二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【空の境界二次創作】背負った運命
日時: 2024/12/14 17:52
名前: きのこ (ID: sbAJLKKg)
参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no

もう、終わりだ」

冷たく言い放ちながらも、心の中ではどうしようもないものを感じていた。目の前にいるのは、俺にとって何もかもが重すぎる存在。藤乃だ。こいつの能力は異常だし、俺がどれだけ戦おうが、結局は守れなかった。

でも、彼女が俺に言った言葉を、俺は忘れない。

「私が消えても、あなたの中で生き続ける」

俺にとって、それは悪夢に近い言葉だった。彼女が消えても、記憶だけが残る。俺の中にしかいない。その現実を受け入れるなんて、できるわけないだろう。

「消えたくないって、そんなの無理だって言っただろ。」

俺は、藤乃に向かって叫んだ。けど、彼女はただ静かに笑って、こう言った。

「あなたが忘れなければ、それで十分よ。」

それだけだった。俺の前から消えていった藤乃。消えたはずの存在が、今でも俺の中にいる。それが救いなのか、苦しみなのか、もう分からない。

ただ、分かっているのは、俺はもう逃げられないということだけだ。


小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。