二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】辛さの戦場
- 日時: 2024/12/15 19:09
- 名前: きのこ (ID: sbAJLKKg)
- 参照: http://uuuu kakiko.info/profiles/index.cgi?no
ある日、カルデアの一角で、あり得ない対決が開催されることになった。舞台となるのは、アナスタシア、言峰綺礼、アルトリア・ペンドラゴン、そしてシエルの4人。彼女たちが挑むのは、台湾ラーメンの早食い対決だった。
「辛さに耐えられる者こそが勝者となる…」と、言峰綺礼が薄い笑みを浮かべながら言う。
「面白い。ちょっとした挑戦になるかしら。」アナスタシアは冷静な表情で言うが、その内心では「辛さなんて怖くない」と思っているようだ。
アルトリアはしっかりと準備運動をしながら「戦いは常に冷静に。私は騎士、心の平静を保つことが大切だ。」と意気込む。
シエルはすでに辛さに対する耐性がどれくらいかを試すかのように、辣油を少し舐めてみていた。「これぐらいなら、大丈夫よね」と意気込んでいる。
そんな中、試合を見守る役目を担ったのは、マシュ、藤丸立香(男)、そして藤丸立香(女)の水着応援団だ。
マシュはいつも通り、おっとりとした表情で応援席に座っている。彼女は他のサーヴァントたちが激闘を繰り広げる中、ただ「頑張ってください」と言うだけで十分だった。
藤丸立香(男)は、あまりにもおちゃらけた様子で水着姿になっており、「よし、みんな!頑張って!でも、誰が一番早く食べるかよりも、誰が一番辛さに耐えられるかが重要だ!」と意味不明なアドバイスを送る。
一方、藤丸立香(女)は水着を着たことに少し照れているが、強気に「勝者に豪華な報酬が待ってるんだから、絶対に負けません!」と宣言。応援団席でも最も熱心に声援を送る。
そして、対決が始まった。
最初に手をつけたのはアナスタシアだった。彼女は台湾ラーメンの丼を見つめ、少し迷った後、スプーンで一気に麺を掬い、口に運ぶ。「おいしい…でも…辛い!」と顔を歪めながらも、次々と麺を食べていく。
言峰綺礼は無表情でラーメンを口に入れ、冷静に食べ進める。「辛さは問題ではない。問題は、速度だ。」彼の言葉通り、非常に冷静にラーメンを食べていくが、その顔にはじわりじわりと汗がにじんでいく。
アルトリアは最初の一口を食べた後、顔を赤くし、「こ、これは…」と語尾を震わせるが、それでも騎士としての誇りが勝り、黙々と食べ続ける。彼女の目には「これを乗り越えれば、どんな困難も乗り越えられる」との決意が見て取れる。
シエルは早速辛さを感じ取り、「やっぱり、こうなるわよね…」と呟きながらも、冷静さを保ちつつもペースを落とさずに食べていく。途中で何度も水を飲み、汗が流れ始めたが、それでも必死に食べ続ける。
だが、予想通り、辛さに耐えられなくなったのは…アルトリアだった。「う…うおおおおおお!」彼女は突然、ラーメンを前にして悲鳴を上げる。「これは…辛い…!」と頭を振りながら食べる手を止め、涙目で目の前の丼を見つめていた。
その姿を見て、シエルは冷静に「あら、アルトリアさん。思ったより弱いのね」と挑発する。
「な、何を言う!私は騎士だ!」とアルトリアは顔を赤くして反論するが、辛さに耐えられず、結局、ラーメンをもう一口も食べられなくなってしまった。
その瞬間、言峰綺礼が静かにスプーンを置き、「戦いは終わったな」と告げる。
アナスタシアはそれに対して冷静に「まあ、仕方ないわね」と言い、食べ続ける。
シエルも、さすがに辛さがピークに達し、「もう…これ以上は無理かも」と言いつつ、スプーンを置く。
しかし、最終的に早食い対決を制したのは、もちろん言峰綺礼だった。「私は辛さよりも、速度を選んだ」と余裕の表情で言う。
そして、マシュ、藤丸立香(男)、藤丸立香(女)の応援団が駆け寄り、「おめでとうございます!」と祝福。
「もう少しで勝てるところだったのですが…」とアルトリアは悔しそうに言う。
「悔しさをバネに、次の戦いに挑むのよ!」とシエルが軽やかに言い、次の挑戦を意気込む。
その後、みんなで辛さを乗り越え、笑い合いながらラーメンの残りを食べることに決めたのだった。
そして、カルデアの日常はまた、平和に戻った。