二次創作小説(新・総合)

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ホークスさん、?
日時: 2025/01/21 00:18
名前: 消兎‐syoto. (ID: De6Mh.A2)

[ヒロアカ、ホークスさんが風邪をひいたらしい]

「え、体調崩した?!」
いきなりかかってきたホークスさんからの電話で、僕は思わず叫んだ。
『ぅ、声大きか、、、』
「あ、ごめんなさい、、、」
いつもより覇気のない声に、心配と不安が押し寄せる。
一人で部屋で倒れてたりしないだろうか、、、
「、、、、僕、行きましょうか?」
『ぇ、』
「ホークスさん、多分その様子だと動けませんよね、色々買って行きますよ」
『ぇ、でも、学校、とか、、』
「学校は休みます。」
ていうか、行ったところでホークスさんが心配で授業なんか集中できない。
「とにかく、寝ててください。倒れられたら、困ります」
困るというか、死ぬ。(こいつはホークスさんを推しのような感覚で見てる)
『、、、、わかった、、ありがと、』
か細いが、そう言ってくれた。
「、、、ちょっと怖いんで、繋げたままでもいいですか?」
『、、えぇ、、?、、ぅん、、』
僕は急いで支度をして、外に出た。

何だったら食べられるだろう
僕は薬局に来て、いきなり壁にぶつかった。
ホークスさんの体調もあまりわからないし、どうしよう、、、
、、、はっ、そうか、聞けばいいんだ。
なんで気づかなかったんだろう、電話つないでいる意味ないじゃん。
「、、、ホークスさん?なんか食べれそうなものありますか?ゼリーとか、、、」
そこまで言って、気が付いた。
ホークスさんの呼吸が、さっきより荒くなっていることに。

ここからホークスside
最近、色々と仕事が山積みだった。
パトロールに事件事故の解決、ジーニストさんの仕事の手伝い、などなど、、、
そのせいか、今日は珍しく体調を崩した。
いつもより少し高い体温と、うるさい鼓動、そして頭が割れそうなほどの頭痛。
だが、そんな俺の体調をもろともせず、携帯から軽快な音が鳴り響いた。
緊急の出動要請だ。
このまま無視して布団で丸まっていたいが、そんな我儘はもちろんこの世の中には
通用しないと思う。
おきなきゃ、
今危険にさらされている人の苦しみに比べたら、こんなの、、、、
動かなきゃいけないのに、体がいうことを聞かない。
しんどい、
もしかしたら、
そんな野望を胸に、俺はエンデヴァーさんに電話をかけた。
『なんだ、今忙しいんだ、お前も早く来い』
「あの、そのことなんですけど、、」
俺は馬鹿正直に、今の状況を伝えた。
もう伝えた後だが、今更後悔をした。
こんなの、ただの甘え、、、
『、、、そうか。安静にしておけよ』
ピッ
「え、ちょ、、、、」
状況があんま理解できとらん、、、
休んでいい、ってこと、、、?
やっとそう理解すると、「はぁっ、、、、」と一気に体の力が抜けた。
エンデヴァーさん、あんなこと言うんだな、、、、
そんなことを考えながら、重たい体を動かして、遥くんに電話をかけた。
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電話を繋げてくれているから、常に遥くんの声が聞こえる。
それだけで、なぜか安心した。
しばらくすると、熱が上がっているのか、、寒気が増した。
それからどんどん増してゆく体の怠さと寒気と、そして頭の痛み。
いたい、さむい、しんどい、、やだ、はるくん、、、
『ホークスさん?なんか食べれそうなものありますか?ゼリーとか、、、』
ぁ、う、はる、くん、、
相当弱っているのか、生理的な涙があふれてくる。
『!?ホークスさんっ、、、!だいじょ、え、、、』
「っは、だいじょ、ぶ、げほ、っげほっげほ、、、、」
『す、すぐ行くんで、待っててください、、!』
待ってて、とは言ったが、遥くんは電話を繋いでいてくれるっぽい。
よかった、これで寂しくない、、、
って、なんでおれ、さみしいとかおもってんの、、、?
「はる、くん」
『、なんですかっ、、!?』
「あと、どんぐらいで、くる、?」
これはそろそろキャラ的にやばいかもしれん、が、本当に今は
何故か遥くんが異様に恋しかった。
『、、、、あと、10秒』
「え、」
それははやくないか、、、?
と思いつつも、しれっと10秒数えている自分がいた。
5、6、7、8、9、
ガチャッ
「ぁ、はるく、」
「っ、ホークス、さん、、、」
どたどたと入ってきた遥くんは、俺を見るなり泣きそうな顔をした。
「大丈夫、ですか、っ、」
きっと、俺があんな我儘言ったから、個性を使ったのだろう。
遥くんは息を切らしていた。
「、、、ごめん、なさい、おれが、わがままいった、せいで、」
「え、なにが、ですか、、、、??」
「、、、ぇ、?」
おこって、ない、、?
「ふぅ、、、、よし、ホークスさん、体調どんな感じですか?」
「ぁ、、えと、頭痛くて、寒い、です」
「う~ん、、、、じゃあゼリーかなぁ、、、、」
「、、、、ふっ、、」
両手にゼリーを持って睨めっこをしている遥くんが少し微笑ましくて、
笑ってしまう。
「ちょ、ちょっと、ホークスさんっ、、なに笑ってるんですかっ、、!」
「ご、ごめんって、、、なんか、かわいくて」
思ったことを正直に言うと、何故か遥くんは顔を赤くした。
「っ、、、それは、反則、、、、」
「ぇ、、?」
なんて、、、
「なっ、なんでもないです、、!ほら!ゼリー!食べてください!!」
「わ、わかったわかった、、、」
お皿に乗せられたゼリーを見て、少し胸のあたりに違和感を感じた。
なんか、気持ち悪、、、、
「ホークスさん?食べないんですか、?」
「あぁ、ごめんごめん、食べる、」
なんて気持ちには気のせいだと蓋をして、ゼリーを口に入れた。
「っ、、、、」
やっぱ、気のせいじゃなかった、、、?
さっきと同じような感覚が、胃に広がる。
どうしよ、行ったほうがいい、、、?
いや、だめ、
これ以上迷惑かけたらいけん、、、
嫌われたく、なか、、、、
「、、、、ホークスさん」
「っ、なに、」
「無理せんとってください。」


「え、、、、?」


「なんか、しんどいんですよね?無理して食べなくてもいいんですよ」
「え、や、そんなこと、、、」
正直、否定はできない。
気分が悪い。胃、らへんが、
「そんなこと、ありますよね、」

「今だけじゃない、最近、無理してますよね、仕事とか、たくさん受けて、、
だから体調崩したんですよね、、?」

「そんな、こと、、、」



『 頑張りすぎなんですよ、ホークスさんって。 』



「そんなこと、ない、」

頑張ってない、全然、

今日だって、、

「今日だって、はるくんに迷惑かけて、おれ、がんばれてないよ、いっつも、
めいわくばっか、かけて、、、っ、ぅ、」

気が付けば、俺は遥くんの腕の中にいた。

「ホークスさん、」


「迷惑なんて思ってませんし、ホークスさんは頑張ってます 知ってますか?
泣いてるってことは、頑張った証拠なんですって、!」


「大丈夫ですよ、」


「うぁ、う、、」

「泣きましょ?泣いていいんですよ、」

そのあと、遥くんの腕の中でひとしきり泣いた。

続くZE☆


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