SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

君へ。 ( No.10 )

日時: 2015/11/02 20:48
名前: のれり

『好き』なんてコトバじゃ足りなくて

『愛してる』なんてコトバじゃ重すぎて

『大好き』なんてコトバも、なんだか違う気がして。


ああでもない、こうでもないと考えてるうちに、
何故か時間だけがどんどん過ぎるの。
私を置いて。


君に言えたら、どんなに楽かな?

君に伝えられたら、どんなに苦しくないだろう。


『好きだよ』って。『愛してるよ』って。『大好き』。なんて言葉を並べて、無理矢理にでも気持ちを伝えたら……


君は、少しは私を気にしてくれるようになるかな?

意識してくれるようになるかな?


君の笑顔を見るたびに、嬉しくなって

君のことを想うたびに、苦しくなって

君に話しかけられるたびに、舞い上がって

君をただ見つめるたびに、虚しくなる


いつか、君に伝えるよ

私の、君への想いのすべてを。

だから、待っていてください。

どうか_____…。









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