二次創作小説(新・総合)

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【fgo二次創作】幸運に愛された円卓の三人
日時: 2025/03/02 10:58
名前: きのこ (ID: UrWetJ/L)


ある日のカルデア、円卓の騎士たちはそれぞれにとって少しだけ幸運な出来事に恵まれていた。

朝、食堂を訪れたアルトリアは、試作品の試食を頼まれることになった。

「よろしいのですか?」と尋ねつつも、彼女は興味深そうに皿を覗き込む。

「もちろん!ぜひ感想を聞かせてください」とシェフが笑顔で勧める。

慎重にひと口味わうと、その絶妙な風味に思わず目を細めた。

「これは……とても美味しいですね。改良の余地はありますが、完成に近いです。」

嬉しそうなシェフを見て、アルトリアの心も温かくなる。

その後、お茶を飲んでいると茶柱が立つのを見つけた。

「……これは縁起が良いですね。」と呟き、静かに微笑む。

さらに、立香に会った際、何気ない会話の流れで褒められる場面があった。

「アルトリアってやっぱりすごいなあ、いつも頼りになるし。」

「……ありがとうございます。」と少し頬を赤らめながら返す。

午後には沖田総司と出会い、彼女が持っていた団子を少し分けてもらう。

「これ、美味しいですね。」

「でしょ? さすが団子屋の名店のものです!」

その日の終わり、アルトリアはベディヴィエール、トリスタンと共に会話を楽しむ。

何気ない話題で盛り上がりながら、彼女は穏やかな時間を噛み締めた。

ベディヴィエールは…

朝、訓練の後で外を見上げると、綺麗な虹が空にかかっていた。

「……美しいですね。」

久しぶりに見るその光景に、自然と微笑みが浮かぶ。

その後、アルトリアからさりげなく褒められる場面があった。

「最近の鍛錬の成果が見えますね、ベディヴィエール。」

「王がそう言ってくださるとは……光栄です。」

その言葉だけで、心が温かくなるのを感じた。

さらに、ふとした瞬間、アルトリアが柔らかく微笑んでいるのを目にする。

それは彼女にとっては何気ない表情かもしれないが、ベディヴィエールにとっては尊敬する主が見せる貴重な一面だった。

夕方、アルトリアとトリスタンと共に話をして、穏やかなひと時を過ごす。

「今日は、何だか良い日ですね。」と小さく呟きながら、彼は静かに幸福を噛み締めていた。

もう一人……

朝、ひとりで弾き語りの練習をしていると、いつになく調子が良い。

「……今日は、指の動きが冴えていますね。」

自然とメロディが流れ、音が心地よく響く。

昼にふと時計を見ると、そこには11:11のゾロ目が。

「おや、これは縁起が良い。」

偶然にしても、なんとなく気持ちの良い出来事だった。

そして夕方、アルトリアとベディヴィエールと共に会話を楽しんだ。

「最近、カルデアでの生活にも慣れてきたようですね。」

「ええ。おかげさまで。」

他愛もない話をしているだけなのに、自然と笑顔になる。

「こういう時間も、なかなか悪くないですね。」

こうして、円卓の騎士たちの小さな幸運の一日が、穏やかに過ぎていった。