二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】FGO 大忘年会2025年
- 日時: 2025/03/09 13:54
- 名前: きのこ (ID: /.YWlUQc)
カルデアの研究施設内、今日もまた一大イベントが開催されることになった。
年末の忙しさの中、藤丸立香とその仲間たちは、心から楽しむことができる唯一のひとときを迎える準備をしていた。
タイトル通り、それは“2025年大忘年会”だ。
「さて、みんな、準備はいい?」
立香が元気よく声を上げる。
瞳が輝き、髪が動くたびに可愛らしく揺れる。
「うん!立香さん、楽しみにしてます!」とマシュがにっこりと答えた。
彼女はいつも通り真面目な面持ちだが、忘年会ということで少しテンションが上がっている様子だった。
「僕も楽しみだね、立香ちゃん。せっかくの忘年会だし、みんなで盛り上がろう!」と、いつも忙しそうにしているロマニが、仕事を一時的に放り出して一緒に参加する意気込みを見せる。
「今日は絶対にストレス発散だね!」
立香は嬉しそうに頷き、みんなの気持ちが高揚する中で忘年会が始まった。
会場は、カルデアの食堂を改装した特別な空間。
テーブルには豪華な料理がずらりと並び、ワイングラスが煌めいている。
その中でも目を引くのは、魔術で浮かせた大きなクリスマスツリー。
外は寒いが、会場の中は温かく、笑い声が響いていた。
「でも、モルガン、大丈夫かな?」
立香が心配そうに目を向ける。
モルガンは冷徹な性格を持つ上、他者との関わりを避けがちだが今日は特別だ。
モルガンは、冷静に着席していた。
「問題ありません。」とひと言だけ、口を開ける。
彼女の眼差しは冷たく、他者との親密さを避ける態度を見せていたが、何かしら内心では楽しみにしているようにも見えた。
「宴の後、何かしらの策略を考えていなければいいのですが。」
彼女の言葉には一抹の不安が込められている。
「モルガンさん、今日は特別だってば!」
立香が元気よく声をかける。
「たまにはみんなで楽しもうよ!」
「…仕方ありませんね。」
モルガンは不本意そうに肩をすくめながら、嬉しそうにグラスを手に取る。
一方、エルキドゥはいつもの穏やかな笑みを浮かべ、優雅に食事をとっている。
「素晴らしい料理ですね。こんなに多くのものを一度に食べられるなんて。」
彼の言葉には、全てを尊重し、大切にする気持ちが表れている。
「エルキドゥ、君はいつも穏やかだね。」
ロマニが彼に声をかけ、ニコリと笑う。
「でも今日は、ちょっと騒いでみてよ。いい思い出になるかもしれないから!」
「ふふ、分かりました。」
エルキドゥは軽く頷き、グラスを手に取ると、静かにみんなと一緒に乾杯する。
その後、宴は最高潮に達した。
みんなが笑い、語り合い、時には冗談を言い合う。
立香が積極的に周りのサーヴァントたちを楽しませる中で、ふと、ロマニが立香に向かって言った。
「立香ちゃん、今年も色々あったけど、君がいてくれて本当に助かったよ。来年も一緒に頑張ろうね。」
ロマニの言葉に、立香は少し照れながらも笑顔で答える。
「ありがとう、Dr.ロマン!みんながいてくれるから、私は何とかやっていけるんだよ!」
その瞬間、エルキドゥが静かに一歩前に出て、しんとした声で言った。
「マスター、君はきっと素晴らしい未来を切り拓いていくのだろう。だが、決して無理をしないで欲しい。僕たちも、君の力になるから。」
その言葉に、立香は一瞬言葉を失ったが、すぐに明るく返した。
「ありがとう、エルキドゥ!みんながいれば、私は怖くない!」
皆がその言葉を受けて、再び乾杯の音が響き渡った。
忘年会の夜は更け、心温まる時間が過ぎていく。
これが、カルデアの仲間たちとの大忘年会、2025年の一夜の物語だった。