二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】カルデア池ポチャ事件
- 日時: 2025/02/23 16:48
- 名前: きのこ (ID: ovLely7v)
カルデアの食堂で平和な昼下がり。
立香、マシュ、ロマニの三人は、食事を終えた後にのんびり過ごしていた。
「ねえ、マシュ。ちょっと池のあたり散歩しない?」
立香がそんなことを言い出したのは、完全に気まぐれだった。
「池ですか? 先輩、昨日もそこに落ちかけてましたよね……」
「落ちかけてないよ! ちょっとバランス崩しただけ!」
「それを『落ちかけた』って言うんですよ、先輩」
マシュの鋭いツッコミを受けつつも、立香は元気よく庭へ向かう。
だが、このあと予想通りの展開が待っていた。
ドボーン!!
「ひゃっ!!??」
「せ、先輩!!?」
――池に転落。思い切り。
「うわぁぁ…冷たっ!? し、しかも……パンツまで濡れちゃった…!」
びしょ濡れの立香が池の中から顔を出し、呆然とするマシュを見上げる。
「せ、先輩っ! い、今なんて……!?」
「パンツまで濡れちゃった…!」
マシュの顔がみるみる真っ赤になっていく。
「せ、先輩!! そんな……そんなことを大声で……!!///」
「いやいや、だって事実じゃん!? こんなに冷たいし、もう服全部びっしょびしょで……」
「こ、声のボリュームを落としてください!! その……“その部分”の情報は、私の脳に過剰にインプットされてしまいます!!」
「えぇ……マシュ、そんな照れるようなことかなぁ?」
「先輩は無自覚すぎます!!」
マシュが耳まで真っ赤にしてわたわたしていると、そこにやってきたのがロマニだった。
「どうしたのさ、マシュ。そんなに顔を赤くして……って、立香ちゃん!? なんで池の中にいるの!?」
「ちょっと足滑らせちゃってさ……。パンツまで濡れちゃったんだよね」
「何回言うの!?!?!?」
「えっ……いや、そりゃ濡れるでしょ!??」
「ま、まあ、確かにそうだよね……でも、うん、その……ちょっと刺激が強いかなぁ……」
ロマニが苦笑しながら視線を逸らす。
「えぇ……Dr.ロマンまで? いやいや、別に恥ずかしいこと言ったわけじゃなくない!? だって事実だよ!??」
「いや、わかるんだけどさ……!! でも……!! なんていうか……!!」
「言葉のチョイスがね!!」
マシュとロマニが必死に目をそらす中、当の立香は「なんで!?」と混乱気味。
「……もしかして、これって私の純粋さが試されてるの?」
「違います!!!!!!!」
こうして、またひとつ、カルデアに伝説が生まれた――。