二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】ふわもこフォウと一緒に
- 日時: 2025/02/22 10:59
- 名前: きのこ (ID: ovLely7v)
カルデアの休憩室。
ソファに深く沈み込むように座り、藤丸立香は腕を伸ばして大きく伸びをした。
「ふぁぁ……。なんかこう、のんびりする時間って大事だよなぁ」
「フォウ!」
ソファの背もたれの上にちょこんと座っていたフォウが、飛び降りるように彼の膝の上へと滑り込んできた。
「お、フォウ。どうした?撫でてほしいのか?」
「フォウフォウ!」
その仕草があまりにも可愛かったので、立香は遠慮なくフォウの頭を撫でる。
ふわふわの毛並みは相変わらず心地よく、自然と指先が夢中になってしまう。
「……お前、ほんとにふわっふわだよなぁ。」
「マシュが毎日ブラッシングしてくれてるおかげか?」
「フォウ……」なぜか誇らしげな表情を見せるフォウ。
その様子に思わず吹き出しそうになったが、せっかく気分良さそうにしているのでそっとしておく。
「よしよし、今日もいい子だな。フォウはいつも俺の癒しだからなー」
「フォウ!」
そう言いながら、フォウは立香の指を甘噛みした。
「お、おい、やめろって。くすぐったい!」
「フォウフォウ!」
フォウはそのまま立香の腕の上をちょこちょこと移動し、袖口に顔を突っ込んだり、手の甲をペロッと舐めたりと、全力でじゃれついてくる。
「お前、遊びたいだけだろ!」
「フォーウ!」
無邪気に転がるフォウを見て、立香は観念したように苦笑した。
そして、フォウの腹をこちょこちょとくすぐる。
「どうだ、反撃だぞー!」
「フォフォフォフォウ!?」
くすぐったそうに体を丸めるフォウ。
だが、すぐに跳ね起きると、今度は立香の頬に鼻先をぐいぐい押し付けてくる。
「うわ、近い近い! 参った、降参だって!」
「フォウ♪」どうやら満足したらしい。
フォウはちょこんと立香の肩に乗り、気持ちよさそうに丸くなる。
「まったく……お前には敵わないよ」
立香は肩の上の小さな温もりを感じながら、静かに目を閉じた。
こうして、今日ものんびりしたひと時が過ぎていくのだった。