二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】氷のような温もり
- 日時: 2024/12/15 13:28
- 名前: きのこ (ID: sbAJLKKg)
- 参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no http://uuuu
スカサハとスカサハ・スカディが静かな夜の中、ふたりきりで向き合っていた。冷たい月明かりが、部屋に差し込む窓からほんのりと光を投げかける。スカサハの目は、まるで何かを思い出すように遠くを見つめていた。
「スカディ、あの時……」
スカディは、あえて黙ってその言葉を受け止めた。彼女の瞳には、時折流れるような涙が光る。何も言わず、ただスカサハの肩に寄り添っている。その腕を取ったスカサハは、少し困ったように微笑みかけた。
「私があの時、あなたを傷つけたことを、今でも悔いているんだ。」
スカサハの声には、過去の出来事への深い後悔と、未だ癒えない心の傷がにじみ出ていた。スカディはその手を握りしめると、ふっと息をつき、ゆっくりと目を閉じた。
「もう、いいのよ。」
その言葉は、スカサハが何度も聞きたかった言葉だった。スカディが彼女に言うその優しい言葉が、あまりにも温かくて、スカサハの胸が締めつけられるようだった。
「でも、私はどうしてもあなたを傷つけたくなくて、あの日も、あなたに言えなかったことがあった。」
「それでも、あなたは私を選んでくれた。」スカディは、スカサハをじっと見つめて言った。その目には、過去を超えて、今を一緒に生きるという決意が見て取れる。
スカサハは、スカディの手をしっかりと握り返した。「それでも、あの時の私がいたからこそ、今の私がいる。あなたに出会えたからこそ、私はここにいるんだ。」
スカディは軽く頷き、その顔を手のひらで包み込んだ。スカサハはその手の温もりに、思わず涙をこぼしそうになった。これまでの痛みも、後悔も、すべてが今、この瞬間に溶けていくようだった。
「スカディ、私はあなたを、心から愛している。」
その言葉を言った瞬間、スカサハの中で何かがはじけた。言葉にできなかった気持ちが、一気に溢れ出してきた。
スカディは少し驚いたように目を見開き、やがてその頬に微笑みを浮かべた。「私も、あなたを愛している。」
ふたりの顔が近づき、無言のまま、軽く唇が触れた。お互いの涙が、穏やかな月明かりの下で、静かに流れた。過去の痛みも、未来の不安も、ただその瞬間だけは忘れさせてくれる。ふたりはただ、抱きしめ合って、永遠を誓うように唇を重ねた。
時間が止まるかのようなその瞬間、二人の心がひとつになった。
- Re: 【fgo二次創作】氷のような温もり ( No.1 )
- 日時: 2024/12/15 14:36
- 名前: 遠井くん (ID: PGYIXEPS)
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