二次創作小説(新・総合)

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【fgo二次創作】沖田さん、褒められて有頂天!
日時: 2025/03/09 14:56
名前: きのこ (ID: /.YWlUQc)


夏の日差しが降り注ぐカルデアの特設プール。

青空の下、活気に満ちた水しぶきが上がる中、藤丸立香は意気揚々とビーチサイドを歩いていた。

「うーん、やっぱり水着はテンション上がるよね!」

彼女の姿は、真新しい水着に身を包んだ堂々たるものだった。

髪をポニーテールにまとめ、元気いっぱいの笑顔を浮かべている。

そんな彼女に視線を向ける者は多く、サーヴァントたちの間でも「マスター、なかなか似合っているな」などと評判だった。

その声の一つに、ひときわ明るい調子のものがあった。

「おおー、マスター!とてもお似合いですよ!素晴らしいです!」

ぱちぱちと小さく拍手しながら近づいてきたのは、新選組一番隊隊長

――沖田総司だった。

白銀の髪を揺らしながら、彼女もまた水着姿で颯爽と登場した。

沖田の水着は純白のフリルがあしらわれたビキニで、儚げな彼女の雰囲気とは裏腹に、なかなかの攻撃力を誇るスタイルを存分に引き立てていた。

周囲の男性サーヴァントもちらちらと視線を送っているが、本人はまるで気にする様子もない。

「えへへ、総司もすごく可愛いじゃん!」

藤丸は沖田の姿を見て目を輝かせた。

すると、沖田はぱっと顔を明るくして、得意げに胸を張る。

「ふふん、そうでしょうそうでしょう?マスター、もっと褒めてくれてもいいんですよ?」

「うんうん、スタイルもいいし、白い水着がすごく似合ってる!爽やかで上品な感じ!」

「むむっ、これは嬉しいですねぇ。マスターは分かっていますね!」

珍しく調子に乗った沖田は、腕を組みながらどこか誇らしげな様子を見せた。

そして、ふと周囲を見渡し、周りの反応を確認するようににやりと笑う。

「さてさて、ここまでマスターに褒められたからには、沖田さんも一肌脱ぐしかありませんね!」

そう言うが早いか、沖田は水中へと飛び込んだ。

水面が大きく弾け、彼女の白い髪がしっとりと水に濡れる。

「……ぷはっ!どうです、マスター!水泳もなかなかのものでしょう?」

「おおー!総司、やるじゃん!」

藤丸が歓声を上げると、沖田はさらに調子を上げ、ぐっと拳を握りしめた。

「ええ、こうなったら、次はスイカ割りでもしましょうか!それともビーチバレー?マスター、沖田さんは今日こそは全力で勝負しますよ!」

「いいね!じゃあ、ビーチバレーで勝負しよっか!」

「望むところです!」

こうして、水着姿の沖田総司は、藤丸立香の褒め言葉を糧に、夏の浜辺で全力を尽くすのだった。だが――

「……げほっ、げほっ、しまった……はしゃぎすぎました……!」

数試合後、砂浜に倒れ込む沖田の姿があった。

「だから無理しちゃダメだってば!」

藤丸の苦笑混じりの声が、夏の空に響いたのだった。