二次創作小説(新・総合)

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【fgo二次創作】栄光なき疾走、絆こそ勝利!
日時: 2024/12/18 21:06
名前: きのこ (ID: 4qcwcNq5)
参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no

1章:運動会の開幕
カルデアの青空が広がる運動場。今日はサーヴァントたちがガチでぶつかり合う運動会の日だ。聖杯戦争の命のやり取りはひとまず置いておき、筋肉と俊敏さ、そして何よりプライドを賭けた戦いが今、始まろうとしていた。

「おい、ネロ!さっさと準備しろよ、優勝はオレたち赤組がもらうんだ!」

モードレッドが挑戦的に言い放ち、赤組の赤いハチマキをぐっと締める。自信に満ち溢れたその口調には、いつもの戦場で見せる闘志がそのまま滲み出ている。

「ふふん、もちろんよ!このネロ・クラウディウスがいる限り、赤組は輝かしく勝利を収めるわ!」

ネロは金色の髪をなびかせ、ドヤ顔で親指を立てた。

その隣、青組のアルトリア・ペンドラゴンが静かにハチマキを締め直す。その瞳には、聖剣を手に戦場に立つ時と変わらぬ気高い決意が宿っていた。

「今日も全力を尽くす。それが、騎士の務めだ。」

「王、我々も負けるわけには参りません。」

ヴェディヴィエールがきりっとした表情でアルトリアに続いた。彼の眼差しも真剣そのものである。アルトリアは静かに頷き、彼に言葉を返す。

「ヴェディヴィエール、共に勝利を掴もう。」

その少し離れた場所で、白組のガレスが慌てた様子でガヴェインに駆け寄った。

「兄様!準備はいいですか?」

「もちろんだ、ガレス。勝つために手は抜かないぞ。」

ガヴェインは力強く拳を握りしめ、兄らしい余裕を見せる。その姿を見て、ガレスの表情も少し和らいだ。

「王も青組で出られているし、白組も負けていられませんね!」

「その通りだ。王の勇姿に恥じぬ戦いをしよう。」

一方、緑組のアタランテは、ロビンフッドと共に準備運動をしていたが、なんだか落ち着かない。

「……ロビン、目立つのは避けたいんだがな。」

「おいおい、こんな日に隠れてどうするんだよ。ヒーローは目立ってナンボだぜ?」

ロビンフッドは笑顔で軽口を叩きながら弓を肩に担ぐ。アタランテはため息をつきながらも、しぶしぶ同意した。

「仕方ないな……やるからには、全力で走るぞ!」

そして、場を盛り上げるのは謎の「がんばれ優勝応援団」。藤丸立香(男)と藤丸立香(女)が、共に応援グッズを抱えてスタンバイしていた。

「おーい、みんなー!気合い入れていこうぜ!」

立香(男)が手を振ると、立香(女)が大声で応援メガホンを構えた。

「みんな、絶対に勝ってねー!応援は任せて!」

二人の熱すぎる応援に、選手たちの士気がさらに高まる。

司会のダ・ヴィンチちゃんがマイクを持って、にこやかに開会宣言を始めた。

「それでは、カルデア大運動会の開幕です!みんな、ケガしない程度に、全力で楽しんでいこう!」

「おーっ!」

一斉に気合いの入った声が上がり、運動会はついに幕を開けた。

最初の競技:徒競走!

