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二次創作小説(新・総合)
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- 腹痛轟くんと、風邪かっちゃん #爆轟
- 日時: 2025/01/27 22:58
- 名前: 消兎‐syoto. (ID: De6Mh.A2)
昨日の夜、爆豪が熱を出した。
一日前…
「何度だ」
「ん″…」
「…39.5…」
体温計には、想像を絶する程の数字が表示されていた。
いつもよりもとろんとしている赤い瞳。「キツいな、」と呟きながら、
爆豪の頭に手を乗せる。
そのまま額に手を滑らせれば、汗で張り付いた髪と、尋常じゃない程の熱さを改めて実感した。
「冷えピタ、貼るぞ」
受け答えも出来ない様子の爆豪に、形だけの確認のつもりで言う。
「んぅ…つめて…」と呟く爆豪が、どうしようもなくかわいく見えた。
「これ、スポドリと薬。あと念の為袋。置いとくな」
実は一週間ほど前に、俺も熱を出した。
その時に爆豪が買ってきてくれたものが余っていたのだ。
もしかしたら、こういうことが起こるかもしれないことも見越して多めに買ってくれていたのかも
しれない。
流石爆豪だな、と感心しつつ、「なんかあったら呼べよ」と、爆豪の頭を撫でる。
その日はそのまま、自分の部屋で眠りについた。
目が覚めると、脳が完全に活性化しなくてもわかった。
腹の調子が明らかに悪い。
下腹部辺りがぐるぐると、激しく存在を主張している。
「っ、い″ッ…た…」
だが、なぜか便意を促す雰囲気はなかった。
つまり、理由も対処方法もわからない。ただただ痛いだけ、ということだ。
痛みに耐えながら、どうせなら出させてくれ、とただ切実に願っていた。
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