二次創作小説(新・総合)
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- 【HQホラー】霊感体質少女の受難
- 日時: 2024/11/23 15:19
- 名前: 白鯨 (ID: nS621nup)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/favorite.php
⚠️注意事項⚠️
・ハイキュー怪異パロです。
・趣味趣向性癖盛り盛りです。
・今回過激描写がたくさんあります。
・残酷表現ありです。
・めちゃくちゃ捏造あります。
・キャラ崩壊してます。
・オリキャラが多いです。
それでも大丈夫という方は、お進みください。
- Re: 【HQホラー】霊感体質少女の受難 ( No.1 )
- 日時: 2024/11/23 15:29
- 名前: 白鯨 (ID: nS621nup)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/favorite.php
置い
てこ
い縺」縺ヲ縺斐a 繧薙?縲。
今度 は鄂ョ縺 ?※いったり
縺励↑縺?h。
生まれ
た時から
一緒だったんだ から、
豁 サ縺
ャ時も
一緒 なのにごめんね。
じゃないとダメ
だけど、 謇に叶えてもらったから
迪ソ縺ョ
これで豁 サ縺ャまで
縺壹≦縺」縺ィ 一緒。
もう、 離さない。
髮「繧
ない。
こんな
縺雁?縺。繧?sでごめんな蛻ケ驍」。
でも、諢帙@縺ヲ繧。
- Re: 【HQホラー】霊感体質少女の受難 ( No.2 )
- 日時: 2024/11/23 15:32
- 名前: 白鯨 (ID: nS621nup)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/favorite.php
꧁𐬹はじめての遭遇。𐬹꧂
いいけなーい殺意!殺意!!
私、豆原 刹那!
平凡な大学生やってたんだけど、彼氏が浮気してたからありとあらゆる証拠を集めて浮気相手とデートしてるときに問い詰めてやったの!
そしたら彼氏が可哀想なくらい震えるから、「浮気、バレでねぁーど思ってだ?」って思わず宮城の血が騒いで強い口調で問い詰めたのがダメだったかな?
逆ギレした彼が包丁で刺してきちゃった!!ヤバい死ぬって思った私は、咄嗟に私のお腹に刺さってる包丁を抜いて浮気した上に私を殺そうとしたクソ野郎のブツに投げつけてやったの!!
これなら彼氏の彼氏が死ぬだけで彼氏は死なないからもう二度と浮気できないし、させないねっダーリン♡
でも包丁抜いちゃったから救急車が駆けつける前に出血多量で死んじゃった。
ごめんね、救命士さん……私がB型Rhなばっかりにきっと変な罪悪感を背負わせちゃったよね?
大丈夫、私は浮気した彼のブツを落とせたからいいの。
そんな感じで満足に死んでいったのに、どーゆー訳かちょーきゅーとな生まれたての赤ちゃんになっちゃってもー大変!?
一体私、これからどうなっちゃうの〜!?
と、いうのが私が転生した経緯ね。一昔前に流行った「いっけなーい殺意殺意」風に説明してみたけど、絵文字は意味が分からなすぎて使ってないよ。
👁️👄👁️って何?おばさん若い子の流行りについてけないわ〜、なんて一丁前に年上気取って見たけどちょっと誰か助けて欲しい。
えっ、転生?いや、私もラノベ読むし漫画もアニメも見るからそういう概念分かるけどさ、えっ?何?転生?っていう飲み込みバグ状態なのよ。
転生(てんせい、てんしょう)とは、肉体が生物学的な死を迎えた後には、非物質的な中核部については違った形態や肉体を得て新しい生活を送るという、哲学的、宗教的な概念。
___Wikipediaより引用。
取り敢えず脳内wiki先生にきいてみたけど、分かったのは概念だけ。
いやね、私が聞きたいのはなんで私が転生したのかなんだよ。あのまま穏やかな気持ちで死んで、大学で伝説の女として語り継がれて行く感じだったじゃん?
この小説を読んでいる方の中に転生を体験したお客様はいらっちゃいませんか〜?できれば私が転生した理由を教えて頂きたいんですけど〜?