爆笑必至の運動会が、今始まる――。

Re: 【fgo二次創作】栄光なき疾走、絆こそ勝利! ( No.1 )
日時: 2024/12/18 21:09
名前: きのこ (ID: 4qcwcNq5)
参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no

2章:徒競走開幕!疾走する騎士たち
ダ・ヴィンチちゃんがマイクを通して、最初の競技をアナウンスする。

「さあ、最初の競技は徒競走!シンプルな競技ほど燃えるものよね。各組の代表が一人ずつ出て、50メートルを全力疾走してもらいます!」

「ふん、これくらい余裕だな!」

モードレッドが自信満々に腕を組む。隣でネロが鼻を高くして笑う。

「私の美しさと脚力を見せつける時が来たわ!このネロ・クラウディウスに敗北という言葉はないわ!」

青組のアルトリアが冷静に言葉を返す。

「勝負は美しさではなく、速さで決まる。」

ヴェディヴィエールも騎士らしく真剣な面持ちで頷いた。

「王、全力で駆け抜けましょう!」

白組からは、ガヴェインとガレスが立ち上がった。

「ガレス、ここは俺が行く。兄として、負けるわけにはいかないからな。」

「兄様、応援しています!」

ガレスは拳を握りしめ、期待の眼差しをガヴェインに向ける。

緑組のロビンフッドとアタランテも、やる気満々の顔をしていた。

「よっしゃ、見せ場だぜ!俺の走りで緑組に勝利を持ち帰る!」

「ロビン、ふざけずに真剣に走れよ。」

「おいおい、俺はいつだって真剣さ。」

ロビンはにやりと笑って、スタートラインに向かった。

スタートラインに立つ戦士たち
スタートラインには、以下のメンバーが並ぶ:

赤組:モードレッド
青組:アルトリア・ペンドラゴン
白組:ガヴェイン
緑組:ロビンフッド
「位置について、よーい……」

ダ・ヴィンチちゃんがスタートの合図を構え、緊張感が走る。

「ドンッ!」

ピストルの音と同時に、四人が一斉にスタートを切った!

猛ダッシュ!各自のスタイルで勝負
「うおおおっ、ぶっちぎるぜぇぇ!!」

モードレッドが雄叫びを上げながら、爆発的なスタートダッシュを決める。パワーと勢いは抜群だ。

「さすが父上の息子だぜ!オレが一番だ!」

しかし、冷静な表情で疾走するアルトリアも負けてはいない。

「……速さにおいても、負けるつもりはない。」

アルトリアのフォームは美しく無駄がない。まさに“完璧なる騎士の走り”だった。

「兄様、頑張ってください!」

ガレスの応援を背に、ガヴェインも力強い走りを見せる。

「王の名に恥じぬ走りを!」

一方、ロビンフッドは軽やかなステップで疾走しながら、余裕の表情を浮かべていた。

「おっと、ここらで一気にスピードアップといこうかね!」

中間地点での攻防
中間地点では、モードレッドとアルトリアがほぼ並走していた。

「ははっ、父上!今日こそオレが勝つからな!」

「油断するな、モードレッド!」

アルトリアがスピードを上げ、モードレッドに迫る。一瞬、二人の視線が交わる。

「くっ……ここで負けるわけにはいかねえ!」

モードレッドがさらに加速する。しかし、その後ろから、ガヴェインが静かに迫っていた。

「このまま一気に追い抜く!」

ガヴェインが力強く踏み込んだ瞬間――。

「ふぉおおっ!?ちょっと待て、足がつったかも!?」

突然、ロビンフッドが片足を押さえながらピタリと立ち止まった。

「おい、緑組、何してんだよ!?」
「……だから真剣に走れって言っただろ。」

アタランテが遠くから叫ぶも、ロビンは苦笑いするしかなかった。

ゴール目前の激戦!
残り10メートル。モードレッド、アルトリア、ガヴェインが三つ巴の激戦を繰り広げる。

「オレが勝つんだぁぁぁっ!!」
「ここで決める!」
「負けるものか!」

三者が一斉にゴールへ飛び込んだ――!

