二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】ヴェディヴィエールと立香、女の世界へ
- 日時: 2024/12/15 16:53
- 名前: きのこ (ID: sbAJLKKg)
- 参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no http://uuuu
ある日、藤丸立香(男)は異世界の英雄として召喚され、立派に英霊を支えていた。しかし、突然の呪文によって彼の体に異変が起こり――。
「お、おい、ヴェディヴィエール! なんだこれ!?」
立香が自分の体を見下ろすと、そこには見慣れた男性の体ではなく、女性の体があった。しかも、体つきは思った以上に引き締まっていて、恥ずかしさに顔が真っ赤になる。
「立香様! お、驚かないでください!」
ヴェディヴィエールも驚いた様子で立香を見ていたが、ふと目を逸らして口を開いた。
「実は私も…」
立香が彼女を見ると、ヴェディヴィエールもまた、なんと女性の姿に変わっていた。背丈はほぼ同じ、顔立ちもどこか優雅で美しくなったものの、その身に纏う服装はかつての騎士の鎧とは全く異なる、華やかなドレスであった。
「え、えぇ!? なんでだよ、ヴェディヴィエール! こんな格好して…」
立香は恥ずかしさのあまり目を背けようとしたが、すぐにヴェディヴィエールの身のこなしに目が行ってしまう。その優雅な立ち振る舞いに、どうしても視線が釘付けになってしまった。
「どうしてって…わからないんですよ、立香様。」
ヴェディヴィエールが少し困ったように言った。「おそらく、何らかの魔法が働いたのでしょう。私たちの姿が変わった原因は…」
立香が眉をひそめた。
「…魔法って、まさかあの呪文か!?」
「そのようです。」ヴェディヴィエールが頷いた。「何かの間違いで、私たち二人とも女体化してしまったのです。」
立香は頭を抱えた。あまりにも突然で理解が追いつかない。でも、なぜか心のどこかで、少しだけワクワクしている自分がいることに気づいてしまう。
「おい、ヴェディヴィエール、これって俺たち二人がどうにかするべき問題じゃないか?」
「その通りです。」ヴェディヴィエールはにっこりと微笑んだ。「では、私たちがこの状況をどうにかするために…最初にするべきことは、まずは落ち着くことです。」
立香は冷静にならなければと思い、深呼吸をする。しかし、ふと自分の胸元に視線が行くと、胸がしっかりと膨らんでいるのを確認して、顔が真っ赤になった。
「だ、だめだ…これじゃ、俺が女になったみたいじゃないか!」
「その通りです、立香様。」ヴェディヴィエールが穏やかな笑みを浮かべた。「でも、そんなに動揺しないでください。誰かに見られたわけじゃありませんし、そんなにお恥ずかしがらなくても…」
立香は顔を手で覆って反応する。
「そ、そんなこと言われても…」
すると、ヴェディヴィエールがひらりとドレスの裾を持ち上げて立香に近づいた。
「立香様、私たちが女体化したからには…何か面白いことをしてみませんか?」
立香は困惑しながらも、まさかの提案に反応した。
「な、何を言ってるんだよ! そんな…!」
ヴェディヴィエールはニヤリと笑った。
「おもしろいでしょう、立香様。せっかく女の姿になったのですから、この機会に何か試してみるのも悪くないかもしれませんよ?」
立香がぎょっとし、顔を真っ赤にして後ろに下がる。
「ま、待て! 俺はあくまで男性のままだ! こんなこと…!」
その瞬間、ヴェディヴィエールがすかさず立香を引き寄せ、驚かせた。
「私も女性の体である以上…今は立香様に負けていませんよ。」彼女はあくまで真面目にそう言い切る。
立香はその目を見つめて、思わず言葉を飲み込んだ。そして、改めてヴェディヴィエールの姿を見たとき、いつもよりも少しだけ色っぽく見えたような気がした。
「ま、まあ、そうかもしれないけど…でも、俺はやっぱり…」
そのとき、ヴェディヴィエールが立香に無言で手を差し伸べた。
「ならば、立香様。女性としての気品を手に入れるためには、こうするべきです。」
立香はすっかり戸惑い、でもその手を取ることにしてしまった。
「こうして…?」
ヴェディヴィエールはにっこりと微笑み、立香を引き寄せてはそっと額にキスをした。
「これで、私たちの絆が一層深まりました。」
立香は一瞬硬直した後、驚きの表情を浮かべる。
「お、おい…何をするんだよ…!」
ヴェディヴィエールは照れくさい笑みを浮かべる。
「百合の王道ですよ、立香様。」
立香はついに顔を真っ赤にして、なんとも言えない気持ちを抱えて、ヴェディヴィエールに引き寄せられたまま固まった。