なんて現実逃避をしていたら、隣から未発達な声帯を震わして今にも泣きそうな雰囲気の声が聞こえた。
「うっ、ふっううぅぅ…っ…」
隣で泣かれたら私も肉体に引っ張られて泣いちゃうから出来れば泣かないで頂きたい、という思いも込めて随分と小さくなった手で隣の赤ん坊の紅葉の手を握る。
大丈夫だよ、私もいるよ。
そんな思いを込めて、すごく力が弱いけど握ったり開いたりを繰り返した。
すると嘘のように泣き止んで、ぱっちりとした目で私を見つめてからふにゃふにゃな微笑みを向ける。
「ああ、刹那が久遠を泣き止ませてくれたのね。妹にあやされるなんてねぇ、久遠はお兄ちゃんの自覚がないんじゃないかしら」
咎めるような口調だけど声は柔らかく、とても優しい顔をする女性は確か私達・の母親だ。
光を受けて宝石みたいに輝くアンバーの髪がふわふわしていて、少し下がった短い眉が少し儚い美人さんだった。
これで二児の母とか。AVで受けそうだな、という大分失礼な感想を母に抱いてしまった。
言い訳させていただくなら、前世の私の母はこんな美人ではないし久遠などという名前の双子の兄も居なかったから、ぶっちゃけ家族という認識が薄い。
だから謎に他人行儀に接してしまうし、隣で寝ている久遠もお兄ちゃんというより自分よりも年下の生命という感じだ。だから今みたいに私があやしたりしている。
中身は大学生のお姉さんだからね、赤ん坊に兄貴面されても反応に困る。実際はお兄ちゃんの方が15分先に生まれたんだけど。
- はじめての遭遇。❷ ( No.3 )
- 日時: 2024/11/23 15:43
- 名前: 白鯨 (ID: nS621nup)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/favorite.php
そんな感じ時間は過ぎて、いつの間にやら眠気を誘う午後2時過ぎを時計の針が刺していた。
前世大学生で、彼氏の浮気の証拠集めとレポートに追われていたので赤ん坊の食っちゃ寝生活は暇に感じる。
なので祖母が出産祝いにくれたぬいぐるみを唾で汚さぬように気をつけながら、握ったり離したりして握力トレーニング。
まだ寝返りは打てないのでこれくらいしか出来ることがない。
でもいい加減疲れてきたので握力トレーニングは辞めて、双子用のベビーベッドに転がった。
久遠は握力トレーニングをしていた私が気になっていたのか、眠たそうに目を閉じたり開いたりしているけど寝ていない。
寝れないからとぐずられても母の迷惑になるので、久遠を寝かせることにした。
また小さな手を重ねて、私はここに居るよと主張すると久遠は驚くほどすぐに眠る。
双子だし何かあるのかな?と考えたけど、言葉はまだ発せれないし、赤ん坊に出来ることは限られているので暇だ。
もうちょっと大きくなったら双子のシンクロ率とか調べてみたいなーっと考えながら私も眠りにつく。
ふわふわと意識が霧散するように現実世界から遠のいていき、一気に夢の中に入るようなこの瞬間が気に入っていたりする。
今日も羊代わりに天井のシミを数えて、少しずつ意識が遠のいていく…………
そんなとき、眠気も何もかもをすっ飛ばす悍ましいモノが“見えた”。
体と釣り合いが取れない大きな顔にはギザギザの歯があって、今にも食べられそうだった。
枝のように細い腕をベビーベッドの柵に掛けてじっとこちらを見て来た。
見るからに人外だ。ぜったい見えたらダメ系の化け物だ。
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎?」
何を喋っているのか分からない。
分かるのは言葉もこの地球上には存在しないってことだけ。
ソレは恐ろしかった。
ソレは悍ましかった。
ソレは恐怖を感じた。
ただ本能的に見えていることがバレてはいけないと思ったので、絶対に反応はしなかった。
視線を違う方向に移動させて目を閉じる。
必殺、狸寝入り。
私は今から寝るんです。オマエのことなんて見えていません。そういう気持ちで存在を無視する。
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎?」
「……」
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎」
「………」
「⬛︎⬛︎」
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎?⬛︎⬛︎、⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎?」
「……」
なのにお構いなしに化け物は勝手に喋ってその場を動かない。
恐ろしさで身が凍るようだった。
「⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」
その言葉が合図だったのだろうか。
あっマズい、そう思った時にはもう遅くてソレは私に手を伸ばされていて私のふくふくのほっぺに冷たい指が置かれていた。
怖い。怖い、怖い。
どうしよう、泣きそう。
泣いたら見えるってバレる、振り払いたい。振り払えない。なんでこんなことになってるの?
分かんないどうしよう、どうしよう………どうしよう。誰か助けて……
そう願った時、私の手に温かい体温が重ねられた。
狸寝入りしていることも忘れて目を見開くと、親指をしゃぶりながらこっちを見つめる片割れがいた。
手を重ねただけ。
だけど、重ねただけで得られる安堵感があった。
まるで「大丈夫だよ、泣かないで」と言っているような気がして自然と涙は引っ込んだ。
暫くして化け物は飽きたのかベビーベッドから離れて、壁へと消えていった。
是非、二度とお越しくださらないでください。
「あーふ、ぇ」
ありがとう。
未発達な声帯を震わせて精一杯のありがとうを伝える。
そうすると久遠は大きな目をいっぱいに見開いてから、いつものふにゃふにゃな微笑みを向けた。
- Re: 【HQホラー】霊感体質少女の受難 ( No.4 )
- 日時: 2024/11/23 15:48
- 名前: 白鯨 (ID: nS621nup)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/favorite.php
「刹那!はやく!」
「待って、久遠。バスはまだ来ないよ」
あれから数年。私達はみるみる内に成長して保育園児になった。
黄色い帽子に水色のスモック。
一般的な幼稚園児の姿でバスにのりこみドンドコドンっと揺れが激しいバスに揺られて幼稚園まで登園する。
その間にも首のない人が道端に蹲っていたり、家の隙間からぎょろぎょろとした目玉がのぞいたり、空中で血だらけになりながらバレーを踊っている女の人がいたり。
圧倒的ホラーな光景に思わず目を背けたくなるけど背けた先にも何故か手が生えてるんだよね………いや、何故?
