手を置き、そっと開ける。するとキィィーと音が鳴った。決していい音とは思えなかった。恐怖を引き立たせた。
「ふーん…。幽霊が出るって聞いたけど、見た感じは普通の家だな」
「……ねえ、直人」
「ん?何?」
「お姉ちゃん、ほんとは全部知ってるんだよ?
直人が中学のみんなにイジめられてるってこと。
そのせいでこんな肝試しを無理やりやらされてるってことも……」
「…………。」
「そんな奴らのいう事なんて聞く必要ないよ。
大丈夫。またイジめられそうになっても、お姉ちゃんが守って…」
「そうやって姉さんが俺の事をガキあつかいするせいで
みんなからイジめられるんだよ…!」
「えっ…え…?」
「いい加減にしろよ!
俺はもう中学生だぞ!
お前なんていなくても平気なんだよ!」
「…………」
「…………イジめの事については心配しなくてもいいよ。
今回の肝試しが終われば、みんなから認めてもらえるんだ」
「直人…」
「本当は一人だけでやるつもりだったけど、
この際だから姉さんにも手伝ってもらうか…。
俺はまず二階から探索してみるから、
姉さんは一階を調べてみてくれるか?」
「え…二人で捜索しない?
もし何かあった時危険かもしれないし…」
「まあ、そっちがいいならそうするか。
最初に1階を調べよう」
- Re: オイクメネ -οἰκουμένη- ( No.2 )
- 日時: 2024/11/13 21:40
- 名前: 日影@hikage (ID: X4YiGJ8J)
玄関から左に行ったところにトイレがあった。
玄関から右に行ったところには部屋が二つあり、一番右の部屋には地下に行くための階段があった。一先ず1・2階を調べようと後にした。
二つ目の部屋-応接間-には入った手前の隅に植木鉢があった。中央に小さな木が植えてあり、白いソファが向かい合って置いてありその間にテーブルがあった。
植木鉢が置いてある隅の反対側の隅には電気が通っていないスタンドライトがある。また、隣に箪笥や食器棚もある。
「奥に…扉があるけれど…
行く…?」
「行くに決まってるよ。
どうしたの?」
「おかしい気が…いや、何でもないよ」
奥の部屋は居間だった。
テーブルが中央にあり、椅子がテーブルに向かってそれぞれ天対象になるように二つ置かれていた。
隅にはカレンダーが貼れていたり、食器棚が置かれえていたりした。
居間には応接間から見て左側にドアが付いていた。
そこはキッチンだった。
ガスコンロや蛇口が壁に付いている。
隣には冷蔵庫と電子レンジが置かれている。
居間から見て左側にドアが付いている。その先は廊下となっていた。
つまり
|キッ ←居間
|チン ┌--┘--↑---┐ 地下室
----------↓--│ │ 階段
ト│2階│ 廊 │ │
イ│階 │ 下 │ 応接間 │
レ│段 │ └----↑--------↑
廊下
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玄関
※分かりにくくてすみません
こういう構造になっていることが分かった。
「じゃあ、二階に行くか」
「ちょっと待って、一階トイレに行っていい?
なんだかお腹壊しちゃったみたいで」
「まあ、もう怖くもないから
先に二階見ておくよ」
「そう?大丈夫?」
「平気平気。
トイレから出るころには帰る事になると思うから」
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