「ゴォォールッ!!」

勝者は……?
ダ・ヴィンチちゃんがゴールラインを確認し、結果を発表する。

「勝者は――なんと、モードレッド!!」

「っしゃあああああっ!!やったぜ、オレの勝ちだ!」

モードレッドが拳を天に突き上げ、勝利の雄叫びを上げる。アルトリアは悔しそうに息を整えた。

「見事な走りだったな、モードレッド。」

「へっ、父上に褒められたら、悪い気はしねえな!」

ガヴェインはため息をつきながら、ガレスのもとに戻る。

「すまない、ガレス。次は必ず勝つ。」

「兄様、大丈夫です!次があります!」

ロビンフッドはアタランテに向かって平謝り。

「わ、悪かったって!次はちゃんとやるからさ!」

「……次は本当に頼むぞ。」

応援団、大活躍?
応援団の藤丸立香(男)と藤丸立香(女)は、熱狂的に旗を振り続けた。

「よっしゃああ!モードレッド、最高だったぜ!」
「みんな、まだまだ行けるよー!」

その勢いに、他の選手たちも奮起する。

こうして、運動会はまだまだ続く――!

Re: 【fgo二次創作】栄光なき疾走、絆こそ勝利! ( No.2 )
日時: 2024/12/18 21:17
名前: きのこ (ID: 4qcwcNq5)
参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no

章:次の競技、借り物競争!
徒競走で大盛り上がりとなった後、運動場には新たな空気が漂っていた。選手たちが呼吸を整える中、ダ・ヴィンチちゃんがマイクを手に次の競技を発表する。

「お待たせしました!次の競技は――借り物競争!みんな、ただ走るだけじゃないわよ。指定されたお題に合わせたものや人を探してゴールする、知力と瞬発力が試される競技よ!」

各チームの代表者が再びスタンバイする。今回は以下のメンバーが出場する。

赤組:ネロ・クラウディウス
青組:ヴェディヴィエール
白組:ガレス
緑組:アタランテ
「ふふん、借り物だろうとなんだろうと、この私にかかれば優雅にこなしてみせるわ!」
ネロは自信満々に胸を張る。

