二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【fgo二次創作】藤丸立香の恋愛フラグ乱立中!
日時: 2025/03/08 12:12
名前: きのこ (ID: DTTuuvtM)


カルデア、そこは大規模な研究施設。

ここには、様々なサーヴァントたちが集い、日々を過ごしている。

だが、何もかもが戦いのためだけの場所ではない。

時には、心温まる日常が広がっているのだ。

主人公、藤丸立香。

マスターとしての使命に追われながらも、優しさと誠実さでカルデアの仲間たちを支えている。

その顔立ちに似合わず、穏やかな性格と温かい心を持つ彼の周りには、彼に特別な感情を抱くサーヴァントたちが集まり、次第に彼の心を試すラブコメ劇が展開されていく。

「先輩、これ……食べますか?」

紫色の瞳を覗かせ、恥ずかしそうに差し出された弁当箱。

それは、戦闘後の疲れを癒す、マシュが手作りしたものだった。

「え、ありがとう!でも、マシュ、これって全部作ったの?」

立香は嬉しさを隠せずに、弁当を受け取る。

「はい、少しだけですが、先輩に食べてもらいたくて」

照れ隠しのように頬を染めるマシュの姿に、立香はドキリとする。

何気ない会話の中に、彼女の想いが溢れているのを感じていた。

「マシュ、ありがとう……とっても美味しそうだよ」

「本当ですか?よかったです、先輩……」

その後も、二人の関係は少しずつ近づいていくが、マシュの天然さと直球の言葉に立香はしばしば戸惑う。

だが、それが逆に魅力的だと気づく瞬間もあった。

「マスター、これからも私の指導を受ける覚悟はできていますか?」

アルトリアは真面目に立香に問いかける。

その眼差しには、ちょっとした威厳が漂っていた。

「もちろん、でも、あまり強く言わないでくれよ、アルトリア」

立香は苦笑しながら答える。

だが、どうしても彼女の目に逆らえず、つい彼女の言うことに従ってしまう自分に気づく。

ある日、訓練後にふと二人きりになったとき、アルトリアは少し照れた様子で言った。

「実は……立香、私も少しだけ、気を使っています。だから、これからも、少しだけでも頼ってくれると嬉しいです。」

立香は驚きながらも、その言葉の裏に秘められたアルトリアの優しさを感じ取る。

彼女もまた、ただの強い英雄ではなく、一人の女性として立香に心を開いているのだと、少しずつ気づき始める。

「マスター、今日は私と一緒に甘いものでも食べませんか?」

沖田総司は軽やかな声で誘ってくる。

彼女が大好きな金平糖や団子を手に持って、微笑みながら立香に差し出す。

「そうだね、総司と一緒なら甘いものも一層美味しく感じるよ」

立香は笑顔で答えるが、沖田はすぐに顔を赤らめ、照れ隠しで言った。

「そ、それはどうかな…でも、嬉しいですよ。マスターと過ごす時間、楽しいですから」

沖田の言葉に、立香は少し心が温かくなる。

この明るくてお調子者な少女も、実は少しだけ繊細な一面を持っていることを感じた。

だが、沖田は時折、その健康状態の悪さを見せることがある。

立香はそのたびに心配し、彼女を支えようとする自分に気づく。

「マスター、これはあなたのために用意したものだわ」

エレシュキガルが、少し不機嫌そうに立香に手渡したのは、見たこともないような不思議な品物だった。

それは冥界の花が咲く石のようなもので、微かに光っている。

「ありがとう、でも……どうして?」

立香は驚きながらも、その贈り物を受け取る。

「べ、別にあなたが好きだからというわけではないのだわ。これで少しでも、あのイシュタルのことを忘れられたらと思って…!」

エレシュキガルは冷たく言い放つが、立香はその目に少しだけ寂しさを感じ取る。

「エレシュキガルも、もっと素直になったほうがいいよ」

立香は優しく微笑みながら言った。

エレシュキガルは少し驚いた顔をした後、ふっとため息をつく。

「…仕方ないのだわ、どうしてもそう言うのなら…」

その微妙な距離感が、立香の心をますます引き寄せるのだった。

四人のヒロインとの、ドキドキ・ハラハラのラブコメディ。

カルデアでの生活が、少しずつ立香にとってかけがえのないものに変わっていく。

そして、彼は果たして、誰を選ぶのか──?