SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

私は生きる 〜主治医との約束〜 ( No.48 )

日時: 2015/11/22 18:25
名前: 水紀

私は生きますよ、貴方が死なない限り…。

貴方は言った、「俺は心臓が悪くて長く生きられない」

その言葉は、私の気持ちを大きく揺らした…。

貴方は泣きながら「別れよう」と言った

私は「嫌だ」と言いかけた、でもやめたんだ

(このまま別れた方が都合が良いから)

その日私は大事な話を聞くために、話すために、病院へ行った

その日私はお医者さんに、余命の話≠され

お医者さんへ、自分の意思≠示した

そしてお医者さんと、ある約束≠した

それから私は貴方から呼び出しをうけた 

貴方は嬉しそうに言った「ドナーが見つかったんだ、手術が成功したらまた、付き合ってくれないか?」と…

私は泣いて喜び「うん。」と答えた…

そして、貴方の手術の日、私は貴方の一部になった…

貴方はこの事実に悲しむんだろう、でもね

貴方は優しい人だから、私の分も生きてくれるって思ってるよ…

いや、この表現は少し間違っているね…だって、



  私は貴方の一部になって、これからも生きていくのだから…
  

 
      

 

      








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