「王のために、全力で走ります!」
ヴェディヴィエールが気合を入れる。

「が、頑張りますっ!」
ガレスは少し緊張した面持ちで深呼吸した。

「……面倒だが、やるからには勝つ。」
アタランテは淡々と構えた。

借り物競争スタート!
「それでは、位置について――よーい、スタート!」

ダ・ヴィンチちゃんの合図と共に、四人が勢いよく飛び出した。各自、最初に引いたお題の紙を広げる。

ネロが引いたお題は――「笑顔が素敵な人」。

「ふふん、笑顔が素敵な者ならば、あの者たちしかいないわ!」

ネロは迷わず応援団の藤丸立香(男)と藤丸立香(女)の方へ駆けていった。

「そこの二人、来なさい!私と共に栄光を掴むわよ!」

「えっ!?いきなり!?」
「ちょ、ちょっと待って!」

ネロに手を引かれ、二人は慌てて一緒に走り出した。

ヴェディヴィエールが引いたお題は――「騎士の誇りを感じるもの」。

「……騎士の誇り、それは――ああ、やはり王しかおられない!」

ヴェディヴィエールは一直線にアルトリアの方へ向かう。

「王!借り物競争の助力をお願いできますか!」

アルトリアは静かに頷いた。

「――ああ、行こう。」

二人の騎士が並んで走る姿は、まさに絵画のように美しかった。

ガレスが引いたお題は――「頼れる兄弟」。

「頼れる兄弟……!兄様しかいません!」

ガレスは一目散にガヴェインの元へ駆け寄った。

「兄様!手を貸してください!」
「もちろんだ、ガレス!」

二人は手を繋いで走り出す。その息の合った走りに、会場から温かい拍手が起こる。

アタランテが引いたお題は――「素早い者」。

「……素早い?ロビン、来い!」

「あいよっ!」

ロビンフッドは笑いながら軽快に飛び出し、アタランテと共に風のように駆け抜けた。

熾烈なデッドヒート!
ゴールに向かって四組が一斉に駆ける。ネロと藤丸立香のペアが先頭を走る。

「この私が一番にゴールするわよ!」

しかし、ヴェディヴィエールとアルトリアがじりじりと追い上げる。

「王、もう少しです!」
「――ああ、最後まで駆け抜けるぞ!」

ガレスとガヴェインも負けていない。

「兄様、頑張りましょう!」
「任せろ、ガレス!」

最後にアタランテとロビンフッドが猛スピードで迫る。

「一気に追い抜くぞ!」
「おうっ!」

ゴールラインに飛び込んだのは――

「ゴール!!一着は――ヴェディヴィエールとアルトリア・ペンドラゴン、青組ペア!!」

「やった……!」
ヴェディヴィエールが安堵の息を吐くと、アルトリアも微笑んだ。

「見事な走りだったな、ヴェディヴィエール。」
「王のおかげです!」

ネロは悔しそうに顔をしかめた。

「うう、惜しかったわ!でも次は絶対に勝つわよ!」

謎の応援団、ますますヒートアップ!
応援団の藤丸立香(男)と藤丸立香(女)は、さらに声を張り上げる。

「青組、すごいぞー!次もその調子だ!」
「みんな、まだまだいけるよー!」

その元気な応援に、選手たちは笑顔で次の競技に備える。

こうして、運動会はますますヒートアップしていく――。

Re: 【fgo二次創作】栄光なき疾走、絆こそ勝利! ( No.3 )
日時: 2024/12/18 21:27
名前: きのこ (ID: 4qcwcNq5)
参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no

