二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 【fgo二次創作】モードレッドとアルトリアの夜の恐怖
- 日時: 2024/12/15 08:54
- 名前: きのこ (ID: sbAJLKKg)
- 参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no
深夜、薄暗い部屋でモードレッドは手に持ったランプを揺らしながら、恐る恐る歩いていた。月明かりが差し込む窓際には、なんとも不気味な影が映り込んでいる。
「父上、こんな時間に一体何をしているんだ?」モードレッドは不安げに声を上げた。
部屋の中に足を踏み入れた瞬間、目に入ったのはアルトリアの姿。彼女は無表情で黙々とオーブを転がしていた。その手の動きが異様にゆっくりで、まるで時間が止まったかのようだった。
「父上、何をしているんだ?」モードレッドは再度問いかけたが、アルトリアは微動だにせず、目を向けることもしない。
しばらくして、アルトリアがようやく顔を上げた。目の前に広がったのは、何とも不気味な笑みを浮かべたその顔だった。
「モードレッド、私は今、"ホラーギャグ"を試しているのだ。」
「ホラーギャグ?」モードレッドは目を大きく見開いた。「父上、それって何なんだ?」
アルトリアはにやりと笑うと、オーブを持って手を振った。その瞬間、部屋の空気が一変した。異常に冷え、どこからともなく奇怪な音が響き渡る。
「ふふふ、これがホラーギャグの一部だ。」アルトリアは声を低くして語り、オーブの中から黒い影が現れる。影は部屋の隅にぴったりとくっつき、異様なほどに静かだった。
「父上、これがホラーギャグ?」モードレッドは思わず後ずさりしながら尋ねた。
「もちろんだ。ホラーとギャグを交互に織り交ぜることで、恐怖と笑いを引き出すのだ。」アルトリアは堂々と言い放ち、その影が突然「ぎゃー!」と叫び声を上げた。
モードレッドは驚きのあまり、耳を塞いでしまった。「父上、それはホラーじゃなくてただの叫び声だ!」
「ふふ、まだまだだ。」アルトリアは笑みを深め、さらに手を振る。すると、影は次にバナナの皮を手に取って足元に滑らせた。その影が「オホホ!」と大声で笑い出す。
「父上、本当にこれがホラーギャグなのか…?」モードレッドは完全に困惑していた。
「もちろんだ。」アルトリアはますます自信満々に答えた。「ホラーギャグは、恐怖と笑いが交差する場所で成立するのだ。」そう言うと、突然、アルトリアは「どん!」と叫び、部屋の隅に向かって歩き出した。
その瞬間、部屋の隅に巨大なカボチャが現れる。そのカボチャは、ただのカボチャではなく、笑顔を浮かべた巨大な顔だった。
「うわぁ、父上! それはホラーじゃなくて完全にギャグだろう!」モードレッドは思わず叫んだ。
「ふふふ、それがホラーギャグの面白いところだ。」アルトリアは嬉しそうに言った。「でもまだ終わらないよ。」
その言葉が終わると、カボチャが突然「パーン!」と弾け、部屋中に飛び散る。
モードレッドは、いまだに理解が追いつかない。「父上、そのホラーギャグ、どこが恐怖なんだ…?」
「モードレッド、ホラーギャグの真髄は、恐怖と笑いが同時に存在することなのだ。」アルトリアは真剣な顔で答えた。
モードレッドはその言葉を呑み込みながら、何となくこの「ホラーギャグ」が父上にとっては重要な試みだと感じていた。しかし、それがどれほど恐ろしい試みかを、この時点ではまだよく理解できていなかった。
「さて、次のギャグを考えようかな。」アルトリアはニヤリと笑いながら呟いた。
- Re: 【fgo二次創作】モードレッドとアルトリアの夜の恐怖 ( No.1 )
- 日時: 2024/12/15 10:40
- 名前: キリト (ID: sbAJLKKg)
二人の会話に笑えました
これからもずっと応援します
頑張って下さい。
- Re: 【fgo二次創作】モードレッドとアルトリアの夜の恐怖 ( No.2 )
- 日時: 2024/12/15 11:31
- 名前: きのこ (ID: sbAJLKKg)
- 参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ありがとうございます
Page:1