二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【fgo二次創作】キミの隣はボクの特等席!
日時: 2025/03/09 14:43
名前: きのこ (ID: /.YWlUQc)


「ねえ、藤丸くん。今日はボクと一緒に遊ぼうよ!」

朝のカルデア。

藤丸立香はいつものように食堂で朝食をとっていた。

彼の向かいには、いつものようにエネルギッシュなアストルフォが座っていた。

ピンク色のふわふわの髪をゆらしながら、彼は無邪気に笑っている。

「遊ぶって、具体的に何するんだ?」

「んーっとね、例えば……ボクと手をつないでお散歩したり、お昼寝したり、一緒にお風呂入ったり?」

「最後のはアウトだよね!?」

立香は思わずツッコミを入れたが、アストルフォはにこにこ笑っている。

悪びれる様子はまるでない。

「えー? だってボクたち、仲良しだよね?」

「仲良しでも普通一緒に入らないから!」

彼の無邪気な言葉に、立香は軽くため息をついた。

しかし、アストルフォの甘えたような表情を見ていると、どうにも否定しづらい。

「ねえ、ねえ、マスター?」

「……なんだい?」

「ボクね、最近ちょっと寂しいんだよ。もっとマスターと一緒にいたいなあ」

アストルフォは頬に指を当てながら、上目遣いで藤丸を見つめる。

その姿が妙に可愛らしく、立香は思わず目を逸らした。

「……うっ、そんな顔されると断りづらい……」

「でしょ!?だから今日は一日ボクと一緒に過ごすって決定ね!」

「え、ええ!?ちょっと待っ——」

気づけば藤丸の腕にアストルフォがしがみついていた。

細い腕に、思ったよりもしっかりとした力が込められている。

「さあ、出発だよマスター!ボクの可愛さ、たっぷり堪能させてあげるからね!」

「ええええええ……!?」

こうして、藤丸の平凡な一日は、アストルフォのあざと可愛い誘惑によってあっという間に崩壊していくのだった——。