まぁ無視してたらいつの間にか消えてるんだけどさァ………
転生して双子の兄を得たのはいいだろう。
最初は混乱してよく分からなかったけど、吹っ切れた今では色々しでかす兄は見ていて楽しいからいいんだけど、コレが見えるのは全くもって楽しくない。
転生して霊感体質に目覚めた私は人間以外の様々なものが見えるようになった。
幽霊、妖怪、化け物、怪異、モンスター、魑魅、怪物、幽鬼、魔物、妖魔、その他エトセトラ。呼び方は色々あるけど、総称として怪異と呼んでいるソレ。
ベビーベッドに寝ていた頃、私のほっぺたをツンツンしてきたのも怪異だ。
アレは人の形から明らかに外れているから怪異だと分かったけど、中には人の形に限りなく近いモノもいてそれに反応すると見えると分かって他の怪異まで寄ってくる。
取り敢えずソレらに反応を見せなければ飽きて消えていくので、スルースキルを全力で発動させて何事もなかったかのようにしていればいい。
転生してから要らんスキルばっかり磨かれてしまう……
吹っ切れて幼稚園児生活を送っているけど、中身は大学生なので外で鬼ごっことかする元気はない。
だから室内で絵本を読んだり、絵を描いたりして遊んでいる。
反対に久遠は元気に鬼ごっこをして、外に行くのを渋る私を無理矢理つれだして遊ばさせるタイプ。
双子だけど男女だし、性格も反対だけど仲は良いと先生たちには認識されている。
今日もいつも通り久遠は鬼ごっこに誘ってきたけど、今日は嫌だった。
というか、行ったらダメだと思った。
だから久遠も引き留めて一緒に本を呼んでいる。
普段は自分なから言わない私の頼みだったから、不思議に思った久遠は部屋の端っこで一緒に本を読んでいる。
窓側にはできるだけ近づきたくなかったので、端っこで絵本に集中しているフリをした。
最初はちょっとつまらなそうな久遠だったけど、絵本にハマったのかしばらくしたら齧り付くように読み始めた。
私も絵本を膝に置いて「赤ずきんちゃん」をパラパラと読む。
そして自由時間が終わってお片付けの時間になった。
読んでいた本を閉じて、元の棚に戻そうとしたけど久遠がついて来ていない。
いつもならすぐずったりせずに、ぐにお片付けするのに不思議だった。
「くおん、おかたづけの時間だって」
「んー」
「くおん、たなに本なおさないとおこられちゃうよ」
「やー」
「くおん」
「あとちょっとだけ」
生返事。
いつもなら呼びかけただけで犬みたいに近寄ってくるのに、変だと思った。
そして、その原因が久遠が持っている絵本だということに気がついた。
早歩きで久遠のところまで行って、目線を合わせる為にかがみ込んだ。
「久遠」
真っ黒な表紙に赤いタイトルが書かれた不思議な絵本を無理やり閉じさせる。
勢いよく閉じたせいでダンっと、音が響いた。
「豆原 久遠」
「んぇっ………えっ、刹那?」
「えほん、なおそ?」
フルネームで呼べば久遠はハッとしたように絵本を戻しにいった。
名前は魂と繋がっているから呼べば戻ってくる……とは聞いたけど、本当に戻って(・・・)来てくれてよかった。
あのままあの絵本に飲み込まれていたら、危ないところだった。
絵本を戻してきた久遠はいつも通りの元気いっぱい小僧になっていた。
名前を呼べばすぐに返事もしれくれるし、今すぐにも鬼ごっこしたそうだ。でも今はご飯中だから落ち着いて。
しっかし、なんであんな魂を吸おうとするような危険物が幼稚園にあるんだろ?
曰くつきとまでは分からなくても、あの異様な表紙を見れば幼児に読ませる本ではないと分かるだろうに。
他の子が読まない為に後で回収した方がいいかなと思ったけど、いつの間にかあの絵本は無くなっていた。
そういう怪異なのか、誰かに回収されたのか……前者だった場合は二度と現れない事を、後者だった場合は悪用されない事を祈ろう。
そんな事を考えながらチラリと大きな滑り台がある幼稚園の庭を見た。
そこには朝から相変わらず、怪異がいた。
カンカン帽にすこしダボついたシャツ。
そして異様に長い身長。
帽子のつばの向こうから鋭い眼光が覗いていた。
「ぽ、ぽぽぽぽ」
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