4章:障害物競走!騎士道、迷走中!?
運動会の熱気は最高潮に達していた。徒競走、借り物競争と続き、次の競技が発表される。

ダ・ヴィンチちゃんが再びマイクを握り、ウインクしながら高らかに告げる。

「さあ、次は障害物競走よ!ただ走るだけじゃつまらないものね。いろんな障害を乗り越えて、ゴールを目指してもらうわ!」

「ふん、どんな障害だろうと、このオレには関係ねぇ!」
モードレッドが気合を入れ、拳を握る。

「ほう、面白そうだな。」
ガヴェインも余裕の笑みを浮かべた。

「勝利の女神は私に微笑むわ!」
ネロが胸を張り、絶対に勝つという意気込みを見せる。

参加者は以下のメンバーだ。

赤組:モードレッド
青組:アルトリア・ペンドラゴン
白組:ガヴェイン
緑組:アタランテ
マシュと藤丸立香(男・女)が応援団席から手を振る。

「頑張ってくださーい!」
「障害物なんかに負けるなー!」

競技開始!最初の障害:網くぐり!
「位置について――よーい、スタート!」

ダ・ヴィンチちゃんの合図で四人が一斉に走り出す。最初の障害は「網くぐり」だ。低く張られたネットの下をくぐり抜けなければならない。

モードレッドが豪快に突っ込む。

「おりゃああっ!こんなもん、力で押し切るぜ!」

ゴリゴリと力任せに網を引きちぎりながら進むモードレッドに、観客から悲鳴と笑い声が上がる。

「モ、モードレッド、それは違反じゃないか……?」
アルトリアが冷静に言うが、モードレッドは気にしない。

「細けぇことはいいんだよ、父上!」

アルトリアはため息をつきながら、冷静に体を低くして網の下をくぐり抜ける。

「――ああ、こういうものは冷静に対処するものだ。」

ガヴェインも紳士的に網をくぐるが――。

「ぐっ、肩幅が……引っかかる……!」

ガヴェインのガッチリした体格が災いし、網に引っかかってしまった。

「兄様、ファイトですー!」
ガレスの声援に応えようと必死だ。

一方、アタランテは猫のように素早く、しなやかに網をくぐり抜ける。

「こんな障害、朝飯前だ。」

二つ目の障害:風船割り!
次に待ち構えるのは「風船割り」。床に散らばった風船を素早く割らなければ先に進めない。

モードレッドが風船を見てニヤリと笑う。

「オレに任せろ!こんなの、一気にぶっ潰してやる!」

風船を剣の代わりに見立て、ドカドカ踏みつけて割っていく。

「それ、やりすぎでは……?」
アルトリアが少し引きながら、自分も慎重に風船を踏んで割る。

「……冷静に一つずつ割るだけだ。」

ガヴェインも苦戦しながら風船を割っていくが――。

「なぜか割れない……っ!」

風船に足を乗せても、妙に弾力があり、なかなか割れない。

「兄様、それはただのゴムボールです!」

「な、なんだと!?」

一方、アタランテは弓矢で正確に風船を射抜き、一瞬で全て割ってしまう。

「障害物競走なのに、反則スレスレだぞ、それ!」
ロビンフッドが苦笑するが、アタランテは涼しい顔だ。

最後の障害:泥沼ジャンプ!
最終障害は泥沼を飛び越える「泥沼ジャンプ」。しかし、この泥沼、普通に飛び越えるのはかなり難しい。

モードレッドが勢いよく踏み切る。

「うおおおっ、見てろよ父上――ぐはっ!!」

勢い余って泥沼にダイブし、全身泥まみれになる。

「アハハハハ!モードレッド、泥パックが似合うな!」
ネロが大爆笑する。

アルトリアは冷静に助走をつけ、華麗にジャンプする。

「――ああ、ここは慎重に……!」

泥をかすめつつも、見事に着地成功。

「さすが王……!」
ヴェディヴィエールが感嘆の声を漏らす。

ガヴェインも力強く飛ぶが――。

「ぐっ、重さが……!」

泥沼に片足を突っ込み、悲しげな顔でガレスを見つめる。

「兄様、諦めないで!」

アタランテは軽やかに泥沼を飛び越え、トップスピードでゴールに向かう。

ゴール!勝者は――
「ゴォォール!勝者は――緑組、アタランテ!」

「ふう、当然の結果だな。」

アタランテが冷静に息を整え、勝利を喜ぶ。モードレッドは泥だらけになりながら悔しそうに叫ぶ。

「くそっ、次は絶対勝つからな!」

「泥が似合うわ、モードレッド!」
ネロがまた笑う。

アルトリアは泥を払いつつ、静かに言う。

「――ああ、よく頑張ったな、みんな。」

応援団、テンションMAX!
藤丸立香(男)と藤丸立香(女)が再び絶叫する。

「みんな最高だー!泥だらけでもカッコいいぞー!」
「次の競技もファイトだー!」

マシュも笑顔で拍手を送る。

「皆さん、本当に頑張ってますね!」

こうして運動会は、さらなる笑いと熱気に包まれ、まだまだ続く――!

Re: 【fgo二次創作】栄光なき疾走、絆こそ勝利! ( No.4 )
日時: 2024/12/18 21:32
名前: きのこ (ID: 4qcwcNq5)
参照: kakiko.info/profiles/index.cgi?no

終章:運動会、そして栄光の勝者は!
ついに運動会もクライマックスを迎えた。数々の爆笑と激闘を経て、赤組、青組、白組、緑組はそれぞれ僅差で競り合っている。勝負の行方を決めるのは、最後の競技――「騎士の絆リレー」!

ダ・ヴィンチちゃんが高らかにアナウンスする。

「さあ、皆さん!最後の競技は『騎士の絆リレー』!二人一組でバトンを繋ぎ、絆の力で勝利を掴んでください!」

各チームから二人ずつ出場者が選ばれた。

赤組:モードレッド & ネロ・クラウディウス
青組:アルトリア・ペンドラゴン & ヴェディヴィエール
白組:ガヴェイン & ガレス
緑組:アタランテ & ロビンフッド
全員、汗と泥まみれながらも闘志は燃えている。応援団の藤丸立香(男)と藤丸立香(女)、そしてマシュが全力で声援を送る。

