二次創作小説(新・総合)
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- 【fgo二次創作】英霊たちの輝きをスクリーンで
- 日時: 2025/03/09 18:10
- 名前: きのこ (ID: /.YWlUQc)
「――では、上映開始ですね、先輩!」
「うん、楽しみだね」
「わ、私の出番はどれくらいあるのかしら……!」
劇場内の席に座り、映画が始まるのを待つ藤丸立香、マシュ・キリエライト、そしてエリザベート・バートリー。
――映画が進むにつれて
映画の序盤、キャメロットのシーンが映ると、マシュはスクリーンに釘付けになる。
「……先輩、私、ちゃんと戦えていましたね」
「当たり前だよ、マシュはいつも全力で戦ってるんだから」
「う、うん……ありがとうございます!」
一方、エリザベートはというと――
「ちょっと!? 私の出番、まだ!?」
「まあまあ、落ち着いて。ストーリーの流れがあるからね」
「わかってるけど!アイドルがステージに立つ瞬間を待つ気分よ!」
――映画が中盤に差し掛かると
カルデアのサーヴァントたちが奮闘する場面が続き、立香は真剣な表情でスクリーンを見つめる。
「……やっぱり、どの戦いも、あの時と同じくらい厳しい」
「でも、先輩は最後まで諦めなかった。だからみんながついてきたんです」
マシュの言葉に、立香は小さく微笑んだ。
「そうだね。どんな絶望的な状況でも、みんながいたから――」
――クライマックス
映画が終盤に差し掛かると、感動的なシーンが続く。
エリザベートもさすがに黙ってスクリーンを見つめていた。
「……っ」
普段は明るく騒がしい彼女も、何かを感じ取ったのか、目を細めている。
「みんな、本当にすごい……アイドルとしても、こういう仲間を作るのが大事なのかもしれないわね……」
――エンディングロールが流れ、映画が終わると
「はぁ……すごかった……!」
「ですね……改めて、私たちが戦ってきたことを実感しました……」
「うぅ~、私ももっと活躍したい!次の映画では、私のソロライブシーンがあってもいいんじゃない?」
「そんなシーンあったっけ?」
「そこは演出よ!私のステージがあれば、映画はもっと華やかになったはず!」
「まあまあ、エリちゃんは別のイベントで活躍してるじゃん」
「うぅ~、そうだけど!でもでも、やっぱり私はトップアイドルを目指してるんだから、次はもっと前に出るわよ!」
「うん、その時は全力で応援するよ」
「ほんと!?じゃあマスターは専属ファン第一号ね!」
「……え、それって強制?」
「当たり前じゃない!」
そう言いながら、エリザベートは満足げに胸を張る。
こうして、映画館での時間は終わり、三人はそれぞれの思いを胸に劇場を後にしたのだった。