「ラストだ!みんな、頑張れー!」
「絆を見せてくれー!」
「ファイトです!」

スタート!絆を繋げ!
「位置について――よーい、スタート!」

号砲と同時に一斉に走り出す。

最初の走者はモードレッド、アルトリア、ガヴェイン、アタランテだ。

「おりゃああっ!オレが先頭をぶっちぎってやるぜ!」
モードレッドは勢いよく飛び出す。

アルトリアは冷静に彼女を追いかける。

「――ああ、焦らず確実にいこう。」

ガヴェインは安定した走りで並走し、アタランテは風のように駆け抜ける。

「速さなら負けん!」

観客席からは大歓声が上がる。

迫るバトン交換!
最初のコーナーを回り、バトン交換の地点が近づいてきた。

モードレッドがネロに叫ぶ。

「ネロ!受け取れぇぇ!!」

「栄光は我が手に!」
ネロが笑顔でバトンを受け取り、一気に加速する。

アルトリアもヴェディヴィエールにバトンを渡す。

「ヴェディヴィエール、頼むぞ。」
「――ああ、必ず勝ちます!」

ガヴェインはガレスにバトンを託す。

「ガレス、ここからはお前の番だ!」
「兄様、任せてください!」

アタランテはロビンフッドに軽やかにバトンを渡す。

「行くぞ、ロビン。」
「了解だぜ、姐さん!」

熱き最終ランナーたち!
最後のランナーたちが激走する。ネロ、ヴェディヴィエール、ガレス、ロビンフッドの四人が競り合い、運動場を駆け抜ける。

ネロが叫ぶ。

「このまま栄光を掴むわよ!」

しかし、ヴェディヴィエールが猛然と追い上げる。

「青組、王の名に恥じぬ走りを――!」

ガレスも必死で走る。

「白組、頑張ります!」

ロビンフッドは軽い笑みを浮かべながら、全力を出す。

「俺だって、やる時はやるんだよ!」

ゴール目前!運命の瞬間!
最後の直線。四人が一列に並び、ゴールラインまであとわずか!

「うおおおおっ!」
「負けないっ!」
「走れえええっ!」

その瞬間――四人はほぼ同時にゴールへ飛び込んだ!

「ゴォォル!……ええっ!?」

ダ・ヴィンチちゃんが困惑の声を上げる。審判たちが集まり、写真判定に入った。

観客席は騒然となる。

「どうなるんだ!?」
「誰が勝ったの!?」

絆こそ勝利!
しばらくして、ダ・ヴィンチちゃんがマイクを握る。


「お待たせしました!結果は――なんと、全チーム同時ゴール!!つまり、引き分けです!!」


「えええっ!?」
選手たちも観客も驚愕する。

しかし、次の瞬間――

「ふっ、まあいいさ!」
モードレッドが笑う。

「皆が全力を出した結果だ。これも悪くない。」
アルトリアが穏やかに頷く。

ガレスとガヴェインも嬉しそうに顔を見合わせる。

「兄様、一緒に走れて楽しかったです!」
「ああ、最高の一日だったな。」

アタランテとロビンフッドも拳を合わせる。

「いい走りだった。」
「同感だぜ。」

大団円!応援団の言葉
藤丸立香(男)と藤丸立香(女)が笑顔で叫ぶ。

「みんな、最高だった!引き分けだって、全力で戦った結果だ!」
「みんなの絆が勝利だよー!」

マシュも涙ぐみながら拍手を送る。

「本当に素敵でした!」

エンディング
夕日に照らされながら、運動場には笑顔と歓声が溢れている。

ネロが手を振りながら言う。

「これにて栄光の運動会、閉幕よ!みんな、お疲れさま!」

モードレッドがニヤリと笑う。

「来年は絶対、オレが一位だぜ!」

アルトリアも微笑み、静かに言う。

「――ああ、来年も楽しみだな。」

こうして、騎士たちと仲間たちの爆笑運動会は幕を閉じた。勝敗を超えた絆と笑いが、みんなの心に深く刻まれたのだった。






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